北の(来たの?)獣医師

北海道十勝地方で牛馬を相手に働く獣医師の最近考えていることを、 散文、韻文、漢詩 でつづったものです。

雪しまく夜の往診

前回の夜間当番の日は、

日本列島を低気圧が通過して、

北日本ばかりではなく、

東日本や西日本まで、

まんべんなく雪が降った日だった。

十勝地方は夕方から雪が降り始め、

夜になってその雪が、

だんだんと本格的に降り始めた。

当直で事務所に泊まっていた私は

今日の往診はもう無いかな・・・

と、たかをくくっていた。

大きな低気圧が通過するときの

緊急往診の傾向として

何となく感じているのは 

天気これから悪くなり始める頃は

緊急往診の依頼が多いが

天気がいよいよ悪くなった最中には

緊急往診の依頼はぱたりと止んで

落ち着いてくるものだ ・・・

ということを

長年の経験から感じていた。

そこで、勝手に

今夜はもう往診はないだろう・・・

と、たかをくくっていたら

夜の10時近くに電話が鳴った。

酪農家の◎さんの牛の産後起立不能だった。

私の長年の経験など

全くあてにならず・・・(笑)

私は雪の激しく降っている夜道を約18キロ

診療車で◎さん宅へと向かった。

IMG_2323雪が激しくフロントガラスに迫り

視界が不良だった。

風はないので

地吹雪のようなホアイトアウトこそないものの

視界はずっと不良だった。

IMG_2321今どの辺りを走っているかは

長年同じ所を何度も走っている経験から

だいたい判るのだが

曲がらなければならない十字路が

いつ、目の前に現れるか

IMG_2319だんだんと不安になってくる。

またたどり着くまでに

積もる雪の深さが増して

深い雪でハンドルを取られて

途中で立ち往生してしまうのではないか

IMG_2311という不安も出てきた。

それでも何とか

長年の勘を頼りに

◎さんの牛舎の前まで

迷わず立ち往生もせずに

IMG_2308たどり着いた時は

正直ホッとした。

目的の牛には

産後の低カルシウム血症を中心の

ありふれた診療内容をこなし

IMG_2309また同じ道を約18キロ

往路にできた自分の車の

ワダチをたどるように

復路を運転した。

降る雪の勢いは

IMG_2313幸いにも

少し落ち着いていた。

対向車は

1台も来なかった。



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ばんえいヒロインズカップ

昨日は飲み友達のH田さん達と、

ばんえい競馬へ。

IMG_2290メインレースは4才以上の牝馬の重賞G2、

第28回ヒロインズカップだった。 

その前の第9レースは、

競馬場に着いたばかりで、

ロクな予想もせず、

結果全く当たらなかったが、

IMG_2292次の第10レース、

メインレースくらいはちゃんと予想してみようと、

競馬ブックを買い、

しばし紙面とにらめっこをした。

このヒロインズカップというレースは、

荷物(引く橇の重量)は別定(夫々のハンデを定めた)戦だ。

過去の成績を見ると、

前走のレベルの高いレース(山羊座特別・オープン)に出た馬が3頭出場している。

.▲▲皀鵐疋札屮鵝

Εサラキク

┘札ぅ魁璽イン

この3頭の引く橇の重さはそれ以外の馬よりも重く

どうやら実力はこの3頭が抜けていることがわかる。

特にΕサラキクは荷物が790キロのトップハンデである。

この馬は1週間前の前走で1番人気だったにもかかわらず

第二障害でもたついて8着に敗れているのだが

負けた相手が力のある牡馬だったことを考えると

そこで1番人気だったというのだから

この牝馬は相当の実力を持っていると考えられる。

今回は重賞の牝馬限定戦だから

ここに勝負をかけていることは間違いがない

ということで軸にする馬はΕサラキクに決定。

相手(2着馬)はおそらく

同じ前走に出ていた.▲▲皀鵐疋札屮鵑鉢┘札ぅ魁璽インだろう

が、それ以外の穴馬も少し買っておきたい。

フェアリードールは豊頃町のKさんの生産馬で

その父親のサンデーブライアンは

幕別町のM畜産で長年種馬をしていて愛着がある馬だ。

ゥ劵ルナナヒメは音更町のKさんの生産馬で

重賞初制覇のかかっている谷厩舎の馬で、応援したい馬だ。

目を皿にしてさらに新聞を読んでゆくと

厩舎のコメントや馬の過去の成績が書いてあり

ゥ劵ルナナヒメはまだ若くて今回は勝ち目がなさそうに見えてきた。

そこで今回の穴馬にはフェアリードール1頭とすることにして

IMG_2293買った馬券は写真のごとく

Δら ↓、─△慘し

それぞれ連勝複式とワイドを200円ずつ6通りで計1200円を購入。

馬券を買い終わってから

売店でお酒をコップ一杯買ってグイッと飲み干し

いざ、寒風吹き荒ぶ屋外に出て

第二障害付近に立って馬達がやってくるのを待った。

スタートの合図とともに馬達が白い息を吐きながら近付いてきた。

第一障害を乗り越えて

第二障害の手前付近に来て

それぞれが力を溜めて何度も停止しながら

力勝負の第二障害越えが始まった。

IMG_2294もっとも気合の入る瞬間だ。

頭一つ飛び出して

真っ先に障害を超えたのはΕサラキクだった。

そして、次に障害を超えたのは

IMG_2295なんと、フェアリードール!

