北の(来たの?)獣医師

北海道十勝地方で牛馬を相手に働く獣医師の最近考えていることを、 散文、韻文、漢詩 でつづったものです。

人間ドックと農家指導

明日は人間ドックの日、我が職場の職員は数年前から自己負担なしでこのドックを受けることが出来るようになったのです

前日の午後9時から絶食して、問診表を書いて、採便をして明日に備えます

明日の8時までに帯広厚生病院へ行き、採血から始まって血圧、身長、体重、肺活量、聴力、視力、心電図、眼底写真、腹部超音波、腹部レントゲン、胸部レントゲン、そして保健師の問診、とまぁだいたいこんなことをやるわけですね

歯の検査や嗅覚の検査とかはやらないんですね、脳ドックや肺ドックはオプションであるようですが

私のように十二指腸潰瘍を繰り返し、内視鏡をイヤというほど飲まされたものには、腹部レントゲンのバリウムなんて屁みたいなものです

明日は一冊本を持って言って待ち時間にゆっくりとくつろいで読書しようと思う♪

では、何が一番イヤかというと、保健師さんとの問診です(笑)、毎年毎年同じことを指摘されて、進歩してないだとか、努力が足りないだとか言われてね・・・たまには褒めてくれよって感じです

でもこれ、我々がやっているの畜産農家の衛生指導の時の、飼い主さんたちの気持ちと同じなのかもしれないな、通り一遍なことしか言わずに、欠点を突いてばかりじゃ聞くほうはイヤになってくるからね・・・良いところは褒めなくちゃ!

サルモネラ

昨夜は職場の技術情報を取り扱う会議に参加のあと、そのメンバーで納涼懇親会と称して地ビールを腹いっぱい飲んできました、今年は暑い日が続いているので旨いビールが飲めました

しかし、この今年の夏の暑さと湿気は、十勝の酪農にジワリとダメージを与えつつあります

会議と飲み会を通じて大きな話題となったのが、牛のサルモネラ菌感染、乳牛の食中毒といってもいい伝染病です

過去毎年何件かの酪農家で集団発生があったのですが、今年もまた管内で数件発生してしまった、それも大規模な農場で・・・この暑さの中関係者は検査や消毒や治療に大変なのです・・・去年は我が町も発生してえらい目に会った・・・

酪農業界は相変わらず大規模化、省力化、が進んでいる一方で、伝染病の予防対策の方は、発生してから初めて考えるというような意識レベルのままなのです、酪農家やJAの意識改革はもちろんですが、我々獣医師の足元の意識改革こそ真っ先に、心してやっていかねばならないなぁと痛感した次第

旨い地ビールも最後の方は苦味が増してきた飲み会でありました

8月18日の札内川

8.18.28.18.1

お盆を過ぎれば、たちまち涼しくなってくる十勝の夏、でも今年はまだ湿度の高い日が続いています

9時53分、気温23℃、水位は33.31cmとさらにダウン

土手の一角にはサッカー場があり、車が沢山駐車していました、岸辺にも車のタイヤの痕が見えます、まとまった雨が降っていないので川が浅くなってきました

 水之積也不厚、則負大舟也無力    荘子

 水ノ積ム二厚カラザレバ、則ハチ大舟ヲ負フ力無シ

続・お盆

昨日は仕事だったので、今日の午後からお墓参りに行く予定(ホントはご先祖霊の帰る15日までに行かないとダメらしい!?)

このお盆の行事について、宗教宗派民族などでの違いを考えているとけっこう面白いのだけれど、不謹慎でもあり、またいざお墓参りをする時になると、大事なことは亡くなったご先祖の存在を意識して、それに敬意をはらい、自分自身を見つめなおすその「心」が大切なんだという気持ちになってくるのです

宗派民族が違い、形や時期は違えど、この「心」には人間それほど大差は無いのでしょう、その違いを理解しないで否定したり押し付けたりする輩がいるのが問題なんですね、「心」に余裕がないとそうなってしまうようです

ところで私は毎年、ご先祖に手を合わせているのですが、もう一つ忘れないことがあります、それは、地域のいわゆる牛や馬たちの霊を祭っている所(畜魂碑とか馬頭さんとか)にも出来る限り手を合わせることにしています、というか手を合わせたときに決まって生暖かい風が吹いてくるような感じがする・・・で、これをやらないと、私の商売柄どうも落ち着いていられないのですよ・・・

 夏草や離農牛舎の畜魂碑

お盆

お盆になれば、それぞれの家のご先祖の霊が戻ってくるので、それを迎えるために各地で色々な事をするようです。こういうことにあまり熱心ではない家でも、お墓参りぐらいは一家でやろうとしますね。

でも八月十五日に帰ってくるご先祖の霊は日本人のご先祖のみ

外国人のご先祖の霊はこういうとき何をやっているのでしょうね・・・

また、日本人でも仏教以外のご先祖はどうなんだろうか?

