北の(来たの?)獣医師

北海道十勝地方で牛馬を相手に働く獣医師の最近考えていることを、 散文、韻文、漢詩 でつづったものです。

白鳥

swan往診先の酪農家の古い牛の餌を漁る白鳥たち。

優雅なイメージはどこへやら

らしくないけど、これも現実

短歌は

俳句や漢詩はよく作るのですが短歌はあまり作らない
575に収まりきらないものは漢詩にしてしまい、短歌の長さに慣れてないのです
でもたまにできることがあります、今日はちょっと望郷の歌が出来ましたよ
 
 ふるさとの春一番は海を越へて今日北国の雪を巻き上ぐ
 
えーとそれからだいぶ前に作った回文短歌もついでに(笑)
 
 白樺は幹に水葉の又照りてたまのはずみに君は馬鹿らし
 (しらかばはみきにみずはのまたてりてたまのはずみにきみはばからし)

歌と芝居と短歌と俳句

「歌」とそれから「芝居」も頑張りたいですっ!
なーんて若い芸能人はよく口にするんだけど・・・
では
言葉の芸能人でもあるところの、我等短詩文芸人はどうか
「短歌」とそれから「俳句」も頑張りたいですっ!
とでも言ってみましょうか?!ま、このぐらい頑張ってもバチ当たらんでしょう
ここで面白いのは
 「手」と「短
 「優」と「句」
という文字の暗合であります
ちなみに
 「花界」と「川
っていうのもなにか暗合してますねぇ

うーむ、日本の文化は深い・・・

その気のあるやつ

3K職業って、汚い、きつい、危険、でしたっけ?
牛馬の臨床というのは、獣医師の職場の中では一番3Kかもしれませんね、あとこれに、臭い、怖い、を加えた5Kか
私は学生の頃からこういうKな物事にたいして、嫌悪感や恐怖感よりも、好奇心の方が先に立ってしまう性格だったので、怖いもの見たさ、臭い物嗅ぎたさ、汚いもの触りたさで、大動物臨床を選ぶのにあまり迷いはありませんでした。
でもねぇ、私の3人の子供達の中で、そういう気のあるやつが1人もいないんですよ、どうしたんだろうなぁ、ついて来いよ・・・
家に帰ればいつも汚い臭い・・・の5Kに、そうキモイを加えて6Kでした(笑)
風呂はいつでも最後の仕舞風呂だし
まぁほんとに汚いからしょうがないんですけど
 
 難 産
親牛絶叫陣痛続
両腕挿入娩出促
肛門噴射宿糞汁
獣医顔面染茶色

私の歳時記

つらら私の住む北海道は、日本で最も長くて強烈な冬将軍が来てドーンと腰をすえてゆく地方。そんな風土の中で俳句を詠んでいる私としては、この北海道は十勝地方の冬というものに真正面に向き合っていかざるを得ない、これはもう俳句詠みとしてはほとんど義務なのであります。

氷柱(つらら)は歳時記では冬の季語なんですが、一口に冬といっても、初冬から年末、年始、厳冬、晩冬、などなど、冬のなかにもいろいろなステージがある。この氷柱の最盛期というのは冬の終わりごろ、昼と夜の気温差が激しい2月から3月の始めなのです。真冬日の続く1月の厳冬期は氷柱も伸びることが出来ないわけです、昼間の数時間ぐらい屋根に積った雪が程よく解けて、夜に向かってだんだんとまた氷点下10度ぐらいになるような日が続くとでっかい氷柱が出来るのです。氷柱のぐんぐん伸びる日中の日差はとても明るく、もう少しで春がやってくるという確かなしるしなのであります。

 軒つらら地上に届き太まりぬ

 折り取りし氷柱手元でまた折れる

今年も転勤無しだった(ホッ?!)