もしも、このままゴールまで行けば

私の買ったーΔ老蠻老瑤砲覆蟾眷枦が期待できる。

思わず拳に力が入った。

残りの馬達が次々と障害を乗り越えて来た。

乗り越えた後は直線コースの持久力勝負になる。

観戦している人たちは

直線勝負に入った馬達に声を掛けながら

ぞろぞろと馬を追いかけて歩いてゆく。

気合を掛ける人達の大声が夜空に響く。

Εサラキクは後続を引き離して圧勝の勢いだ。

しかしフェアリードールの足が遅い・・・

その向こう側で.▲▲皀鵐疋札屮鵑あっさりかわして2番手に上がった。

そして手前の8コースから┘札ぅ魁璽インが猛然とやって来て3番手に。

IMG_2296そのまま3頭はゴールラインを割った。

着順はΑ辞 辞─ΑΑ

穴馬にしたは来なかったが

それ以外は大方

私の予想は当たっていたようだ。

IMG_2297馬券のほうは・・・

連勝複式 辞Δ

ワイド 辞Α↓Α辞┐的中した♪

私は当り馬券を握りしめ

H田さん達に的中したことを自慢して

そそくさと払い戻しコーナーへゆき

どれだけの配当金になるのか

胸を膨らませて

当たり馬券を機械へ挿入した。

チャリン・・・

出て来たのは紙幣ではなく硬貨だけだった。

連複ーΔ3.8倍で、配当は740円

ワイドは 辞Δ1.8倍、Α辞┐2.7倍で

それぞれ360円、540円

合計で1640円。

馬券代が1200円だったから

差し引き440円のプラス。

低倍率のガチガチの本命馬券だった。

このレースは、じつは

多くの人が勝ち馬を予想できる

とても簡単な鉄板レースだったようだ(笑)


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牛が欲しがる寒の水

今年の二十四節気(にじゅうしせっき)の、

「小寒」が1月5日だったので、

その日から「寒の入り」となり、

「大寒」が1月20日、

すなわち今日からが、

1年のうちで最も寒くなり、

その寒さが2月3日の「立春」まで続き、

「寒の明け」を迎えることになる。

厳しい寒さの中で

春が最も待ち遠しく感じられる

「待春(たいしゅん)」の頃でもある。

この時期に

野外で仕事をする人々の代表として

私が筆頭として挙げたいのは

都市部では「ガソリンスタンド」であり

農村部ではやはり「畜産農家」である。

この2つの仕事は

どんなに寒い日であろうとも

室内だけで仕事を済ますことができない。

ガッツリと防寒服を着込んで

白い息を長々と吐きながら仕事をしている姿には

本当に頭が下がる。

特に、私の仕事相手の畜産農家さんは

身近な人たちなので

お寒い中、お仕事ご苦労様、と何度も言いたくなる。

そして、その畜産農家さん達の働く場所には

人よりももっと大きな白い息を吐く牛や馬たちがいる。

彼らにもご苦労様というほかはない。

その中でも特にご苦労様なのは、

毎日毎日乳を搾られながら働く乳牛である。

私には、寒中の乳牛こそ

最も尊敬に値する姿に見えてくる。

彼らは毎日毎日何十キロもの乳を搾られる。

乳汁の9割以上は水分である。

彼らはその水分を補給するために

泌乳量の何倍もの水を飲まなければならない。

何十頭何百頭の乳牛が

IMG_22781日に飲む水の量は相当なものだ。

それは夏でも冬でも変わらない。

しかし極寒の低温の中では

水は千切れるほど冷たくなり

凍結してしまうことも頻繁に起こる。

ぬるま湯にすると牛の飲水量が増し

泌乳量も増加するといわれるが

BlogPaint厳しい寒さの中で

常にぬるま湯を給与することは

至難の技である。

ぬるま湯どころか冷たい水さえも

凍ってしまえば

牛たちは飲むことができなくなり

BlogPaint一気に体調を崩し

泌乳量は激減する。

北海道の酪農家をはじめ

畜産農家の方々には

とてもたいへんな作業だとは思うが

どうか牛たちの飲む水には

細心の注意を払って頂いて

飲水量の落ちないよう

万全の注意を持って

対処して頂きたいと思う。


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故郷の初富士

1月13日から休みをいただいて、

ふるさと静岡へ行ってきた。

その目的の一つは、 

俳句誌「桑海」の須藤常央・副主宰の、

C5F89EC4-4B4D-4E6B-8046-E0E47C9F1F7B写生文集「虚子探訪」と、

同誌句友・堀谷詠子さんの、

句集「露草」の、

2つの本の出版記念句会に出席するため。 

もう一つの目的は、

まだなんとか2人で生活している、

後期高齢者後半の両親の、

顔を見てくる事だった。

帰省している間中

幸いなことに

天気がとても良かった。

静岡の天気が良いということは

すなわち富士山がよく見えるということである。

EAFB36EF-7FAF-4F94-9F95-1FF8AC3736BB1枚目の富士の写真は

1月14日の朝

静岡へ向かう新幹線の車窓の

小田原より手前の平塚付近からの富士。

まだ朝日の赤い色がほんのりと付いている。

2枚目の富士は

68CB3B6D-8743-40BB-87B3-FE6597952A58その新幹線が丹那トンネルを抜けて

三島の駅を過ぎたあたりの富士。

三島からの富士は

宝永山が正面に向き

富士のお腹の真ん中に

大きな丸い模様があるのが特徴だ。

827461C7-F2D8-4649-8D31-16A0A6AF984D3枚目の富士は

さらに進んで

富士市から見上げた富士。

新幹線の窓から見ると

このあたりの富士が最も美しいので

車内のあちこちで

携帯のシャッターを切る音がしていた。

IMG_22804枚目の富士は

翌日1月15日に

静岡県庁の21階の展望室からの富士。

静岡からの富士は裾野が最も広がって見え

宝永山は右横にちょこんと突出している。

両親を連れてこの景色をしばし楽しんだ。

5枚目の写真は

IMG_2281左から富士

愛鷹山(あしたかやま)

箱根の山

と見えている景。

5枚目の写真は

静岡市からさらに西の

焼津市へドライブして

IMG_2289石津浜公園からの富士。

焼津港を左手前に見て

富士と愛鷹山の間には

日本平の丘陵が横たわっている。

天気が良いと

静岡近郊には

富士山を中心とする良い景色を

楽しむ場所が沢山ある。

出版記念句会に投句した句も

そんな富士山にちなんだ句となり

評価もそこそこだった。

FC10AED9-043D-408B-857D-D2D0DF3A0D0C 

 初富士の横顔もまた美しく   豆作





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ツチノコの正体はコレだ!(新説)

ツチノコといえば、

ヒバゴンやクッシーと並んで、

日本の謎の3大珍獣の1つであり、

まだ誰も、

その正体を暴いたことがないという、

摩訶不思議な、

伝説的な、

動物である。 

これだけスマホが普及している現代人でさえ

その正体を

画像に捕えることができないのだから

これはまさに

珍獣中の珍獣である。

あまりにも珍らしく

目撃者もごく少数に限られているので

近頃は

その存在自体を

疑問視する人も多くなっているようだ。

しかし

先日

なんと

私は

そのツチノコの正体を

自分の携帯で

写真に捕えることができた!

