23日の昼飯を、事務所の和室で食べていると

開けていた窓から歌声が流れてきた。

ずいぶん昔に聞いたような、懐かしいメロディーと歌声だった。

この日はT町の秋祭り、事務所の向かいにある柏林公園の野外ステージでイベントがあった。

私は勤務なので見に行けなかったのだが

IMG_0192職場の広報誌の取材を担当している同僚のK獣医師が写真を撮ってきた。

「大泉逸郎が来るっていうんで、写真撮りに行ったら、リリーズが出てきて歌ってましたよ。」

「リリーズ!!・・・なつかしいなー!!・・・さっき『好きよキャプテン』歌ってたよね。ここまで聞こえてきたよ。リリーズ、知ってた?」

「・・・いちおう、知ってますけど。」

「いやー懐かしい!!。リリーズが写ってる写真、それ、ちょうだいね!」

「・・・いいですけど。・・・安田さん、リリーズそんなに好きだったんですか(笑)」

双子のアイドル・リリーズの唯一の大ヒット曲『好きよキャプテン』は、私が中学3年生の時に流行った歌だ。

その後、これといったヒット曲もなく、リリーズの人気はあまり続かなかった。

当時の女性アイドルは、山口百恵、桜田淳子、森昌子の御三家や、ピンクレディー、キャンディーズなど

錚々たるメンバーがテレビを賑わせていて、リリーズはその陰に隠れて人気も長くは続かなかったように思う。

それから数年経った後、私が故郷静岡の高校二年生だった時

「静岡まつり」のライブイベントのゲストに、リリーズがやってきたことがあった。

その時もリリーズは、人気絶頂だった大場久美子の陰に隠れて

大場久美子のステージの前座を勤めるという形だった。

そのときリリーズの二人がステージでいった言葉を今でも憶えている。

「私達は、北海道の夕張という所の出身なんです。雄大な自然に囲まれたとてもいいところです。」

そして、こんなことも言った。

「私達は、山育ちなので、蛇やトカゲを見ても可愛くて、全然怖くありませーん。」

以来、私はリリーズを生でもテレビでも見たことが無かったが、この言葉だけは妙に憶えていたのだった。

c0759778あれから、34年・・・

ずいぶんと長い時間を経て、私はその歌声を再度聴いたのだった。

K獣医師が撮った写真では、顔がよく見えないが

まぁそれもいいかもしれない(笑)

それにしても、リリーズがまだこうやって、双子の歌手として頑張っているのを目の当たりにすると

なんだか、深い感慨が湧いてくる。

30年以上前の大人気だった上記の女性アイドル達は、もう今は、ほとんどが引退しているか

していなくても音楽はやめていたり、当時とは違ったことをやっている人達が多い中で

このリリーズは、30年以上も前と同じような活動を、今も続けているのである。

それも、私の診療地区の小さな町の一イベントにやって来て

30年以上も前のヒット曲『好きよキャプテン』を歌っているのだ・・・。

とても懐かしくなったので、リリーズをネットで検索し

リリーズのファンクラブのオフィシャルサイト

リリーズの事務所のオフィシャルホームページを覗いてみた。

と、そこで・・・

私は新たなる発見をしてしまった。

彼女達の生年月日は、1960年12月7日。

なんと、1960年9月23日生まれの私と同じ齢

全くの同世代なのであった。

   *     *     *

私の職場では、リリーズを知っている同僚は、意外に少なかった。

当然知っているであろうと思われた、私より数年若い世代のH獣医師やN獣医師とて

知らないか、忘れているか、なのであった。

「リリーズ・・・知らないの?」

「僕は知らないんですよねー・・・」

「双子の女の子のデュオなんだけど。」

「もしかして、頭に羽根つけてインディアンみたいな格好して歌ってたアイドルですか?・・・」

「・・・いや・・・ちがう、ちがう(笑)・・・それは、リンリンランラン(笑)・・・。」

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