ある程度大きな組織の中の診療所のサラリーマン獣医師、その宿命として
診療所間の人事異動が毎年この時期行なわれるわけですが
私、またまた、その波を被らず、今の診療所に残留と相成りました
いやはや、どうなっているのか
もうこれで今の診療所にずーっと20年いることになりました
回りの同僚からは、今年はもう(転勤は)絶対お前だろう
転勤して刺激を受けなきゃ進歩しないぜ、なんて
毎年毎年この季節が来るたびに言われるんだけどなぁ・・・
 
人事異動は適材適所に、と言うのがうちの組織の考え方みたいですから
こーも動かないと、今の俺って意外にもしかして
適材適所なのかも、なんて思っちゃいますよ(独断)
 
我が地域の特色としては
畑作と畜産の兼業が多いこと
馬と和牛が他の地域より多いこと
帯広のベッドタウン化をしていること
などがあげられますが。
 

馬の立位での帝王切開

010424八代寿010703八代寿昨日腸捻転で死んだと書いた馬、この馬は初産のとき難産で帝王切開をした馬なのです。

その年(1999)は交配せず、次の年に受胎。そして2001に無事牡子馬を出産。そのときの記念に撮った写真が左の2枚。同じ年の7月にまた撮った写真が右の2枚。

何で記念すべき馬なのかと言うと、今ではまったくと言っていいほど行なわれていない、枠馬の立位保定での帝王切開をやった馬だからなんです。写真を見ると左の膁部に手術の痕があるでしょう。鎮静剤と局所麻酔だけで、よく帝王切開に耐えてくれたものだと今でも思っています。おとなしい重挽馬だから出来たのかもしれませんね。軽種馬ではちょっと考えられないことです。この年からこの馬はさらに連続3頭出産して(なぜか全て牡)今年の4月に5頭目が生まれる予定だったのですが・・・

当時仰臥に寝かせた時の麻酔が難しいと言うことで何気なく、牛と同じように立位でやってみたんだけど、術後の覚醒の手間もなく、また、妊娠後の腹圧も下腹部の手術痕よりかからないようだし、なかなかこの立位という方法は捨てがたいものを持っていると私はじつは今でも思っているのですよ・・・。ビデオも撮ってあって学会で発表しようかとも思っていたのですが、ちょっと古くて衛生的に問題があるので躊躇していました。まぁ個人的なブログに公開するぐらいならいいかと思って書いてみました。これも、この馬から私が教わった多くの事に対してのささやかな恩返しと供養という意味もあります。

 思ひ出の馬を見送る春寒し

今度は腸捻転

先日夜中に寝ずに看病した馬は、翌日になっても好転せず
その日の夕方死亡しました。合掌。
剖検の結果小腸(空回腸)捻転、破裂、ということでした。
どうりで、疝痛症状も薬に反応はないし
激烈で、立っていられないほどだったですからね
発症してから16時間ほどであっさりとこの世を去ってしまった・・・
まるで何かにさらわれたような気分であります
この間の破傷風といい、今年は妊娠している繁殖牝馬によく死なれるなぁ・・・(淋)
じつは今回の馬は、私にとって特別大変思い入れの深い馬であったのですよ、それについてはまた後ほど

ひな祭り

お雛様ここ2年ばかり、いやそれ以上だろうか、雛飾をするのが面倒で、お雛様の皆さんには、押入れの中で、大変窮屈な思いをさせてしまっていました・・・

娘達が揃って家にいるのはあと2年なのかもしれない。そう考えたら、せっかくの雛飾りをしないで終わる訳には行かなくなってきたのです。

飾ってみるとやはりなかなかいいモンですね。

 末の子は長男なりし雛祭り

夜当番

我が診療所は6人の獣医師が詰めていて、夜の当番は1人
約1週間に1度の夜勤なのだけれど、昨日の当番は…
久しぶりに全然寝かせてもらえなかった。
夕方から溜まっていた診断書やら技術ページの原稿やらのデスクワークをこなして、夜中10時に1件子牛の下痢脱水起立不能がはいって点滴を射ちに往診。残った事務処理をこなして家にかえったらもう0時を回っていました。腹が減ったので子供達の残した晩飯を平らげて布団へ入る。
のんびりくつろげたのはこのときの30分程度だった。
と、枕元で携帯が鳴って馬の疝痛の往診が・・・
着いてみるとこれがまたひどい疝痛で七転八倒でまともに直腸検査も危なくてできないほどの痛がりよう。当然症状が落ち着いてくるまで帰るわけには行かないのです。また、診断がきちんとできれば飼主も納得して帰してくれるのだけれど、昨夜のはこれからよくなるものか悪くなるものか、診断もいまいち確信が持てなかったので、自分の目で経過を見るしかなかったわけなのです。
快晴の日の夜はまだまだシバレる、休憩を繰り返しながら飼主と朝の6時過ぎまで馬の看病。
ようやく日が出てきたところで携帯が鳴った。
今度は牛の起立不能+難産、これでまた1時間半の肉体労働。終わって事務所に出勤したのが8時半。
27日の勤務は12時までの半ドンだったけれど、夜中の馬と昼間の普通の往診をこなしたらもうかなり時間オーバーしてしまった。馬のことは今夜の当番の同僚に任せて、ようやく帰宅したら一気に眠気が襲ってきましたよ・・・

