北海道俳句協会という結社や流派を超えた団体が発行している

image「北海道俳句年鑑・2014年版」が、先日届いた。

そこで毎年募集している北海道俳句協会賞というものに

私の応募した連作20句「牛の天地」が

思いのほか評価を受けて

第47回北海道俳句協会賞をいただいた♪

image俳句を始めてかれこれ20数年

いろいろな俳句大会に投句をして

単発の1句で入選したりしたことはあったけれども

このような連作での受賞は初めてのことだった。

その内容は、写真をクリックして見ていただけるが

image選考委員の方の

「牛と牛に関わる自然や暮らしを、温かくじっくりと見つめた二十句の説得力は大きかった。牛に深く関わっていなければできない俳句であり、北海道らしい俳句であるともいえる。」

という評は、大変嬉しく有難いものだった♪

口絵のグラビアに自分の写真が載るのは

imageなんだかちょっと照れくさい・・・

私の顔写真の左隣は

なんと

北海道文化奨励賞を受賞された五十嵐秀彦さんである。

五十嵐さんはいまや、北海道の俳壇を活性化しつつある中心人物で

代表をなさっている俳句集団【itak】の活動は

全国的にも注目を浴びているユニークなものである。

「北海道俳句年鑑・2014年版」の冒頭の

北海道俳壇展望「状況は動き始めている」

という五十嵐さんの文章は

今までの俳句年鑑ではお目にかかったことの無い、目の覚めるような一文だ。

そこには、今年北海道で行われた「東京マッハ」「俳句甲子園」などの俳句イベントを取り上げて

北海道の若い俳人がそこで育ちつつあるにもかかわらず

今の北海道の俳壇(北海道俳句協会)は、そのことに気づきもせず

無関心でいることを鋭く突いて批判している。

この文章が載っているだけでも

今年の「北海道俳句年鑑・2014年版」は価値のある年鑑になったと私は思う。

さらにこの年鑑の前半には、北海道の俳句雑誌・結社の紹介

後半には、会員の俳人が詠んだ俳句5句ずつが網羅され掲載されていて

今の北海道の俳壇とはどのようなものなのか、おおよそ解るようになっている。

そんなわけで

今年の北海道俳句年鑑は

私にとって特別な本になったと思っている。

興味のある方はぜひ、北海道俳句協会に問い合わせるなどして

この俳句年鑑を取り寄せて読んでみていただきたいと思う。


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