寒い日が続いている。

image屋外で息を吐くと、真昼間にもかかわらず

白く大きな息がフワーッと出来上がる。

こう寒いと、牛や仔牛や馬の体調も悪くなりそうなものだが

今のところ、仔牛や育成牛の往診が若干増えているほかは

それほど忙しい思いはしていない。

寒いなりにも、安定した、平穏無事な正月勤務ができているようだ。

ところで

話は変わるが

今年の私の年賀状には

例によって、回文の1句を添えてみた。


 雌羊か山羊の布着や果実秘め   豆作

 (めひつじかやぎのぬのぎやかじつひめ)


何で果実なの?、という指摘はこの際勘弁してもらって・・

今年もまぁ一応、干支を読み込んだ回文を添えることができた。

回文については、前から言っているように

私よりも数段うまい名手が何人か居るのを私は知っていて

いつもそれらの回文を見ては感心しているのだが

今年の新年にはまだ、私のネット上に知る範囲では

名手の回文には、お目にかかっては居ない。

そのうちまたいつか

登場してくれるであろうと期待している。


【加筆】

・・・じつは、上記の名手の一人、鈴木牛後さんが

  前の記事に干支の回文俳句をコメントして頂いていたのを

  翌日発見した。その作品は


  昨日比増加で買うぞひつじ草  牛後

 (さくじつひぞうかでかうぞひつじぐさ)


  「ひつじ草(未草=スイレン)」という季題を詠んだ立派な俳句になっている。

  その未草の競り市がある!?などとは、回文ならではの諧謔であり

  さすが、名人の一句は違いますね♪・・・


ところで

話は、また変わるが

きょうは当直である。

しかし、ずっと往診依頼もなく

暇だったので

回文の事などを書いてたいら

ついに、電話が鳴った。

M地区の酪農家@さんからだった。

「夕方逆子で分娩した牛が立てなくて・・・」

「・・・うん。」

「なんだか膣脱みたいなんだけど・・・」

「・・・。」

「何かしたほうがいいのかな・・・」

「・・・いや、そのままそっとしておいて。これから行くから。」

image今年の初当直は

こんな電話から始まった。

私は寒さの増してくる夜に

@牧場へと向かった。

ところが・・・

これから先の話は

長くなりそうなので

次回にしましょう(笑)

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左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画を撮りました

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