その日時は

平成30年1月9日午後12時10分頃。

その場所は

北海道中川郡幕別町S地区の♭牧場

追加の仕事で呼ばれて

IMG_2268駆けつけた

育成牛舎。

未経産の牛の

産道から

頭が出かかっていたので

その部分を従業員2人と一緒に

IMG_2266引っ張り出した

出てきたものがこれ。

いったいなんだろう?

これは

流産胎児であるが

まるで

ツチノコ!?

IMG_2267生きているかと思ったが

残念ながら

すでに死亡しており

鼻の曲がるような

悪臭を放つ

気腫胎だった。


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黒毛和種の第四胃変位

先日助手をした手術は、

黒毛和種の4ヶ月齢の、

第四胃左方変位(いわゆるヨンペン)の手術だった。

IMG_2276四変(ヨンペン)の手術といえば、

ホルスタインの搾乳牛が圧倒的に多く、

その中でも特に、

産後数ヶ月以内に頻発する、

というのが、

我々十勝の獣医師たちの常識であり、

おそらく誰も異論を挟まないだろうと思われる。

四胃変位の主な原因の1つとして

IMG_2274産後の乳牛の泌乳量を

できるだけ速く生産レベルまで引き上げるために

カロリーの高い飼料を急激に増給することが挙げられる。

その結果

搾乳牛の胃がその要求に応えることができず

胃に大きなストレスがかかり

胃内のガスを処理しきれなくなり

第四胃の変位を引き起こす。

IMG_2273この発病機序は

ホルスタインの搾乳牛の典型的なパターンである。

我々十勝の酪農地帯では

その発病パターンで引き起こされる

搾乳牛の

産後の

第四胃変位がほとんどなのだが

たまには

産後とは関係のない泌乳期に起こる四変もあるし

搾乳をしていない育成牛や乾乳牛に起こる場合もある。

そういうパターンでは

産後以外に胃が弱るような要因がある。

その最たるものが

肢の痛みであろう。

また過密飼いのような群のストレスも

関係しているようだ。

さらには

ホルスタインではなく

黒毛和種で

第四胃変位が起こる場合もある。

IMG_2272その中には

今回の症例のように

生後まだ4ヶ月ほどの黒毛和種が

第四胃変位になってしまうことも

稀にある。

稀にある、と言っても

我々十勝の獣医師が遭遇する頻度から

そう感じるだけのことである。

黒毛和種の多い地域

例えば九州地方の獣医師は

黒毛和種の第四胃変位に遭遇する機会は

きっと我々より多いに違いない。

黒毛和種の多い地方の獣医師の方々に

第四胃変位の発症パターンを

聞いてみたいと思う。

IMG_2271また

ホルスタインに比べて

黒毛和種の場合には

子牛にも多いように感じるのだが

どうなのだろう?


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ポパイ粥、おかゆ丼、おじや丼

芹(せり)薺(なずな)御形(ごぎょう)繁縷(はこべら)仏の座(ほとけのざ)

菘(すずな)蘿蔔(すずしろ)春の七草


、という歌でおなじみの春の七草。

菘(すずな)は蕪(かぶ)、

蘿蔔(すずしろ)は大根(だいこん)である。

芹(せり)は春の山菜、

薺(なずな)はぺんぺん草、

私がよく知っているのは以上の4つだ。

それ以外の、御形(ごぎょう)は母子草(ははこぐさ)とも言うそうで、

繁縷(はこべら)や仏の座(ほとけのざ)も歳時記には載っているが、

私は確と見たことがなく、

俳人としては勉強不足かもしれない。

ともあれ

1月7日は七種(ななくさ)を煮込んだお粥を食べる日である。

正月のご馳走に疲れた胃袋を癒し

松の内が明けて

体を通常に働かせるための食事として

七草粥が最適であるという

古人の知恵であろう。

尊重すべき風習だと思うので

私もそれに習って

お粥を作って食べた。

といっても七種粥ではなく

茹でたほうれん草を1品入れただけの

DA65FC4D-0115-4439-8740-68857E876862一種粥である。

ポパイ粥・・・

とでもいうべきか!?

実は最近

私は

お粥にハマっている。

正月も雑煮は早々に切り上げて

7日まで待ちきれずに

1月3日の初仕事の時からすでに

お粥を作って食べていた。

お粥の良いところは色々あるが

まずは消化の良さだろう

朝の胃袋に染み込んで

すばやくエネルギーに変わってゆく

その力の「みなぎり感」がすごいのだ。

さらに

お粥をお腹いっぱい食べても

水分が多いので

食べすぎるということがなく

胃にモタれないので

カロリーを摂りすぎることがない。

さらにお粥は

肉や魚よりも

野菜や漬物などとの相性が良いので

大変ヘルシーで

朝の食事にはもってこいである。

ただし

消化が早すぎて

お腹が空きやすいという面もある。

IMG_2260そこで

オススメなのが

おかゆ丼・・・

白いご飯にお粥をかけて食べるのだ。

えっ?