ひので-1日の出

 

 

 

 

 

日の出1日の出3

 

 

 

 

学者と臨床家(12)

今日は地元の酪農家で作る飲み会に参加予定。最近多い話題は、「従業員の使い方」、こんなことはひと昔前にはなかった。酪農の大規模化が進んできた証拠なのだけど、牛を養う頭脳と違う所を使わなけりゃならないので彼らも大変だと思いますよ。

でも、獣医師の方だってウチらのような組織になると、やっぱり組織の論理というものがあり、獣医師同士や、業務職員との微妙な上下関係に気を使ったりで、単に病気を治すことばかり考えてても駄目だから、同じ様な悩みをかかえてるともいえるんですがね。ま、今日は彼らとその辺ゆっくり話してこようと思います・・

 (携帯から初めてかきこんだけど、時間かかって、面倒だなこれは)

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2月の札内川

今日もまたよい天気の休日だったので、帯広まで歩いてきました。おとといの大雪のせいもあってか、札内川の川面は氷と雪に覆われていました。

1月23日のブログを見て比べてもらえば面白いんだけれど、同じ時間で約一ヶ月経つとこうなるんですね。(定点観測と言うカテゴリーを追加→)

2005.2.22.札内川2005.2.22.1

 

 

 

 

気温は1月23日に比べて11℃も高い−3℃にもかかわらず、寒そうな川面ですね、水温が低いからなのだろうか?

街の中はかなり暖かくなったけれど、写真を撮ったところではつめたい風が強く吹いていました

うーむ、1ヶ月後はどうなるのか、楽しみになってきた

はまった

年が明けてから初めての大雪、往診一件目でさっそくやってしまった! 

はまる左の路肩に突っ込んで立ち往生

 

 

 

はまる

先ほど往診した酪農家T氏のショベルを頼んで牽引脱出

 

 

今日はほんとに視界が真っ白、私のようなへっぽこ運転手は毎年・・・

      場 所

   車体埋没大雪道

   脱出不能乞救助

   近隣農場重機来

   毎度常連浴嘲笑

なぜホリエモンを利用しないの?

ライブドア VS フジサンケイグループ は面白いなぁ
堀江社長バッシングをしている人たちは、ライブドアがフジと業務提携してその後「何をしたいのか」まで考えが及ばず
とにかく「買収は人道に反する」とか「何をされるかわからぬ」と
物事の入り口で、異物に対する過敏反応のごとく、ただ感情的に反発しているように見える
去年競馬関係者の人と会って話をしたとき、堀江氏の地方競馬買収が話題になったんだけど
彼らも堀江バッシングする人とまったく同じ事しか言わなかった
曰く、「何をされるかわからぬ」「あの手の企業は業績が悪くなったらさっさと身を引いて終わりだ」とか
地方競馬の収支なんてとっくの昔に悪化してて税金を浪費しまくってるのにね
堀江氏が地方競馬を買収して「何をしたかったのか」もっと冷静に、真剣に考えて見るべきでしょう
私はこう考えています 
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犬のふしぎ(2)

犬の陰茎には骨があるっていうのは、獣医解剖学で誰しも習って有名ですが、人間以外の霊長類にもあるそうです
およそ繁殖能力の強い哺乳動物には、これを持つものが多いとか
その中で犬が一番立派なのだそうですよ
犬の雌は安産の守護神ですが、雄も負けてないのだ
犬ってスゴイなぁ
 
