北の(来たの?)獣医師

北海道十勝地方で牛馬を相手に働く獣医師の最近考えていることを、 散文、韻文、漢詩 でつづったものです。

今日の天気は完璧だ!素晴らしい!

6.18夕今日は暑くもなく、風も程よく、なんともすごしやすい、夕方になっても寒くならずに気持ちのよい夕べになった、ホント全く文句のつけようもないよい天気の日だったと思いますね

こういう日って一年に何日あるだろうか・・・ほとんど無いんじゃないかなぁ、たぶん4日か5日あればいい方なんじゃないの?・・・大体いつも朝よくても昼から寒いとか、昼間暑すぎるとかでしょう、でそのたびに会う人と「暑い」だの「寒い」だのと挨拶をしてる・・・ところが今日はほんとにちょうどよい天気で、誰も文句をつけることが出来ない

であるならばですよ、こういう日をもっともっとみんなで褒め讃えるべきではないでしょうか、いつも天気に文句ばっかり言ってる皆さん(私を含め)、天気を褒めるのに元手はいらない、天気に感謝するのは農業者だけではいけないのです、お天道様をもっともっとガンガン褒めて褒めて褒めまくろうじゃないか!

6月の空

6.18本州が梅雨空のときの北海道は天気がよい

今日は休日、牧草刈りで忙しい牛屋さんたちには申し訳が無いけれど、獣医師というのは飼主が忙しいときはヒマで、飼主がヒマなときにとても忙しいという稼業なのです・・・

今日はまた息子の野球の練習試合、後援会の私は見物に行ってまいります、こういう日の野球観戦はサイコーに気分がいい♪

乳牛の甚急性乳房炎(2)

3日前の週間天気予報ではここ一週間は雨と曇の予報だったので
わが町の酪農家たちは一番牧草を刈ろうかどうしようかと迷っていたのでした
ところがいつの間にやら晴れが続く予報に変わってしまった
さぁ大変だ・・・一気に酪農家の一年でもっとも忙しい仕事が始まった
今日の往診はどこの酪農家へ行っても、まず牧草地のなかの飼主のトラクターを見つけることから始まるのでした
 
そんな今日の往診の中で一件、危うく牛の重病を見逃す場面に遭遇しました
忙しい息子は牧草刈りへ行って不在
留守番の親父さんはどの牛が不調なのかを教えられていない
「○○番の牛の乳房炎の乳汁サンプルが有るので検査して薬ください、食欲不振だけど熱はありませんので」
という書置きがあるだけ・・・
ここで引っかかったのは食欲不振の文字
乳房炎で食欲不振の牛は普通熱があることが多い
分娩は今年の2月だから、四変などの周産期病は考えづらい
ここは、簡単に薬治して帰るわけには行かないなーと感じたので
「ちょっと聴診器あてさせてくれるかな」
と、聴診器を当てると体が微妙に冷たい、体温を測ってみると38.0℃ジャスト、熱はないんじゃなくて、異常に低いではないか!
もらった乳汁サンプルは乳白色をしていたのだけど、その分房の乳をもう一度搾ってみると、なんと水様詳漿液のみ
ははー・・・これは危なかった、またまた大腸菌性の乳房炎だぞこれは・・・
「乳房に薬を入れるだけだったら明日、この牛腰が抜けてるかもしれないよ」
と親父さんを脅かしつつ、リンゲルの補液とカナマイシンを投与
牛がまだ元気で血管注射を嫌がったけれど
前のブログに書いたとおり3日前に1頭これでやっつけてしまったばかりだし、今日は万全に対処したのでした
 
飼主が忙しくて焦っているときほど、牛は放っておかれて手遅れになる危険が高まる
我々獣医師はそれにつられない様にゆっくり落ち着いて診療しなくちゃね
 
 