と思う方も多いだろう。

しかし実際にやってみると大変おいしい。

ポイントはお粥に濃い味付けをするところ。

IMG_2261白いご飯に

「味の付いた、とろみのあるもの」

をかけて食べるのは

おいしいものの定番である。

カレーライスや中華丼はもちろん

IMG_2262玉子丼やとろろご飯もそうだし

卵かけご飯や納豆をのせるも

そのバリエーションであり

かけるものがお粥になっただけのことである。

白いご飯にからむお粥が

とてもおいしい♪

「おかゆ」のところを

IMG_2265色々な味のついた

「おじや」にしても

もちろん良い。

おいしいですよ(笑)

実は

この、おかゆ丼、おじや丼、は

かつて、永六輔さんが

ラジオ番組で紹介していたものである。

私はその時

もちろん半信半疑だったのだが

試してみたら

とてもおいしかったのである。


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「謡初(うたいぞめ)」の初稽古

今年の仕事初めは1月3日、

そのまま夜間当番をして、

IMG_2259翌日は普通に診療。

その日の夕方で

仕事を切り上げ、

夜は今度は帯広の街の、

広小路の一角にある「日曜喫茶館」へ。

そこの3階の茶室付きフロアーをお借りして

帯広能楽同好会の有志が集まり

IMG_2258「謡初 」の初稽古をした。

今回は先生不在の

自主稽古である。

自主稽古の時はいつも

通常の稽古の時に録音させてもらっている

塩津圭介先生の動画を使う。

この日の内容は

IMG_2255「謡初」で用いられる三曲

「高砂」「老松」「猩々」の一部を

続けてパソコンで流しながら

参加者5人が 

それに付いて行くようにして

謡いの稽古をした。

新年の初めであり

今年の稽古初めであり

IMG_2256また

この内容も初めてであり

さらに場所も初めて

という

何もかもが

初めてづくしの稽古だった。

稽古内容のレベルはともかくとして

とても新鮮な気持で

謡の稽古ができたのは良かった。

これからの帯広能楽同好会の

目標の一つとしての

謡を会員が揃って謡う

という初めての小さな一歩を

踏み出すことができた。

IMG_2257さて

次回の能楽同好会のお稽古は

1月20日(土)18時〜

と、翌日の21日(日)10時〜

東京から柏尾道子先生を迎えて

公園東町4丁目の

松本モダンダンススタジオ

にて、行います。

興味のある方は

見学だけでももちろんOK。

お問い合わせは

0155-67-0626

お茶だけの店「日曜喫茶館」

田守さん、まで

どうぞ気軽にお電話ください。


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元旦の新聞紙上のコラボ♪

今年の元旦は月曜日だった。

たまたま月曜日だったので、

北海道新聞にリレー連載をしている、

「新・北のうた暦」は、

IMG_2254私の番だった。

元旦にちなんで、

初日の出の句を選んで鑑賞した。


   烈風に朱のゆがみなく初日の出   大西順子


しかし

今年の元旦の朝はご存知の通り

全道的に雪で

初日の出が見られたところは

ごく限られた場所だけだったようだ(笑)

IMG_2253残念だが

せめてこの1句を鑑賞して

新聞紙上だけでも

初日の出を拝んでいただければ幸いである。

ただ

驚いたことに

私の記事の上には

なんと

天皇ご一家の記事があり

IMG_2252そこにはまさかの

天皇皇后両陛下の

詠まれた歌が活字になっていた。


天皇陛下の歌

    無花粉のたてやますぎを植ゑにけり患ふ人のなきを願ひて

  など5首


皇后さまの歌

 「父の国」と日本を語る人ら住む遠きベトナムを訪ひ来たり

  など3首


それらの歌が

私の俳句鑑賞文の

すぐ真上に

並んで活字になって

掲載されているのである。

これは全くの偶然とはいうものの

今上天皇はあと一年と数ヶ月で退位されるので

そんな天皇皇后両陛下と

私はちょっとご縁があった!?

天皇陛下の歌と私の俳句鑑賞文のコラボ!?

が新聞紙上で実現した!?

とも言えるわけで!?

なんだかとても光栄で

こんな事はもう二度と無い

有り難いことなのではないかと

新年早々

とても雅な

幸せな気持ちになった♪

今年は何か良いことがあるかも!?

みなさま

新年あけましておめでとうございます。

拙いブログですが

今年もどうぞ宜しく御願い致します。


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アルコールチェッカー

昨日は職場の忘年会で、

帯広の街へ出て飲んだ。

職場のメンバーと帯広で飲むのは、

年に数回くらいあるだろうか。

今回は、出席した職員全員が、

翌日も勤務することになっていた。

翌日が仕事納めと大掃除の日なのだった。

帯広の街で忘年会のお酒を堪能し、

その翌日は皆で最後の仕事を頑張りましょう

ということになっていた。

うちの診療所には、

アルコールチェッカー

という機械が置いてある。

前夜にお酒を飲んだ人は、

この機械に備わったストローを吹いて、

自分の呼気中のアルコール濃度を測定する。

ある濃度以上のアルコールが検出されると

IMG_2249この機械は

「ブー」

という音を立て

我々職員は

その日の車の運転ができなくなる。

アルコールが検出されない時は

「ピンポーン」

という音がして

その日の車の運転が可能であることを知らせる。

考えてみれば

恐ろしい機械である。

私は職場にこの機械が据え付けられてから

5年間以上ずっと

「ブー」を鳴らしたことはなかったのだが

今年の7月にとうとう

その時も職場の飲み会だったのだが

その翌日

不覚にも「ブー」を鳴らしてしまい

同僚のみなさんに

ご迷惑をかけてしまったことがあった。

さて今日は

また飲み会の翌日である。

前科一犯の私は

いつもよりも緊張して

アルコールチェッカーのスイッチを入れた。

機械に備え付けのストローを取り出して

機械の中へ息を吹き込み

IMG_2250アルコール濃度測定を開始した

前科一犯の私の行動に

周りの同僚獣医師たちの注目が集まった。

ここでまた私が

「ブー」と鳴らしてしまったならば

今日1日の

職場の仕事のチームワークに

また悪い影響を与えてしまう。

一年の締めくくりの仕事納めの日に

アルコールチェッカーに引っかかった

などという事になれば

1日同僚に迷惑をかけるばかりではなく

再びの失態が

語り草になることは

容易に想像できる。

さて

息を吹き入れると

機械が測定を開始し

結果が表示されるまで

数秒の時が流れた。

そして・・・

IMG_2251その結果は

「ピンポーン」

だった

(笑)

今年もなんとか

平穏無事な

仕事納めをすることができた。

それではみなさま

良いお年をお迎え下さい。


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超・過大児!

