今年の1月の十勝地方は雪が異常なほど少なかった。

 「いつか、ドカンと来るぞ。」
 
そんなことを往診先などで話していたが

案の定・・・

1月の雪の少なさを帳消しにするような大雪が降った。

そして、そのあとに襲ってくるものは

地吹雪(ブリザード)だ。

結局はなんだかんだと毎年この2月頃というのは、地吹雪の季節である。

現在、北海道のはるか東方沖には

大雪を降らせた低気圧が巨大な渦を巻いて、ほとんど停滞しているらしい。

さて私は

手を怪我をして仕事を休ませていただいている。

しかし、体調いたって普通で、体がなまり気味なので

IMG_0341散歩がてら、例のお気に入りの

国道38号線沿いの大楡の木を見に行った。

この楡の木は帯広市内でもひときわ見事な大木にもかかわらず

市の保存樹木という看板が付けられていないので

保存対象の樹木ではないのではないかと心配である。

IMG_0343というのも先月

隣の幕別町の踏切近くにあった、これまた見事な大きな楡の木が

危険な枝振りだという事で

写真のように

剪定されていのるかと思いきや

IMG_0342あっさりと

切り株だけになってしまった。

そんな事があったばかりなので

とても寂しい心持ちがしていたのである。

この国道38号線沿いの大楡の木が

同じ運命を辿るのではないかと心配だ。

この大楡の木をよく見ると

あちこちの枝が剪定され、切り落とされている。

IMG_0341なんだか知らないが

自分の指先を怪我で失ってしまった今の私は

この大楡の、枝の一部が切られた姿を見ると

他人事とは思えない心持ちがするのである。



 地吹雪を見下ろしてゐる楡大樹   豆作



 
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