うるさい黒毛和種の親牛へホルモン注射を打とうとして
牛舎の敷居とびらで牛を挟み、保定は万全と思って近づいて注射をした瞬間・・・
とびらのパイプの間から回し蹴りが飛んできて、私の右足の脛をかすった。
かすった程度だからそれほど痛くもなかったのだが
数時間たってもジーンとした違和感が消えず、かえってそれが強くなってきた。
おかしいな?と、思って昼休みに蹴られた脛を覗いてみたら
ご覧のとおりの瘤が出来ていた。
見ていると、なんだかだんだん痛くなってくるから不思議だ(笑)
普通の生活にはまったく支障の無い打撲だからよかったが
あまりに綺麗に(?)膨らんでいるので、思わず撮影してしまった。
* * *
下の写真は、それから約36時間後の所見
局所の腫脹は周囲の組織に広がって
瘤はなだらかになり
普通の熱感と疼痛を伴う腫脹へと変化してきた。
昨日の晩、軽く酒を飲んで寝たら
今朝は早い時間に、痛くて目が覚めてしまった(笑)
しかし痛みのピークは今朝までで、日中は特に支障もなく仕事する事ができた
と、まあ、只それだけの話なんですがね(笑)
私もこれで、正真正銘、脛に傷を持つ男(=指摘されると困る事情のある男)となりました。
サッカーの選手って、こういう傷は茶飯事なんだろうなぁ・・・とも思ったりした。
* * *
昨日往診の途中で見つけた(といっても今ならどこでも咲いている)
大花延齢草(オオバナエンレイソウ)だ
花が咲くまでに15年もかかるそうだ
そういわれると愛しさの増す、白い可憐な花である
足を牛に蹴られたり・・・
往診途中でエンレイソウの写真を撮ったり・・・
なかなか楽しい生活ではある(笑)
お互いもう反射神経も鈍ってます。気をつけましょう。
大動物獣医師にもシンガードが必要でしょうか・・・・・