大学時代の教養課程の英語靴亮業。先生はマービン・ミラー先生というたいへん人気のある先生だった。

" What is Japanese ? "

この頃になって、ミラー先生の髭と眼鏡と講義のメインテーマだったこの言葉が、なぜかよく頭に浮かぶようになった。もう20年以上も経っているのにね。

授業では、国籍が日本でも白肌金髪碧眼の人はどうなるとか、東洋人の血液なのに外国籍の人はどうなるのかとか、味噌汁と御飯を愛する人こそJapaneseだとか、いろいろディスカッションさせられたものだ。

でも、結局結論は出なかったはず。ミラー先生も結論より、我々生徒がこのテーマを考え、議論するという事自体を目的に講義を進めていたのだと思う。

国際化社会、グローバリズムが進んだ日本。その流れの中で牛馬の獣医学もその恩恵をこうむり、大きな発展を遂げていることは喜ばしいことである。

獣医学と平行して、酪農や肉畜や馬産などの畜産業も同様に外国の高い技術を取り入れて、大きく発展してきた。これまた喜ばしいことである。

であるわけだけど・・・最近の牛乳の生産調整や、米国産牛肉の輸入解禁や、ばんえい競馬の経営不振、などのニュースを聞くにつけ、まだまだ日本の畜産業は本当に自分の足で立っているんだろうか。確固たる自信の上にこの産業とそれにまつわる文化が発展しているのだろうか。外国の畜産の形だけ真似して外国の環境や精神性の違いを十分理解しているのだろうか。といったような疑問がわいてくるのである。

What is Japanese  (           ) ?

括弧の中に、畜産関係のいろんな言葉を入れて、あれこれ考えて反省してみるのも時には必要ではないかなぁ。

そしてミラー先生は、まだお元気なのだろうか・・・