馬の繁殖検診には、腟鏡は必須の道具である。
直腸検査による卵胞の触診はもちろん重要だが、それとほとんど同じ重要度で、私は腟鏡を使った子宮外口所見の視診を重視している。
卵胞の所見よりも、子宮外口の所見の方が、牡馬に対する牝馬の「心情」をより正確に反映するのだ。
長い方を重輓馬用に、短い方を軽種馬用に、それぞれ使い分けている。
以前までは写真の中央の30cmタイプ(特大)と、下の25cmタイプ(大)を使っていたのだが、今年はとうとう一番上の35cmタイプ(特々大)を手に入れることが出来た。
使ってみてわかったのだけれど、重輓馬のデカくて深いやつには、やはり断然35cm(特々大)が使いやすい。
外発がよく腟が弛みを増してきても、この35cmタイプは、しっかりと奥まで開き、外口の所見ををきちっと映し出してくれるのだ。
35cmを使い出してから、30cmを使う事がなくなってしまった。
今後は35cmと25cmの二刀流で行くことになりそうだ。
この二刀流で「牝馬の心」をガッチリと掴んで行こうと思っている。
直腸検査だけでは自信が無く・・・w
目でもシッカリ見るようにしてるのです。