暦の上では立秋をとっくに過ぎた8月13日なのだが
十勝地方は昨日から猛暑が続いている。
乳房炎警報が発令?!(というか私が勝手に発令)されて久しい。
そんな中、酪農家を毎日回っていて気付くことは
乳房炎が出る家と出ない家がはっきりしている、ということだ。
では、どんな酪農家が多発しているかというと・・・ひと言でいうのはなかなか難しいのだが
はっきりしているのは、搾乳場所の不衛生な酪農家は暑さに弱く乳房炎が多発する、ということは言えると思う。
不衛生な搾乳場所というのはだいたい、暗くてジメジメしている。
そして、そういう所で搾るのが慣れっこになってしまっている。
いくら暑くても乳房炎が増えない所は、おおかた搾乳場所が明るくてカラッとしている。
少しでも明るくカラッとした場所で搾乳できるよう、意識を変えて
照明を増やしたり、敷き料を増やしたり、小さな対策で良いから実行して欲しいものだ。
暑いときに乳量が減るのは仕方が無い
しかし、暑いからといって必ず乳房炎が増えるかというと、そうではないのである。
暑いときこそ、搾乳衛生の自己診断のチャンスだと思って、実行して欲しいのだ。
この暑さが去って秋になった時、その効果が必ず現れてくるはずだから。
みごとに咲いた一面のひまわり。
しかし、もうすぐ緑肥として畑に鋤きこまれてしまう。
ジメジメしないで、明るくカラッと。思い悩んでいないで、やることをやって結果を出す。ということが精神衛生面でも大事ということでしょうか。