 一軒一犬
往診車輪犬来嗅
片足挙上放物線
次農家又犬来嗅
縄張上塗重汚染

ボイラー故障

朝からボイラーが故障してお湯が使えなくなってしまいました
風呂に入れなくなった我が家族は思案の末
近くの温泉に行くことに決定
いやーこんなことがないとなかなか一家で温泉なんて行くことないですよ、何年ぶりだろうか
実は車で5分もかからない所に天然温泉宿があるのです
晩年の若山牧水が気に入って延長して泊ったという、小さいけれども由緒ある宿
泉質はもちろん十勝独特の茶色い植物性モール温泉なのです
灯台元暗しとはこのことか、温泉王国北海道を
ボイラー故障のおかげで再発見して、なにやらトクをした気分ですよ
 
 幾山河越へさりゆかば淋しさの
         はてなむ国ぞ今日も旅ゆく     牧水

そんなもんか

「今日はチョコレートどーだった、もらった?」
という妻の問いに、中1の息子は
「不作。つーか活動してないし・・・みんな貰ってる義理チョコ1個だけ」
バレンタインチョコはそれなりの努力をしているやつが貰うらしい・・・なるほどね・・・
高2の長女が帰ってきて、弟に同じ質問をして、同じ答えを聞いてからこう言った
「私なんて、7つも貰ったよ、モテるからね」
女友達がくれるらしい、そんなもんかね・・・
その後娘は私をつれだして買い物、いつもの財布代わりの私である
閉店間際のスーパーでごっそりと板チョコを買い込む
これから手作りチョコを作るらしい
明日は2月15日だが・・・そんなもんか・・・ま、どうでもいいけど

クローンについて

これにはびっくり

クローンネコの代金36%安 米企業、顧客拡大狙いか - livedoor ニュース

伴侶動物のクローンがビジネスになっているとはね。死んでしまった私の愛犬をクローンでいいから再現してくれたら素直に嬉しいと思う。ただ値段が高くて手が出ないよなぁ。

クローン技術はひところ家畜で注目されていたけれど、これからはペットのほうで発展しそうな気配ですよ。ペットは金に糸目をつけない、経済ではないからね。

家畜ではなぜ下火なのか。それは技術の経済性がシビアに作用することに加えて、家畜の場合、種よりも畑の問題、すなわち、繁殖改良技術よりも飼育育成技術が重要になってくるから。せっかく良い遺伝子を持って生ませたのに、それを上手に育成できなければ何にもならないわけです。だから遺伝子の方だけ頑張っても片手落ちなんですよ。

クローンについて私ひとこと言わせてもらえば、まったく同じ生き物は絶対にできないということです。遺伝子が100%同じでも、母親とか飼主といった回りの環境まで同じにすることは、タイムマシンが完成しない限り不可能だから。

運転の上手下手

昼から家族で、本別町の某お寺に義父のお墓参り(納骨堂ですが)に行ってきました
次女の高校入試の合格祈願も兼ねて・・・
今までうちのオンボロワゴンだったら片道45分はかかって、運転手の私は疲れてぐったりしていたんですが
今度新調した車は快適で、片道35分程度
疲れが全然違うのには驚いた
今までは、時速80キロぐらいで追い越して行く車を横目で見やりながらオンボロワゴンをあえぎあえぎフカシて
何でみんなあんなに早く行けるんだろうって思いつつ
俺はつくづく車の運転がヘタクソなんだなと考えてたんだけど
違うんですよこれが!
今まで私を抜き去っていってしまった車たちに、今日は
簡ぁん単に付いて行けるではないか!
なんだかとっても嬉しかったのです
運転技術よりも車の性能の違いだったことを実感してしまいましたよ
運転がトロイだウマイだどうのこうのと自慢げに話す連中の多くは
性能のいい車に乗ってるだけなんでないの?

牛丼に思う

吉野家の牛丼が一日復活したようですね
牛丼ファンというのは、ほんとは牛丼の味が好きなのではなく
値段が安いからその値段のファンじゃないのかな、と私は思っています
ほんとに牛丼が好きなのであれば、自分でスーパーの牛肉買ってきて作って食べればいいでしょ
吉野家の味ぐらいなら自分ですぐできると私は思うんだけどね
値段もその方が安くできるのに
行列に並ぶほどの牛丼ファンの人達って、なんだか「哀れ」に思えてきますね
 
 牛丼屋日本の肉じゃ成り立たぬ
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