酪農家の⌘牧場からの電話で、

稟告は、

「数日前から尻尾を上げて、産気づいているようなのだが・・・」

というものだった。

朝の往診の振り分けをしていた我々獣医師たちは、

皆それを聞いて、

共通した病名をを頭に思い浮かべていた。

「(子宮)捻転ですかね・・・」

「気腫胎かも・・・」

⌘牧場にはK獣医師が往診することになった。

「昼からの帝王切開も、ありですね。」

「そうですね。」

午前中の

自分の往診を終えて

診療所に戻ってみると

手術室には手術の準備がされていた。

「やっぱり手術ですか?」

「ええ。捻転ではなかったんですけど、全然出なくて。化け物かも・・・」

「奇形ですか?」

「尾位なんだけど、何だかおかしいんですよ。」

牛が運ばれてきて

K獣医師とT獣医師が手術室に入った。

昼の弁当を食べ終えた私は

準備室で

午後からの往診の用意をしていると

隣の手術室で助手をしていたT獣医師が来て

「安田さん、ちょっと手伝ってもらえますか?」

「・・・出ないの?」

「何だかおかしいんで。」

「・・・やっぱり奇形?」

急いで手術用の手袋を履いて

牛の腹腔内の

子宮を探り

胎児の前足らしきものを掴み

T獣医師のメスが

子宮を切りやすくなるまで引き上げた。

「重いですね・・・」

子宮の創口から

前肢を1本出して掴んでも

もう1本の前肢がなかなか掴めなかった。

K獣医師の手がようやくもう1本の前肢を掴み上げ

2本の前肢が創口に現われたが

「なんだか曲がってませんか・・・」

「奥に頭があるんですけど・・・」

「デカイですね・・・」

「眼窩には指がかかるんですけど・・・」

「鈍鈎(どんこう)使いますか・・・」

我々の後ろで見ていたS獣医師に

IMG_2240鈍鈎を用意してもらい

それを胎児の眼窩に掛けて

術創を鋏でさらに開大して

前肢と同時に引いてゆくと

ようやく

IMG_2241子熊の頭のような

巨大な頭部が現われた。

前肢を縛り付けたロープを

チェーンブロックのフックに付け替えて

さらに胎児を吊り上げてゆくと

IMG_2242巨大な胸部が現われ

さらに巨大な臀部が続いて現われ

最後に太い後肢2本が現われ

見上げるほどの

過大児の全貌が現われ出た。

IMG_2243「・・・。」

あまりの大きさに

我々は一瞬言葉を失った。

「・・・うわー、で・・・っかい。」

「生きてますよ・・・。」

IMG_2244床に降ろされた巨大な胎児は

鼻で大きな呼吸を開始した。

しばらくすると

頭を上げようとしては

その大きな頭部を

床に投げ打っては四肢を動かし

とうとう頭を上げた。

IMG_2248「・・・何キロありますかね。」

「80キロ、いや90キロ・・・」

「これだけ太くてデカかったら100キロあるかも・・・」

「ところで、この牛の分娩予定日は?・・・」

「来年の1月7日だそうですよ・・・」

IMG_2245「えっ?・・まだ予定日来てなかったの?・・」

「まだ2週間も早い・・・」

「そんなことあるのか・・・」

我々はあまりの胎児の大きさと

その異常さに

ただただ

驚くばかりだった。


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ユニークな従業員

先日はまた、

隣のI田町の診療の応援だった。

今度の応援内容は一般診療ではなく、

JAと役場の農林課の職員と一緒に各農家さんを巡回して、

牛の予防接種とヨーネ病検査のための採血をする、

というものだった。

飼主さんたちも

我々のすることは事前に知らされているので

注射と採血をする牛たちは

既にしっかりと捕まえて繋がれてあり

私はそれらの牛たちに針を刺すだけ。

単純作業の連続で頭を使わずに

IMG_2232体だけを使うという

小手先の技術だけの仕事である。

自分で診療車を運転して回る一般診療と違って

予防接種と採血の時は

役場の職員が車を運転してくれるので

大変ありがたい。

行ったことのない家ばかりの地区を

IMG_2231巡回していると

新しい景色が目に飛び込んで来て

小旅行をしているような気分になり

楽しくなってくる。

そんな中

先日巡回した和牛農家さんで

実にユニークな従業員のいる家があった。

IMG_2224牛舎の中の飼槽の前で

いつまでも立っている。

声をかけても反応がない。

立っているだけで手足を動かさない。

作業着を着ているが

その着こなしがイマイチ。

よく見てみたら

マネキン人形だった。

その1人は少年だった。

IMG_2225また別の牛舎には

艶かしく唇を開き帽子を斜めにかぶった

若い女性が居た。

カラス対策として立っているらしい。

「でもね。カラスはすぐ慣れちゃって・・・」

「・・・あーやっぱり。」

「カラスよりもね。うちに来るセールスの人とかが声をかける・・・」

「・・・人が騙される?」

「そう。で、返事しないから、なんて無愛想なやつなんだろーって・・・(笑)」

「(笑)」

あまりにユニークなので

写真を何枚か撮らせてもらった。

IMG_2226カメラを向けたら

母さんがマネキンに寄って行き

帽子の角度を直しておめかしをしてくれた。

マネキン人形たちは

まるで家族のように

可愛がられているのだ。


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帯広能楽同好会の忘年会

去年の9月に、

ごく軽い気持ちで門をたたいた能楽の世界に、

まさかこれほどハマり込むとは夢にも思わなかった。

俳諧と能楽とはもともと縁が深いものなので、

能を知って自分の俳句の裾野をちょっと広げて、

より良い俳句を詠みたい、

というのがそもそもの動機だった。

8225AC63-3AF7-490C-A5A8-36DC1A7228DF最初は

謡(うたい)だけを少しやってみたい

というくらいの気持ちだった。

ところが

仕舞(しまい)の稽古を重ねるにつれて

舞のほうもだんだん面白くなってきた。

ほぼ皆同じ頃に始めた同好会の会員も

皆楽しそうに且つマイペースで

謡いと舞いを上達させている場に身をおくと

知らず知らずに自分もその流れに乗せられて

謡と舞が身についてくるのだった。

これもプロの能楽師

喜多流シテ方の塩津圭介先生の

