「西洋生まれの科学が、どのくらい深くキリスト教に依存しているか。外部の人間として、われわれがしばしばそれを忘れるだけのことである。」

「強い論理志向と、神秘主義の奇妙な結合、それが西洋人の悪癖である。私はそう思う。」

と、養老氏は『カミとヒトの解剖学』のなかでそう言う。

『悪い』癖かどうかは、私はわからないけれども(笑)

そういう西洋人の論理志向は

彼らの家畜に対する考え方や接し方に対して

私も、しばしば気づくところであり

それがおそらく、キリスト教の教義に基づいているのだろう、というのも

なんとなく感じている。

まじめに信じているかどうかは疑わしいが、日本人の多くは仏教徒であり

日本の文化は、主にその仏教に根付いている。

仏教が日本にやってきたのは、飛鳥時代の538年、といわれている。

キリスト教が日本にやってきたのは、1549年(以後ヨロシク、とザビエル来日)。

この間に1000年の月日が流れている。

ただ、私は日本史の話をしようとしているのではなく

養老孟司氏の「唯脳論」を参考に、私の身の回りの畜産現場を見て

どんな景色が見えるのかを書いている。

「科学」とともに、「宗教」という大きなテーマがそこにあるようだ。

でも今度は

あんまりヘンな事を言うと、バチが当たるかもしれないので、気をつけながら行きたいと思う・・・