北の(来たの?)獣医師

北海道十勝地方で牛馬を相手に働く獣医師の最近考えていることを、 散文、韻文、漢詩 でつづったものです。

ブリザード

ブリザード2ブリザード3こういう日の往診は時間がかかる

岡ちゃん

Jリーグは横浜マリノス強いなぁ、連覇しましたね。注目は何といっても岡田監督。コンサドーレ札幌をあっさりJ1に昇格させて去って行ったと思ったら今度は横浜M連覇でしょ。外見は身近にいそうなイケてないおっさん風で決してカリスマ性はない。でも昨日のテレビでのコメントが印象的だった。

「選手の力を認めることです」

フランスW杯の時には三浦カズと北澤を外したり、厳しいところも当然あるけれど、どこか深いところで選手を認めているのでしょう、それは選手への尊敬と愛情と言ってもいいのではないだろうか。

 

 得点一瞬

蹴球放映興奮観

試合接戦皆不動

尿意限界慌用足

決定場面遂見逃



 

女の二人や三人

昨日夜遅く、私の敬愛する大先輩H獣医師が、突然うちの店(我が家の一部は妻が飲み屋を開いています)にオバサン二人を引き連れて飲みに来てくれました。二人というのはH氏の往診先の酪農家の奥さん達で、忘年会のホテルが偶然H氏と同じだったらしいのです。H先生ヘロヘロに酔っぱけて曰く「いいかぁおまえ、男はなぁ、いつでも女の二人や三人飲みに連れ歩けるようでなかったらダメなんだぁ」。その女というのが農家のオバサンというのが笑っちゃうけど、でもこれ、じつはとてもスゴイことなのですよ。農家さんから嫌われていたり、距離を置いてつきあっている獣医では絶対こうは行かないのです。H氏はまさに臨床家の鑑!!あぁ私も将来農家のオバサン達とはしご酒してみたいなぁ。そういう獣医師に、私はなりたい・・・。

学者と臨床家(2)

1+1=2 というのは学者の世界なら当たり前でこれ以外にはあり得ない。獣医学者というのは牛馬の中にこの論理的な、誰も反論することのできない無情なシステムを実験や調査を用いて発見し、学会で認められた人たちのことです。

これに対して臨床家というのは牛馬の飼い主と精神的な絆すなわち信頼関係を結んだ人たちのことです。一生懸命誠意を見せて飼い主の牛馬を治癒させたり、たまたま飼い主と相性が良かったりしながら信頼関係を築いてきた人たちのこと。臨床家の世界は1+1=3にも4にもなりうるし、信頼がなければいつまでたってもゼロなのです。

「獣医学-論理−無情」と「臨床家-信頼−人情」われわれ獣医師は自分の中に、いつもこのまったく異質な二つの要素が存在していることに気づき、それを明快に理解していなければならないのです。私の話はここからやっとスタートするのですよ。

一句

降る雪を初めて子牛見ておりぬ 降る雪を初めて子牛見ておりぬ


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ブラックアイスバーンを往診

スケートリンクで自動車を運転したことありますか?昨夜から今朝にかけての十勝地方の道路状況は最悪でした。今朝の往診は親牛の分娩後の子宮脱、子牛を産んでから勢いあまって自分の子宮までふんばり出してしまうのです。大きな袋をひっくり返したような子宮が母牛の陰部から垂れ下がっていて、子牛と連結していた胎盤が真っ赤なオハギのようにそのピンク色に裏返った子宮にぶつぶつとくっついています。これをきれいに消毒してエイヤッと母牛の体の中に戻してやるのです。母牛がふんばり返してくるのでこれがけっこう重労働なんだよね、でも今回はうまくいきました。それよりも今回は行き帰りの車の運転のほうが疲れましたね。

学者と臨床家

私は獣医師として牛馬の診療を始めて20年を迎えようとしています。最近の獣医師の診療技術は20年前に比べると、牛馬の病気をを科学的な目で見ることに関しては大変な進歩があります。感覚でやっていたことがどんどん数値化されてゆく。これは、獣医学にとって素晴らしいことであります。病気をアナログで捕らえていたものがどんどんデジタル化されて来た。臨床のデータが記録され蓄積され分析されて来た、ところがなのですよ・・・せっかく科学的な進歩をしている獣医学を、われわれ臨床家は上手に使いこなしていないんです。

獣医師の世界の人間を大雑把に分けると、学者と臨床家に分けられる。学問の世界と人情の世界といってもいい。この二つのものをしっかりと認識しておかないとおかしくなってしまうのですよ。医者の世界と同じだね。・・あ・往診が入ってしまってのでこの続きはまた後ほど(笑)

 

今度は地震かよ


地震余話


緊急避難大地震


便所安全一般信


伝統和式要注意


香汁跳上足元浸




 

二句

土地勘で回る往診吹雪の夜


初雪のすでに大雪北の町

夜間往診

じつは、昨日の深夜1件難産の往診があり、子牛♂体重約50漸畭膸をひっぱり出してきました。産道が狭い初産の親だったので出てきた子牛の顔や舌べろがむくんでパンパンに腫れて宇宙人(宇宙牛)のようでありましたよ。でも昨日の午前1時ごろはまだ雪の降り始めだったから、牛やさんまでたどり着けたけど帰りはもう吹雪、今日の朝だったらもう車が埋まっちゃって往診アウトだったと思いますよ。

どうしたの?

今、家の周りの雪かき終わって一服してるところですか、昨日からもう3回目。もう何回やらせんのよ!ってかんじです、積雪50センチ、こんな時期に50センチは記憶がない。まるで春先のドカ雪です、重ったいし。テレビでは東京は暑くて半袖着てるっていうじゃない!何なんだ。
地球の温暖化の足音なのかな。
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