今年の暑さ、蒸し暑さは、
北海道としては例年になく厳しいものになっているようである。
特に、夜の気温と湿度が下がらないところが、
従来の北海道の夏の暑さと違っているような気がする。
たまたまなのかもしれないが
ここ数日の往診の内容は
死亡の確認や、死期切迫の廃用認定などの
厳しい内容のものが多い。
それに加えて、追加で入る緊急往診が
乳牛の起立不能症や甚急性の乳房炎などが多く
これまた厳しい内容で
暑さにやられていることを感じるものばかりだ。
「暑さは、どんな牛群にも平等にやってくる。」
と、先日の記事に書き
実際は
そんな暑さにも耐える牛群と
耐えられない牛群がある、と言った。
ここ数日
私の往診に通っている牛群は
残念なことに、後者の
暑さに耐えられない牛群
ということになる。
暑さに強い牛群と、暑さに弱い牛群は
どうしてそんな違いが出てくるのか。
それは、色々複雑な理由が絡まりあって、違いが出てくるので
一口で説明するのはなかなか難しい。
しかし、それでも、ひとこと言っておきたいことがある。
それは、暑さというのは牛の体に直接作用しているばかりではない、ということだ。
暑さで牛の体温が上がり、バテるのは当然だが
「暑さは、牛以外のものにも当然、平等にやってくる。」
とくに注意したいのが、エサ、である。
牛が暑さでバテるのと同じように
牛のエサも暑さでバテることを忘れてはならない。
牛も生き物なら、牛のエサもまた生き物である。
特にコーンサイレージなどの発酵飼料は、暑さにバテやすい。
発酵させている菌がバテてしまい
エサが変質するのだ。
エサも生き物である以上
エサの季節変動は当然起こる。
「暑さは、牛のエサにも平等に襲い掛かってくる。」
ということは
扇風機やミストなどで直接、牛の体を暑さから防いでも
暑さにバテた牛のエサを与えているのであれば
牛は間接的に暑さにやられていることになる。
暑熱対策は、牛の体や、牛舎環境ばかりではなく
牛の腹の中に入るエサの暑熱対策も大切ということになる。
エサの暑熱対策ができている牧場の牛群は暑さに強い。
暑さに強い牛群と、暑さに弱い牛群と
差が出る理由の一つが
ここにあるのだろう
と、私は考えている。
左の写真の道具を使う
「牛のニコイチ捻転去勢法」
の動画を撮りました
写真をクリックして
ご覧いただけます
北海道としては例年になく厳しいものになっているようである。
特に、夜の気温と湿度が下がらないところが、
従来の北海道の夏の暑さと違っているような気がする。
たまたまなのかもしれないが
ここ数日の往診の内容は
死亡の確認や、死期切迫の廃用認定などの
厳しい内容のものが多い。
それに加えて、追加で入る緊急往診が
乳牛の起立不能症や甚急性の乳房炎などが多く
これまた厳しい内容で
暑さにやられていることを感じるものばかりだ。
「暑さは、どんな牛群にも平等にやってくる。」
と、先日の記事に書き
実際は
そんな暑さにも耐える牛群と
耐えられない牛群がある、と言った。
ここ数日
私の往診に通っている牛群は
残念なことに、後者の
暑さに耐えられない牛群
ということになる。
暑さに強い牛群と、暑さに弱い牛群は
どうしてそんな違いが出てくるのか。
それは、色々複雑な理由が絡まりあって、違いが出てくるので
一口で説明するのはなかなか難しい。
しかし、それでも、ひとこと言っておきたいことがある。
それは、暑さというのは牛の体に直接作用しているばかりではない、ということだ。
暑さで牛の体温が上がり、バテるのは当然だが
「暑さは、牛以外のものにも当然、平等にやってくる。」
とくに注意したいのが、エサ、である。
牛が暑さでバテるのと同じように
牛のエサも暑さでバテることを忘れてはならない。
牛も生き物なら、牛のエサもまた生き物である。
特にコーンサイレージなどの発酵飼料は、暑さにバテやすい。
発酵させている菌がバテてしまい
エサが変質するのだ。
エサも生き物である以上
エサの季節変動は当然起こる。
「暑さは、牛のエサにも平等に襲い掛かってくる。」
ということは
扇風機やミストなどで直接、牛の体を暑さから防いでも
暑さにバテた牛のエサを与えているのであれば
牛は間接的に暑さにやられていることになる。
暑熱対策は、牛の体や、牛舎環境ばかりではなく
牛の腹の中に入るエサの暑熱対策も大切ということになる。
エサの暑熱対策ができている牧場の牛群は暑さに強い。
暑さに強い牛群と、暑さに弱い牛群と
差が出る理由の一つが
ここにあるのだろう
と、私は考えている。
左の写真の道具を使う
「牛のニコイチ捻転去勢法」
の動画を撮りました
写真をクリックして
ご覧いただけます
酪農においてルーメン内の原虫、細菌叢、微生物の管理が
一番重要視されること。
先生の仰るとおりこれは飼わせてやる飼料の質管理にまで
及びますね。特に発酵飼料は給与するまでできるだけ
外気に触れさせないこと。
牛飼いは「虫飼い」良い言葉です。
ところで最初の画像のダクトファン?
あれってどうなんでしょね。
牛飼いに対する熱意いっぱいの取引農家さんが
あれ使ってまして、先週お邪魔したら
机の上に3枚以上の検案書?が置いてありました。
私の助言は一切受け入れない方なので営業上の
巷話ですましてます。
今こちらは繋ぎ馬屋で換気扇2頭に1台が常識です。
経済連?のアドバイスで水かけは3年ほど前からしていますが
これもずっと前から私がこの農家さんにお願いしてる
ことなんですけどね。