熱心なご指導のおかげだろう。

さらに今年は良いめぐり合わせで

帯広にプロの能楽師が集まって

能楽の公演会が開かれた年だった。

我々初心者の会員は

その能楽公演会に便乗する形で

能を始めてまだ一年もたたないというのに

帯広市民文化ホールで

仕舞の初舞台を踏ませてもらえるという

幸運に恵まれてしまった。

何もかもが、まさかまさかの連続で

今考えると、うそみたいな話である。

さらに、まさかの連鎖は続くもので

今年の9月まで帯広能楽同好会の会長をされていた

山森信吾さんが札幌へ転勤となり

帯広に居られなくなってしまったので

なんと私がその後役を引き継ぐことになってしまった。

思えば不思議な一年間だった。

能楽という長い歴史のある伝統芸能の

摩訶不思議なパワーに吸い寄せられる形で

私はすっかり能楽の虜にされてしまったようだ。

19F1DE6D-2E19-433E-8C83-E6C406C1F31B先日その帯広能楽同好会の

発足してから始めての忘年会が

塩津圭介先生を囲んで

ランチョエルパソで行われた。

稽古が終わった夜9時からの遅いスタートだったが

空かせたお腹をしゃぶしゃぶで満たしつつ

これからのことについて色々と語り合うことが出来た。

皆さんそれぞれの能楽に対する思いは様々だと思うが

同好会という楽しく面白い集団として連絡を密に取りつつ

プロの先生の貴重なご指導を大切にして

それぞれの能楽への思いを

共に深めて行ければ良いと思っている。

FE212F80-D1B7-49EB-AB36-430B90BC6D57左の写真は

会員の1人である

ジャズピアニストの藤原志津花さん。

いきなりのリクエストに応えて

クリスマスソングのメドレーと

スタンダードナンバーの「A列車で行こう」を弾いて

忘年会を盛り上げてくれました♪

6714EE54-86B3-4BE9-9CEC-B6539AC4B0EA帯広能楽同好会は

まだ生後一年ちょっとの

幼い会です。

私と同じように

ごく気軽に

能楽に触れてみたいなと思っている人

大歓迎です。

どうぞご一報下さい♪



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東北海道現代俳句交流句会in帯広(藤丸)

帯広の俳人、

粥川青猿さんが中心となって、

隔月で開かれる東北海道現代俳句交流句会。

今回は前日の夜から、

札幌の青山酔鳴さんが来帯し、

十勝の若手俳人の三品吏紀さん、金野克典さんらと

句会前夜から盛り上がる楽しいひと時を過ごした。

6716840A-CC5C-4F3B-96FB-1E22ACB1B2F6俳句関係で飲んだ時のお決まりコースの

俳人・山下敦マスターの店「PAGE1」で前夜を締めくくり、

やや2日酔い気味の身体で、

午前中は午後1時からの交流句会に出す俳句を、

しばし苦吟すること数時間。

IMG_2807なんとか提出用の俳句を書き上げて、

藤丸デパート8階で開かれる交流句会へ持ち込んだ。

出席者数12名、欠席投句者6名、という句会になった。

お題は「実」の字を入れた(入れなくても良い)3句提出、7句互選。

今回、私が出した中の1句


 母一人無実の罪に着ぶくれて   豆作


という句を、鎌田文子さんと青山酔鳴さんが

IMG_2812共鳴の◯をつけて採ってくれた。

この句の内容は

家庭の中で

母親というのは誰よりも献身的に

家族の支えになっている存在であるということ。

IMG_2813それは家族に何かトラブルが起きた時など

父親や子供にその原因があったとしても

その罪を自分が被って家族を守ろうとする母親の姿である。

しかも、それが

一度で終わらず二度三度

無実の罪を着せられて

無実の罪で着ぶくれてしまった母親の

滑稽な姿、を表現してみた。

そんな句の内容が

同じ句会の座で、鎌田文子さんと青山酔鳴さんの

2人に伝わって共鳴していただいたのは

とても嬉しいことだった。

実は・・・

この句ができた背景には

私の普段の仕事中の出来事があった。

句会の時は

それをしゃべる時間がなかったのだが

ある酪農家の牛が病気になり

私が往診に行った時

対応してくれたその家の奥さんが

旦那と息子に対して

愚痴をこぼしたのだ。

「『この牛が病気になったのはお前がちゃんとみてないからダッ』てうちのお父さんが言うの・・・息子は息子で何も言わないで外の用事に行っちゃうし・・・もーなんでも私のせいにするんだから!・・・」

そんな愚痴を

農家の奥さんから

こぼされた経験がある臨床獣医師は

私だけではないだろう(笑)


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ワインの町へ往診応援

我が診療地区の西隣にある、

I田町の家畜診療所のスタッフが、

さらにその北隣にあるH別町の家畜診療所の人員不足で、

頻繁に、往診の応援に借り出されている。

その人員の穴を埋めるために、

我が町の家畜診療所のスタッフが、

月に何日か往診の応援に行くことになった。

先日はその応援役を私が承り、

朝から1日間、

I田町の畜産農家の牛の往診に回った。

どの農場でも

飼主さんたちとは初対面であるから

往診車から降りたら

「初めまして。」

という挨拶から始まることになる。

十勝NOSAIが広域合併されてからは

こういうことは茶飯事になっている。

どの家でも初対面は少し緊張するものだが

飼主さんも獣医師も、今はもう

お互いに心得たもので

緊張の空気はたちまち消えて

すぐに普通の診療作業に入ることが出来た。

先日もそんな感じでスムーズに1軒目を終えて

2軒目の牛の診療へと進み

そこで治療する牛の首に

ペニシリンの筋肉内注射をしようと針を刺した

その瞬間

牛が予想外な方向に動いて

私の手元が狂い

注射針の根元がポキッと折れて

中の注射液が私の顔面に飛び散った。

私の上半身と顔面は

ペニシリンの注射液で

真っ白いまだら模様が出来てしまった。

とりあえずそのまま

何食わぬ顔で残りの仕事を終えて

濡れタオルで顔を拭いて

車のルームミラーを覗いてみると

IMG_2212私の顔と帽子には

やはりまだ

真っ白いまだら模様が残っていた。

(2件目の農家の奥さんはきっと笑いをこらえていたに違いない・・・)