何を隠そう私(安田家)は昔は臨済宗という禅宗の檀家であったのですが、私の母が熱心なキリスト教徒であったために、祖父母が法事をやるといっても、いまいち乗り気でない母とはっきりしない父のおかげで、いつも盛り上がらないお盆を迎えていたのでした。一家の中で、違う宗教を信じる家族がいるという環境で育った私は、宗教に対してとても懐疑的で冷徹な考え方を持ってしまった・・・これって不幸なことかもしれない・・・特に最近は自然科学というものにも昔ほど魅力や期待感を持てず幻滅感を抱きつつあるし・・・かといって自分の人生哲学に自信があるわけでもなくて・・・ああ、私は何を信じ、何を心の支えにして生きてゆけばいいのだろうか・・・今日のブログは最初はここで笑いを取るような形で終わろうとしたんだけど・・・書いているうちにマジで不安になってきたぞ(苦笑)

こういうときは風呂でも入ってゆっくり寝るに限るね!

 

北大吟行

私の所属する俳句雑誌「みちのく」の北海道ライラック句会の吟行会が
北大構内にて今日行なわれ、私は初めてこの吟行というものに参加しました
いつも自分の俳句は仕事中に作っている事が多いので、こういうつくり方は慣れていず、なんだか力が入りすぎてしまって、満足の行くような句は出来ませんでした、まぁ普段でも満足な句は出来ていないですがね(笑)
昼からは、エルプラザ4階で句会、その最後に今日参加した皆さんが私の句集「北の獣医師」の感想を一人一人述べてくれました
これがまた皆さんとても私の句をていねいに鑑賞してくれて、ホントにありがたく嬉しい一時でした、句集を出してよかったなぁと思いましたよ
 
 歯学部の森に子烏口開けて

北海道の夏

昨日の夜中に大きな雷が鳴って、その後爽やかな湿度の低い夏の北海道らしい風が吹いてきましたが、それまでの数日間は蒸しましたねー
北海道の家屋というのは、いかにして冬の寒さを凌ぐかという考え方でつくられているので、隙間風がなく、換気が悪く、夏の暑さには非常に弱い、というか想定外なのだと思います
でも暑い日は、今年もそうだと思うけど、たぶんそれほど続かない
我慢していればそのうちすぐ涼しくなってくれるというのが、北海道民の短い夏に対する考え方なのです・・・と、本州育ちの私は思っております
 
 立ちあがる牛に傾く夏野かな
 

牛の難産(2)

昨日の朝入った牛の難産はなかなか大変だった
まず朝の9時半という時間、これは通常の往診を開始する時間帯でして
さぁこれからと、一日の仕事を沢山抱えて、今日はあそこに何時頃いって
あの道をこうまわって、昼飯をどこで食べて・・・という風に一日の仕事のイメージが固まってくるときなんです
そこへいきなりの難産・・・
もちろんこういうことは想定済みでやってはいるんだけど、でも難産というのは10分で終わることもあれば2時間以上かかる事もあるいちばん想定しづらい仕事なんです
 
