一風変った野生動物の写真集である。
牛馬の大小便は見慣れている、というかそれを見たり触ったりすることを生業にしている私としては、こういう写真集にはとても親近感がもてるのだ。
著者によると、某国のある書店の店頭に、この本を並べることを拒否されたそうな。
著者の岩合光昭氏をご存知の方も多いだろう、けっしてこういうネタ専門のお方ではない。世界的に活躍されている野生動物の写真家である。
しかし、著者はあとがきで、これは野生動物のウンコとオシッコの「芸術」の本であるといっている。
この言葉にも、私は親近感を持った。実は私は学生の時、学園祭で、自分のウンコの写真を半年撮りためて、形の良いものを選り抜いて「芸術品」としてスライド上映をしたことがあるんです・・・。これにはさすがに、友人、先輩、先生方の評価が大きく分かれたものだった。オマエは異常だと・・・。
しかしそんな中で、同級生だった馬医者修行日記のhig先生などは、スクリーンに大写しになった私の排泄物を見て大喜びしてくれたことを覚えている(笑)。
豆作さん、ただ者ではないですね