そんな事を考えつつ

3件目に向かう途中で

いったん車を止めて

私はもう1度ぬれタオルで

念入りに顔を拭いて

帽子を脱いで帽子も念入りに拭いて
 
さらに上半身に飛び散った真っ白いペニシリンの

まだら模様を丹念に消していった。

(3件目以降もみんな初対面なのだから、白いまだら模様の顔では恥ずかしい・・・)

思いもよらぬ失態を

空しく1人で拭いながら

往診時間は刻々と過ぎていった。

3件目を終えた頃には

焦りと動揺はしだいに消えて

普段のペースに戻ってきた。

往診の途中ではさらに

IMG_2210気を取り直すために

しばしばこの町の

美しい雪景色を眺めたりして

いつもと違う往診途中の雰囲気を

楽しむ余裕が戻ってきた。

IMG_2209I田町は

全国的にも有名なワインの町である

往診の途中には

いたるところで

ワインの町らしい看板や

IMG_2211標識や建物がみられ

ちょっとした旅心を味わうことが出来た。

前半のトラブルを

忘れさせる楽しい景色だった。

その日の夜は

IMG_2206I田町の特産品のひとつ

町民還元用のロゼワインで

1人反省会をすることにした。

このワインの近頃流行の飲み方

「ロゼロック」の爽やかな酸味が

ことのほか喉に沁みた。


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ぺヤングがまたやってきた!

先日近所のコンビニで買い物をした時、

何気なく商品棚の片隅を見ると、

なにやら不思議な、

金色に輝くカップラーメンらしき代物に気がついた。

IMG_2751ぺヤングの焼きそばだった!

それもこのたびは前代未聞の

カレー+納豆バージョン!

パッケージにもあえて

「新発見!」などと書かれている。

IMG_2202もちろん即買い。

そして試食。

今年の3月に

ぺヤング納豆焼きそば


が近所のコンビニに出現した時

IMG_2201かやくに納豆の入った焼きそばを初めて経験したが

今回はさらに

その納豆に

カレーソースが加わった

まことに挑戦的な

IMG_2200新しいバージョンの焼きそばだ。

ひと口食べてみると

これはなかなか一言では表せない

まろやかで且つ刺激的な

なんとも新しいぺヤングの味だった。

IMG_2057思い起こせば

今年の8月には

ベヤングソースやきそばの基本バージョン

が北海道に上陸し

近所のスーパーマーケットに出現したことがあった。

それから約4ヶ月。

今度は 

「ぺヤング・カレー+納豆焼きそば」

という挑戦的な形で

ぺヤングが再びコンビニに出現したのだ。

手を替え品を替え

IMG_2058ぺヤングVSマルチャン

という因縁のやきそば対決は

断続的に

ぺヤング側の執拗な

北海道上陸作戦によって

今なお

続いている。


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牛の捻転式去勢の比較

今月の「家畜診療」誌の、

C3281B64-D7C0-4B1B-AE27-AEC7216C3B5Bワンポイント質問のコーナーに、

捻転式去勢の注意点、

と題して、

左右両精巣の同時捻転去勢法(いわゆるニコイチ捻転法)と、

片精巣ずつの捻転去勢法(電動ドリルの捻転法)とを、

比較して考察した記事が掲載された。

筆者は(株)Guardianの伏見康生氏。

C37C2DBC-5637-4094-8404-1242AC041DC6牛の精巣の解剖学から始まり

旧式の結紮法と新式の捻転法の比較を述べ

それから本題の

ニコイチ捻転法(両側同時)と電動ドリル捻転法(片側法)の

比較考察が書かれている。

掲載誌の文章を写真に撮り

33E60A22-FD5B-4A31-80B4-A29DB901CA33ここに転載させて頂いたので

クリックして大きくして

是非読んでいただきたいと思う。

ニコイチ捻転法と電動ドリル法の

それぞれのメリットとデメリットと思われることが

図や写真を通して比較考察されている。

A8725DFC-5957-4C28-B8F2-E7AC8EF22BEE二つの方法の紹介と

実施する際の注意点が

詳しく述べられている。

ただし、今回は

科学的な数値データーによる

客観的な比較検討までには至っておらず

どちらの方法が優れているか

という処までは

残念ながら言及されておらず

両者の去勢法の紹介というところで止まっている。

まだ両者を客観的に比較するデーターは

蓄積されていないようだ。

客観的なデーターがなかなか蓄積できない理由としては

一人の獣医師が

両方の手技を同時に使うということはせず

どちらかの手技を習得してしまえば

それだけを熟練して

日々の診療に用いているからだろう。

私は、いうまでもなく

普段はニコイチ捻転法ばかりをやっており

電動ドリル法の経験は一度もない。

そして

この記事の筆者の伏見氏は、逆に

普段は電動ドリル法を採用されているようだ。

今後

両者がどのように普及してゆくかは

それぞれの獣医師諸氏の手に委ねられるが

今回の記事のような比較検討が

さらに進んで

より良い去勢法が普及してゆくことを願っている。

掲載記事の文末には

以下のような記述があった。

「最後に、従来から鉗子による子牛の捻転去勢を実施する獣医師は存在していたが、ごく限られた範囲の特殊な手技に過ぎなかった。そこへ両側同時捻転去勢専用ツールを開発し、個人でweb発信を行い、手技の一般化と普及をさせた十勝農業共済組合の安田峰獣医師の功績は大きく、獣医療界のこれまでの情報と技術の浸透のあり方に変革をもたらしたケースといえる。」

BlogPaint最近は

俳号の豆作ばかりだったので

本名が活字になるのは

なんだか恥ずかしい(笑)