乳牛の甚急性乳房炎

昨日乳房炎のことを書いたのは、何か潜在意識の中に気になることがあったからなのかもしれない
今日の往診受付に昨日乳房炎(+血乳症)で診た牛の飼主から、牛が昨日より調子悪くなったという電話が入りました
気になったので朝一番で牛舎に着いたら、飼主から「今朝搾乳した時はまだ立っていたんだけれどなぁ」という稟告、昨日の牛は起立不能に陥っていたのです
乳汁の細菌検査結果を確認したところ、A分房より大腸菌検出
うーんこれはまずい・・・
起立不能に加えてT39.9℃P116R速迫、眼球陥没、意識朦朧、知覚麻痺、甚急性の症状である
高張食塩水を2ℓ血管注射してから自然飲水が無いのでカテーテルで強制的に水分を補給、抗生物質の投与をして、ひとまず別の家の往診へ
3時間後にまた来て再び大量補液を行なったところ、意識が戻ってきた・・・
自発的に水も欲しがり飲むようになった、さらに起立意欲も出てきて、眼球の陥没も軽減し脱水症状が緩和されたようだ
なんとか助かったかな・・・
という感触を得たので、じゃぁ明日また来るからと言って、次の家の往診へ
 
臨床獣医師というのは、場当たり的なところがあり、次の家の牛を診始めたらそれに集中するので、前の家の牛ことはもう翌日の往診時まで忘れてしまうことが多いんですよ(私だけなのかなこれ)
そんな仕事の繰り返しで、夕方事務所に戻りコーヒーを飲んでいたら
一軒目の飼主から電話が来た
 
「いやーあの牛、今さっきいっちゃったよ・・・」
「ありゃー・・・」
「あっというまだったなぁ」
「うーん・・・血乳とかに惑わされて、大腸菌対策が遅かったかな・・・」
 
実はこの牛、昨日は血乳で普通の乳房炎を併発したものとして、止血剤とペニシリン系の抗生物質だけを投与していたのです
大腸菌感受性の抗生物質をつかっておけば・・・という悔しい一例になってしまった
 まだまだ修行が足りぬ、臨床家の私・・・

KING OF DISEASE

牛馬の臨床家の私ですが、どちらかというと馬派で通っているのです
しかし、馬は減る一方、完全自由化家畜である馬は円相場のあおりをもろに受けてしまうのです
まぁそんな馬の繁殖シーズンの最中だけれど
ここへ来て今、日に日に往診の割合が増えているのは
なんといってもやっぱり牛の乳房炎
とにかく我々の仕事の中でこの牛の乳房炎こそ
 THE KING OF DISEASE  でしょう
今、まさにこれが増えてくる季節なのです
なぜかといえば、温度と湿度の上昇・・・
とくに湿気がよくない、感染のリスクが上昇する
昔は、乳房炎の予防指導は湿気の無くなる秋にやれと言われてたそうですよ
さすがに今はそんなことはなく、湿度があろうと無かろうと的確な予防法があるわけですが
牛が屋外あるいは外気に直接触れる形でで飼われている限り
この傾向は変わらないんだろうね
 

小豆の香り

もなか先日同じ十勝に住む小豆らいふさんからいただいた小豆セットを使ってもなかを作りました

昨日の息子達の野球はまさかのコールド負けで、用事が何もなくなり、今日は雨降り

そんなわけで、小豆を煮ながらのんびり俳句の本などを広げてゆっくりとした時間をすごすことが出来たのです

あんこを自分で作るなんて初めてだったんですが、入ってたレシピに習いながらやったら、香りのいい美味しいあんこになってくれて満足、やはり素材がいいからなんでしょう、あずきらいふさんに感謝!

 本流は街より離れ十勝川

中学野球、春季十勝大会

息子達の札内東中野球部は、東部地区大会をギリギリ3位でクリアして
十勝大会に駒を進めたのですが
今日はその十勝大会の1回戦、帯広平和球場で対戦相手は下音更中
何とか勝って、明日の帯広の森球場まで駒を進めてほしいなあ
 
まぁ私達後援会の親が野球をやるのではなく
子供達がやることですから・・・
悔いなくやれば、勝っても負けてもいいんだけれど
後援会のオヤジ達はそれを肴にして夜に一杯やりたいわけなのです(笑)
だから当然勝った方がいいのです(酒がうまいから)

もなか手作りセット

仕事から帰ってきたら、先日最中キット私の句集をお送りした森田農場の小豆らいふさんから「もなかセット」が届いていました

どうもありがとうございます!