到着して手を入れてみると、飼主の言うとおり産道には胎児の頭しか来ていない
でも飼主の手の入れ方は浅いことが多いので、こういう場合私が手を入れたときは曲がっている前足が2本掴めるものなのです、両前肢屈折位というのかな?頭位っていうんだったっけかな?いずれにせよこれは難易度の低い簡単に終わる仕事であることが多いのです
ところが昨日の胎児は前足になかなか触れないほど失位していた、胎児の頭を押しながらようやく一本掴んで整復したけれど(難産は胎児を引く前に押してみるのが基本セオリー)もう一本がどうしても触れない・・・
しょうがないので片足だけ直したままの不十分な胎位で少しきつく引っ張ってみることにした(押してもだめなら引いてみな)引いたままでは産道がきつくて手も入らないので、そのあとまた胎児の頭を押す(基本操作の繰り返し)この操作を一回入れてまた胎児の曲がっている方の前足を探ってみると・・・あぁあったあった指の先にかろうじて触れてきた・・・しかしここで親牛に強烈な陣痛が来て怒責・・・私の腕と産道の恥骨がこすれあって痛いのなんの、でもここで足を直せばあとはもう簡単なお産となる、なんとか勝負どころをクリアして胎児を娩出
約30分の難産介助でした、がこれ以上時間をかけると一日の仕事の予定が大きく狂ってしまうのでギリギリの時間でしたね
胎児は雌で残念ながら既に死亡(死んでいると前肢屈折になり易いようです、胎児が生きていれば普通お腹の中で自分で前足を伸ばしてくるようです)
仕事用のカッパの中を脱ぐと、シャツは汗でぐっしょりでした、夏のカッパ仕事は蒸すのがやだねー
 

依田明倫氏からの電話(2)

ホトトギスの反逆おじさん!?依田明倫氏に私の句集を贈呈しましたところ早速電話が掛かってきました
明倫氏も昔は牛飼いだったそうで、私の句集のことから始まって北海道の酪農のことから何からいろいろと長話をしてしまいました(ホント長い・・・(笑))
そんな中で、私がフランスの種雄馬の共進会を見にいった時の句を褒めていただきました、このフランスの馬見物は私の人生にとってとても印象深い出来事の一つだったのですが、それをこの3句から読み取ってくれた明倫氏の鋭さに感心してしまいました
 
 薔薇の這ふ古き厩舎へ積む牧草
 
 嘶きを聞きつつ談笑夜なべする
 
 ソーセージ焼くノルマンデーの天高し

デントコーン

デントコーン十勝では牧草と並んで、搾乳牛の主な飼料になるのがデントコーン、10月に実をつける頃、切り込まれてサイレージ(発酵飼料)になります

暑い真夏の日のデントコーンはとにかくグングン伸びる、まるで動物のような近寄りがたい勢いであっという間に人間の背丈を越えてゆきます

 伸び盛る夏唐黍の葉音かな

カンヅメ

昨日の午前中から今日の夕方まで、職場の命令で
帯広の某ホテルで一泊の研修に行っていました、総勢13人
「幹部職員養成研修会」という名前のものでした
農業共済という組織に属している40台半ばの獣医師としてはこういう勉強もしなければならんのですよ・・・で、行くまでは、ダルそうな研修かなぁと思っていた
ところが今終わってみると、講師先生の進め方も良かったようで、すごく面白くあっという間に終わってしまった感がありました
企業の経営コンサルタントの先生の講義というのは、研修生に自分で書き物をさせたりグループで話し合わせたりするので眠くなる暇がないわけです(笑)
内容はとてもここに全部書ききれないけれど、診療所や事業所でチームを組んで仕事をやっている以上どうしても上司や部下や同僚との人間関係とかリーダーシップとかをよく理解してそういうチームプレーを厭わずに使ってゆかなければならないんですね
 
じつはこれって職場の役に立つのはもちろんだけれども、今の私にはむしろ子供の部活の後援会長としてのリーダーシップを発揮するときの役に立つんじゃないかなぁと考えてたりしていました
また最近酪農家も従業員を抱えることが多くなったけれど、そんな農場の従業員管理にアドバイスできるような内容でもあったなぁ
そんな意味でもとても有意義な研修だったと思いますね
 
