私は獣医師として牛馬の診療を始めて20年を迎えようとしています。最近の獣医師の診療技術は20年前に比べると、牛馬の病気をを科学的な目で見ることに関しては大変な進歩があります。感覚でやっていたことがどんどん数値化されてゆく。これは、獣医学にとって素晴らしいことであります。病気をアナログで捕らえていたものがどんどんデジタル化されて来た。臨床のデータが記録され蓄積され分析されて来た、ところがなのですよ・・・せっかく科学的な進歩をしている獣医学を、われわれ臨床家は上手に使いこなしていないんです。

獣医師の世界の人間を大雑把に分けると、学者と臨床家に分けられる。学問の世界と人情の世界といってもいい。この二つのものをしっかりと認識しておかないとおかしくなってしまうのですよ。医者の世界と同じだね。・・あ・往診が入ってしまってのでこの続きはまた後ほど(笑)