肉牛の生産現場には、こんな傾向があるんです
 
金回りのよい大農場は効率主義
そこの社長はお金持ち
低コストで牛を安く安く売って競争に勝とうとして
作る肉牛は質よりも量のF1交雑種あるいはホルスタインの雄
スーパーで売っている牛肉はほとんどがこれ
そのターゲットは金の無い貧乏人であります
 
質素な小農場は品質主義
そこのオヤジは職人気質で金は持っていない
コストは少し高くても質にこだわり続ける
作る牛は最高級ブランドで精液から高い金をかける
金持ちはそういう農家を好む
我が町で生まれる高級和牛は町民の口にはとても入らない
そのターゲットは首都圏の高級料亭に来る金持ちであります
 
金持ちは多数の貧乏人から金を巻き上げ
貧乏人は金持ちからこぼれる金で暮らす
まるで磁石のN極とS極が
互いに引かれてくっつくみたいな関係だね