 やってみせ言って聞かせてさせてみて褒めてやらねば人は動かじ
                                        山本五十六

おあずけ

今日の夜間当番は久しぶりに忙しかった
午後五時からが夜番の時間なのですが、忙しい時というのはだいたい五時になったかならないかのうちにすでに一件往診が入っている
分娩後起立不能で一件目の診療が終わろうという頃に、すかさず二件目の電話が鳴る、忙しい日はこんなものである
二件目は乳房の打撲から内出血を起こして、牛の可視粘膜がが真っ白になってしまって起立不能、これは残念ながら手遅れで、加療準備中に死亡・・・
控え室で診断書を書いていると、搾乳中の従業員があわてた顔をしてやってきた
昼間にお産した牛のお尻から見慣れないものが出ているという
どれどれと見にいってみると嫌な予感が当たった、子宮脱だ・・・
ふらふらして立ち上がれないので、まずカルシウムを打ちそれからカウハンガーで腰を吊り上げて、なんとか枠場まで移動させる
子宮脱は牛のお知りを吊り上げておかないことには手も足も出ないのです
さてこの時私は不遜にも診療車の助手席にデジカメがあることを思い出していた、子宮脱のいい写真が撮れる・・・と思ったんです
で、写真を撮らせてほしいという言葉が喉まで出てきたんだけど、飼主の顔があまりにも心配そうで真剣だったので、この私のわがままな言葉は今回ぐっと丸呑みしてしまいました
写真を撮ったはいいが、牛がだめになってしまっちゃ元も子もないわけですからね
でまぁ子宮脱をなんとか整復して陰部を縫合して、牛もしっかり歩くようになって一服したのですが、今回は牛の子宮脱の写真をここにアップ出来ずおあずけとなりました、今思うとちょっと残念・・・ま、こういうことの繰り返しで一日が終わって行くのですが

未熟児(2)

3日前の未熟双子を生んだ親が調子悪いということで
今日往診に行ってきました、双子の早産の後は決まって胎盤停滞
そして産褥熱というパターン、この牛も予想通りこのパターンで体温が40.0℃で食欲不振
抗生物質の投与でこれはなんとかなるのだけれど
気になっていた子牛のことを聞いてみたら
「あの日に死んだ方の子牛を取りに来たんで、一緒に持っていってもらいました・・・まだ啼いていたけど、頭も上げないしね・・・」
つまり死んだ子牛と同じ処理場へ廃棄処分、仕方ないね・・・
もし8ヶ月令以上の胎児だったら、治療費も保険がきくようになったので少しは頑張ったかも知れないけど、7ヶ月では実費だし、労多くして見返りはない・・・飼主として正しい判断だったと思います
ここらへんが牛という産業動物の切ないところなんだなぁ・・・
 

未熟児

今日の往診中に無線で追加の連絡が入る、牛が流産したという
着いてみるとなるほど、7ヶ月の子牛の流産胎児♀を確認
しかし飼主は
「この親牛、腹がすごくデカかったから、もう一匹入ってないべか・・・」
という、こういうときの飼主のカンは当たっていることが多い
陰部から手を入れてみると、あー案の定もう一匹いたいた・・・
しかも、足を掴むとぐいぐいと動かすではないか、まだ生きてるのか・・・
とりあえず産科ロープをかけて助産して産ませたのだけれど
こういうケースで生きて産まれた子牛は、まず助からないんですよね
ところが今目の前で呼吸を始めた約25kgの未熟子牛(♀)はべーべーと
産声をあげている、
「去年の12月14日種付けだからまともなら9月分娩なんですよ」
と奥さん、そういいながら一生懸命、子牛をさすっては励ましている
「とりあえず普通の子と同じく初乳をしっかり飲ませて・・・人間だったら保育器があるからいいけど・・・牛の保育器はないからなぁ・・・♀♀の双子だったのにねぇ・・・」
歯切れの悪い言葉しか出ない私に、飼主夫婦はありがとうございましたとお礼の言葉を掛けてくれた
でもなんだか、そんな一生懸命で真面目な飼主夫婦に対して
これ以上何もしてあげられない自分に、無力感を感じたままの帰り道でしたよ・・・

7月20日の札内川

2005.7.20.12005.7.20.27月の土手は草刈が入ったり、早い草花は実をつけ始めて、緑の新鮮さはなくなってきました、冬にはあんなに恋しかった緑なのに、いまは少しうるさく感じるようになっている、いい気なものだ

10時10分、気温22℃、水位33.43cmでまた少しダウン、曇りですごしやすい日となりました

 大国者下流。天下之交、天下之牝。牝常以静勝牡。(老子)

  大国ハ下流ナリ。天下ノ交ハリ、天下ノ牝ナリ。牝ハ常二静ヲ以ッテ牡二勝ツ。

  大国は謙譲なれ・・・川は女性名詞・・・老子は説く、オカマの心!?