今日は夜当番なので、次の休みの日にゆっくりと小豆を煮て、もなか作りを楽しもうと思います!

 

馬の繁殖雑談

馬の繁殖シーズンも6月中旬になり、いよいよ大詰め、第四コーナーに差し掛かってきたというところでしょうか
私の仕事も毎日毎日妊娠鑑定が入ってきます
ここで受胎してないとなると、6月中に交配できるのは一般的にあと一発情期のみ、交配が7月にずれ込むと来年子馬が生まれるのが6月ということになり、競走馬の生産の場合はちょっと生まれるのが遅すぎるのです
理由は日本の競馬のシステムが2歳の春から夏にデビュー戦が組まれているという事から来るもので、まったく人間様の都合によるんですけどね
はじめから肉用の馬を生産しているという人は別に気にしないのだけれど、そういう人は稀で、馬を飼う人たちのほとんどは競走(ばんえいも含む)用の馬を生産しようと思っているのです
最後のワンチャンスを物にしたいがために、今までは成り行きに任せていた自分の馬の卵胞の状態をしっかり獣医師に診てもらいながら排卵日の直前の交配適期を探すわけです
我々獣医師も腕の見せ所というわけです
残念ながらまだ受胎していない馬たちには、発情誘起のためのホルモン剤などもこの時期は沢山使うことになります
馬屋さんがもっとも焦る時期、それが今なのです、獣医師も当然気合が入っている
ところが・・・
当の繁殖牝馬たちは、まったく焦っていないんだよなー、ホルモン打とうが何しようが、種馬なんてそっちのけ、どこ吹く風で気ままに草を食っている奴がいっぱいいる
焦ってるのは人間だけなんだよね(笑)

6月8日の札内川

札内川6.86.8札内川温度今日はホントに久しぶりのフリーの休日。土日ではないので子供達は学校にそれぞれ散っているのです♪

 札内川の土手は5月よりも緑を深め、勢いがいい

午前10時07分、気温は17度、水位は33.65とさらにアップ、日高山脈の雪解けがまだ続いているのだろう

 上善若水。水善利万物、而不争。 (老子) 

 上善は水のごとし。水はよく万物を利してしかも争わず。  

睡眠と創作

昨日は久しぶりに早く布団に入って寝ることが出来た
そうしたら朝の5時に目が覚めてしまいました
それでも7時間睡眠できたのは良かった、寝覚めがとても気持ちが良い♪
 
俳句や川柳や漢詩をつくっていると、出来る日と出来ない日がある
私の場合出来る時というのは睡眠時間をたっぷり取った日が多い
仕事が忙しくて寝不足の続く春から夏に掛けての頃の、私の創作ノートは作品が少なくなっている
でも今日は久々に良く寝れてすがすがしく、仕事も休みの日なので
溜まっていた俳句関係の読書と創作を楽しもうと思う♪
 
 誰よりも短夜の山目覚めをり

20頭目のBSE

十勝のS町でBSE20頭目が出ました
今度は平成12年生れ・・・
平成12年生れは同居牛がまだ多く残っている年齢なので
殺処分する牛が多くなり、発生農家にとってのダメージが大きいのです・・・
どうして平成8年生れと平成12年生れに集中するのか?
感染経路はどうなってるのか?判っている所まででいいから
誰か教えてほしい、田舎の現場にいる獣医師にはそういう情報がさっぱり入ってこないのです、いわんや現場の牛飼いをや・・・
 

今日も曇り

天気がぱっとしない・・・
6月になると北海道は本州の梅雨を横目に爽やかに晴れて
牛馬の最も大切な飼料である牧草を刈るトラクターが走り回るのだけれど
今年はどうなるか・・・
今のところ牧草の伸びはイマイチ、でも5月があれだけぐずついたから、6月はからっと晴れ渡るんじゃないかなんて、勝手に予想しています
プラス思考でね(笑)どう予想しようと、結果はひとつなんだから・・・
 