筆者の伏見氏には

心から感謝を申し上げたい。


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「牛乳焼酎」のバリエーション

函館に行って来たという仕事仲間で、

かつ俳句仲間のK野さんから、

「五稜郭」という焼酎をお土産に頂いた。

いわゆるご当地焼酎であるが、

おやっ?と目に留まったのは、

IMG_2754銘柄の横に、

「牛乳焼酎」という文字。

これは珍しいものを頂いた、

と喜び、

ラベルを良く見てみると、

原料に麦と牛乳が使われていた。

IMG_2755さっそく湯飲みに注いで

ひと口頂くと

これは爽やかな

すっきりとした麦焼酎だった。

牛乳の香りも微かに感じたが

これはもうほとんど麦焼酎。

牛乳(ミルクホエー)を

製造工程のどこで使っているのか良くわからない。

しかし、なんとなくヨーグルト的な風味と

まろやかな舌触りが感じられた。

麦と牛乳というのは

元々相性がよいから

それは当然のことかなと思った。

ひと口呑み終わって

ふと

そう言えば、以前にも

「牛乳焼酎」というものを飲んだことがある事を思い出した。

それはもう随分前のことで

今から8年以上も前のことだった。

当ブログの記事で

「牧場の夢」という銘柄の「牛乳焼酎」を紹介したことがあったのだ。

f314ced3-s[1]それは

熊本県の人吉という町の、

とある醸造所で生産されている、

本格的な焼酎だ。

原料は米と米麹と牛乳と温泉水ということで、

IMG_2752味は米焼酎に近く、

ほんのりとお乳の香がして

舌触りのまろやかな焼酎だったことを覚えている。

こちらの焼酎はまさに本場熊本の

球磨焼酎の伝統技術を生かした

IMG_2753高級感のある焼酎だ。

私はこれで

「牛乳焼酎」

という名前で売られている焼酎のうち

「五稜郭」という名の「麦」焼酎と

「牧場の夢」という名の「米」焼酎の

2種類を

経験することが出来た。

両者とも個性があり、とても美味しい焼酎だ。

さて

ここまで来ると

牛乳を原料に加えた

「芋」焼酎というのも

もしかして

あるのではないかと想像が膨らんでくる。

牛乳とサツマイモという組み合わせも

なかなか相性の良さそうに思われる。

芋焼酎に詳しい方

もしご存知でしたら

ぜひ情報をいただきたい・・・!


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難破船

先日、苫小牧へ

俳句の修行をして来た。

苫小牧のホトトギス・玉藻会の皆さん、

といっても6名だが、

とある温泉宿に泊まりこんで、

夕食前に一と句会。

会食をして、

一杯やってから一と句会。

さらにその後、

課題を出し合って一と句会。

酔いが回ってお開きとなり、

翌日は

朝食後に一と句会。

充実した俳句修行(!?)を、

無事に終えることが出来た。

その帰り道

苫小牧駅を発つ午後の電車まで

時間が有ったので

句会をしたメンバーで

あちらこちらと道草をし

その最後に

「1週間ほど前に、苫小牧港に船が難破したらしい・・・」

IMG_2724という情報を元に

苫小牧港へ。

「難破船がまだそのままでいるかもしれない・・・」

という期待を胸に

海岸へ出ると

IMG_2726期待通りの風景が目の前に現れた。

「あー、ありますねー・・・」

我々は雪模様の冷たい風の中を

遠くの防波のテトラポットの礁に引っかかるように

座礁している難破船に向かって歩き出した。

IMG_2721烈しい西風に

思わず足をとられそうになりつつ

体は凍るように冷たくなりつつ

難破船に近づき

IMG_2722その場にしばらく立っていた。

「どこの国の船なんでしょうかね・・・」

「さぁ・・・」

「あれを引き上げるには、相当でかい船で引っ張らないと・・・」

IMG_2723「そうですねぇ・・・」

「あれ以上傾かないように綱を張ってますね・・」

「転覆しないように・・・」

強い風に

会話が途切れがちになりながら

寒い限界に達した我々は

止めてある車へ引き返した。

体が芯まで冷え切ってしまった。

その足で近くの海鮮市場へ行き

昼食となった。

ご当地グルメのホッキカレーを食べるつもりだったのだが

体が欲したのはカレーではなく

温かなとんこつラーメンだった。

昨日の酒の抜け始めに加え

強風を浴びて冷え切った体には

一杯のとんこつラーメンは

最高のご馳走だった。


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何かが変わった!?

牛の産後起立不能症における、

低カルシウム血症と、

それに関連する、

低リン血症に対する治療薬として、

グリセロリン酸カルシウム製剤(商品名・ネオニューリン)がある。

私はこの業界に就職してから、

30年以上にわたって、

この薬品を使い続けている。

それだけお世話になっている薬品なのであるが

近頃、このネオニューリンに

なにやら異変が起こったようである。

先日、同僚の獣医師2名から

ネオニューリンが白く固まってしまった

という話を聞いた。

極寒の1月ならばともかくも

まだ寒くなり始めの11月に

この薬品が白く固まるというのは

初耳だった。

気になったので

私が診療車で持ち歩いている自分のネオニューリンが

白く固まっていないかどうか確認したところ

IMG_2184それは白く固まってはいなかった。

同僚の白く固まったネオニューリンと

私の白く固まらないネオニューリンと

何かが違うということで

その製造番号(ロット番号)を見ると

前者は

製造番号  110916

使用期限  2019.11

後者は

製造番号  110425

使用期限  2018.12

IMG_2183であった。

私の持っていたものはずいぶん古いロットで

ラベルがずいぶん汚れてしまっていた。

使用上の注意をあらためて読んでみたら

「本剤は寒冷時、白色沈殿物を生じることがあるので、なるべく温暖な場所に貯蔵することが望ましい・・・」

と、ある。

この薬は本来

寒いと白濁沈殿が出来る薬剤であったようである。

それを今まで数十年間

私は全く気にも止めずに

この薬を使っていたのだ。

それも、ただの一度も

白く固まることなく使い続けてきたのだった。

いくら寒くても

何の問題も無く

ネオニューリンは透明のままだった。

ところがそれが

今年になって

何か変わったことが起こったようだ。

私の汚れたラベルのネオニューリンを

公開するのはちょっと恥ずかしいけれども

それはさて置き

ネオニューリンの製造過程で

最近

何か変わったことが有ったのは

間違いないようである。

皆さんがお持ちの

ネオニューリンは

いかがでしょうか?


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