 

論文が載りました

日獣雑誌今年の2月に受理された私の論文が今月号に載りました♪

日獣会誌、Vol 58, 466〜469(2005)「発情誘起の目的でPGF2α製剤を投与された無発情の重輓馬における投与時の臨床所見と繁殖成績」

とまぁ長ったらしい題名のものなんですが、要するに重輓馬にPGを打って治療した時の過去の成績をまとめたもので、それによって何が見えてきたかを考察したんですね、馬の繁殖に興味のある方はぜひお読みください・・・

科学的な論文を書くのは大変苦手な私ですが、帯広畜産大学のM宅先生にとても面白がっていただいて、ひとえに先生のおかげで書くことが出来ました、ここで改めてM宅先生に深く感謝申し上げます

久々に

今日の北海道新聞、日曜版の俳句コーナーの高橋笛美選、久々に私の句載りました、このところ投句はしていたもののさっぱり入選しなかったので、素直に嬉しいでございますよ、ケツから二番目ですが・・・
 
 母牛の遠きまなざし雲の峰
 
高橋笛美先生はホトトギス同人、有季定型、花鳥諷詠、伝統俳句の本流を行く先生
こういう所へ投句するのは基本を忘れないために大事なことだと考えています
最近入選してなかったのは基本を忘れかけてたからかもしれないすね
 

牛の胎盤停滞

牛の臨床獣医業を3K職業にしている犯人の一つは
間違いなく胎盤停滞用手除去作業でありましょう
 
普通のお産であれば子牛が生れた数時間後に胎盤も排出されるのだけれども
体の栄養バランスが崩れている親牛の胎盤は子宮の丘阜(きゅうふ)に頑固にくっついたままで何日も残ることになり
その間に子宮の中で発酵腐敗して、えもいわれぬ強烈な香りが立ちはじめるのです
 
20年前の新人の頃はこの胎盤を一生懸命はがして取ったものだけど
最近の診療指針を見ると、発熱や食不振の症状にならない限り、そのまま放っておいても受胎に影響がないということで、あまりこの胎盤除去作業を推奨していないんです
でもその後の受胎成績よりも、胎盤停滞が発生したときの飼主の当面の問題はあのたまらない香りを嗅ぎながら牛舎で仕事をしたくない!ということなんでしょう
だから相変わらず、この胎盤除去は今でもよくやる仕事の一つなのです
 
   食 欲
 牛胎盤用手除去
 鼻曲汚汁着衣浸
 烏賊塩辛夕食膳
 形色極似箸不伸
 

薬屋さん(3)

動物医薬品のセールスマン、特に大動物の薬屋さん達は
私の目にはどーもイマイチ元気がなく、非常にサエない人が多い(ゴメンナサイ・・・)というのは以前書きました
声がみんな小さくて低くボソボソと喋り、笑い声も小さくて陰気なんですよ(ほんとゴメンナサイ・・・)
ところがですね、これは薬屋さんにとってとても大きな長所なのだ、と私は最近気づいたのです
我々の家畜の診療所には飼い主さんをはじめとして、いろんな人が出入りしている
そして、その診療所を一日に何箇所も回って歩く薬屋さんはじつはものすごい情報通であるわけです
A製薬のFさんとかM薬品のHさんなんて、とても信頼できるやり手の薬屋さんなんだけれども、隣に座ってても別の獣医師と話している時はほんとにボソボソと何を言ってるのやらさっぱり解からない(笑)、でもこれがじつはスゴイ才能なんですね
デカい声で喋ったら、聞かれたくない人(ライバル会社のセールスマンとか)にも聴かれてしまうし、値段の交渉などは特に聞かれてはマズイわけでしょう
薬の種類だって法律ギリギリの劇薬も多く扱ってるし・・・
つまり彼らは、本当は筋金入りのプロの薬バイニンだったわけです
暗くて陰気で、裏事情を知り尽くしたダーティーなイメージ
これはじつはそういう理由から生れてきたんですねー
なんだか薬屋さんたちがすっげーカッコ良く思えてきたぞ

馬の妊娠鑑定

超音波馬の妊娠鑑定の季節もいよいよ終わりに近づいてきました

今は超音波診断装置を使って子宮の中の胎胞を写し出す方法が普及していてヒトの妊娠診断と全く同じことをします、でもヒトでは腹部に端子を当てるわけですが、馬では超音波がそれでは届かないので、直腸に端子を突っ込んで腸壁越しに直接子宮に当てて胎児を写し出します

この機械はヒトの病院で使うものとほとんど同じで、とても高価な代物なので汚れたり故障したりしないようにと非常に神経を使います・・・子馬が近づいて来てイタズラをして壊されてしまったなんていう話をよく聞くんですよ・・・ですから、母馬の妊娠診断している時は子馬を絶対に機械に近づけないように細心の注意を払って仕事をしなければいけないのです・・・

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