 草刈って吾も散髪する頃か

BSE19頭目

19頭目のBSE出ましたね
マスコミではほとんど扱わなくなっている
でも、まだ感染経路は何も解明されていない
解っている所まででいいから知りたいなぁ

十勝NOSAIのホームページ

馬の繁殖シーズンということでただでさえ忙しいところへ持ってきて、句集のを自費出版などをしてしまったので、配ったり送ったりで自分で勝手に忙しくしている今日この頃
しかも、最近わが職場のホームページ作成スタッフにもなってしまい、そちらの方の会議だなんだで慣れぬ事をして、ああ地球をしばらく止めてくれって感じです(前にも言ったなこれ)
ブログが日記である以上、この場所で私の職場のことに触れざるを得ないことが分かってきたけれど、半年やっても特に職場の方には迷惑をかけていないようなので、今日は一つ私の職場で作っているホームページの宣伝をしてしまおうと思います
 
私のブログを覗いてくれている皆様、十勝NOSAIのホームページのほうも是非ご覧下さい!
何かとお堅い組織ではありますが、スタッフの努力によって獣医技術の情報などを今年度からはぐーんと充実させていきます
NOSAIの組合員さん向けに書かれたものですが、畜産や獣医を目指す学生さんはもちろん畜産に興味のある方には誰でも、とても興味深くかつ面白い情報が満載されていると思います
その目玉の一つに獣医技術のQ&Aコーナーが新設されます!あと数日でUPだと思いますので、是非ご覧下さい
 

霧雨

今日は息子の中学校の体育祭
心配された天気は・・・心配したとおりの天気になりました(笑)
天気図を見ると、十勝地方は高気圧にすっぽりと覆われているにもかかわらず、霧のような雲に覆われています
高気圧が北東側にあるときはダメなようです
ここ一週間スッキリ晴れた日は一度も無かったので、グランドもぬるぬるらしい
 
 戻らざる牛探しゆく五月闇

句集が記事に

新聞記事5月も半ばを過ぎ、馬の繁殖シーズンもいよいよ「受胎するかしないか」というとても大事な勝負の季節。バタバタと忙しくてブログの更新も遅れがちです。

そんな折ですが十勝毎日新聞の記者が私の句集を取材してくれました!

取材のときは、取り止めの無い話を好き放題にしゃべっていただけなのに、私の言いたかったことを過不足なく的確に記事にしていただけましたよ。さすがプロの記者だなぁ・・・感謝感激!

処女句集完成!

句集とうとう念願だった、自句集が完成!

過去10年ぐらいの私の俳句をまとめました

タイトルはこのブログと同じ「北の獣医師」です(笑)

興味のある方や読んでみたい方は、ぜひメールください!mocking@mint.ocn.ne.jp

 

春寒し

今日も:最高気温は15℃前後だったのかな?
昼間少し穏やかな空気になって気温が上がりそうだったのに
午後からはたちまち風と雲が空を覆ったと思えばまた少し日が差したりして
でも結局は肌寒い一日で終わっちゃいましたね
「春寒し」という季語はこういうときに使うのでしょう
そしてそういう天気と同じような自分の心情を
この季語に託せば一句できる、というわけです
 
 春寒しあて馬といふ蹴られ役

ウマスポの会

昨夜は帯広の居酒屋でチームミゾッチの馬スポ部会役員会?!を開催
といってもメンバーはこの会の中心人物であり札幌を拠点にフリーライターをしているMIZOちゃんこと溝手孝司氏、私の同僚でスポーツ雑学王のS貫君、と私のたった3人
でもこの2人のスポーツ雑学トークバトルは飽きることが無く、聞き役の私はそれだけで満足気分になってしまうのですよ
昨日は4時間以上はプロ野球の話だったかな(笑)
このメンバーで飲む時はいつも少年の頃に戻ったような気分になれるのです
8月末に岩見沢ばんえい競馬観戦ツアーを計画して散会
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