重輓馬の繁殖牝馬の蹄管理の悪さ。

最近は特にひどくなっているような気がしてならない。

「削蹄せにゃイカンと思ってるんだけどサ・・・」

なんせ皆さん高齢で、口は動けど、体が動かない。

伸ばし放題、割れ放題。跛行しなけりゃそれでいい・・・

息子夫婦には、馬なんて儲からないから早く売ってくれと圧力がかかるし・・・

削蹄するモチベーションは、下がる一方だろう。

私が就職した頃は、あちこちで馬を枠に入れて

馬の手入れに余念のない親父さんたちがいたものだがなぁ・・・


BlogPaintさて、左前肢の支跛。

検定器で、反応のあるところに見当をつけて削り

二重底になっていたところを剥がしたら

化膿汁がじわりと滲み出して来た。

白線上ではなく

蹄叉でもないから

病名は蹄底腐爛でいいのかな。

こういう場所が見つかれば、もう「勝ち」である(笑)。
馬蹄2
最近愛用しているのが

小型の電動ドリル。

ホームセンターなどで、安く買える。

昔は、葉状刀やT字型のドリルなどで

手動でコキコキと穴を掘って

病巣部を除去していたが

これを使い出したらもう、そんなことはやっていられなくなった。

大きさも深さも自由自在な穴を開けられる。
馬蹄3
化膿汁が尽きて

血液が出てくる程度まで

穴を掘り広げる。

ここまで掘ると

馬が痛がって暴れたりするので

しっかり保定し

時には、沈静も必要だろう。

電動ドリルだと

正直楽しくなってどんどん削ってしまうし(笑)
馬蹄5
血液が出る程度に掘ったら

今度は薬剤を浸み込ませた脱脂綿で

穴を埋める。

特別な薬はいらないと思う。

私は牛用のFRパスタを良く使う。

脱脂綿は大きめにして

マイナスドライバーなどで

少しずつしっかりと穴埋めをする。

詰めるのに、いろんな道具を使ってみたけれど

大きなマイナスドライバーが

いまのところ、私には一番使い易く、愛用している。

最後に抗生物質を打って、治療終了。

症状によっては、数日の投与と、脱脂綿の詰め替えを行う予定だ。