私は平成18年9月20日の、自分のブログでこんな記事を書いていた。

 『去年めでたく!?町村合併をした我が町の農業統計を
覗いてみた。これによると

  農家数 636戸 で、全耕地面積が 17,700ha  ということだから

  一戸あたりの面積は、17700 ÷ 636 = 27.8ha  となる。

  「日本国勢図会2004/05」によれば
  日本全国の一戸あたりの耕地面積は1.2ha
  さらに北海道全体では12.64ha ということだ。

  我が町はさすがに農業王国十勝のど真ん中の町だなぁ と、感心した。

  ・・・ところが・・・

  「世界国勢図会2004/05」をめくってみると

  アメリカ合衆国の農業者一人あたりの耕地面積は 141.7ha ・・・

  オーストラリアの農業者一人あたりの耕地面積は 1011.3ha ・・・

  これを一戸あたりに換算したら、最低でも2倍以上にはなるだろうから

  仮に倍にすると、アメリカは 一戸あたり 243.4ha 

  オーストラリアは 一戸あたりなんと 2022.6ha 

  そうすると、アメリカの農業規模は我が町の約9倍。(243.4÷27.8)

  オーストラリアの規模は我が町の約74倍になる。(2022.6÷27.8)

  もし我が町がアメリカ並になったら、農業人口は9分の1に減って、72戸。

  オーストラリア並になったら、農業人口は74分の1、たったの9戸に減ってしまう。

  我が町に農業者9戸のみ・・・淋しいなぁ・・・

  そんな国の農業、畜産業、その農産物や牛肉と、まともに勝負して
  規模を拡大して国際競争力をつけましょうなんて
  真剣になって言ってる農業指導者が、わが国にはまだいるらしい。』

この記事を書いてから

9年の歳月が流れた。

その間に、日本のそして北海道十勝の

農業人口はさらに減り続けているに違いない。

酪農についても、戸数が減っている。

我が町もその例外ではない。

我が町は北海道十勝地方の中央に位置し

畑作の盛んな地域であり

一戸あたりの耕地面積は今、およそ30〜50haだと思われる。

良い土地は畑になり、牧草地にするよりも収益が上がる。

酪農をやめて畑作と和牛繁殖にした農場も多い。

そのような土地で、酪農家の方々も乳牛を飼いながら頑張っている。

そこには、搾乳牛30頭程度〜500頭程度の酪農家まで色々な規模で

いろいろな管理方法で独自の道を進む酪農家があり

私はそれらの牧場を、日々訪問して仕事をさせてもらっている。

そんな日々の仕事のなかで

最近つくづく感じる事、それが

乳牛が病気や怪我をして、呼ばれて行って治療を施した時

どこの牧場の牛に対しても、全く同じように

私は全力で治療を施しているのに

いくら治療してもさっぱり治ってくれない牧場と

治療によく反応して治ってくれる牧場と

牛たちにはっきりと差が出はじめているという事だ。

その事は、共済の死亡・廃用事故や病傷の事故の数

すなわち、保険金請求書やカルテの数にもあらわれている。

IMG_0475乳牛の命が軽んじられている牧場と

乳牛の命が大切に扱われている牧場と

はっきりと差が出始めている。

そして

前者のような牧場が増え

後者のような牧場が減り

乳牛の寿命が短くなる。

それぞれの牧場の

飼養形態は・・・

あ・・・また同じ事の繰り返しを

言う事になってしまうようだ。

この話題・・・

そろそろ終わりにしましょうか。



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「牛のニコイチ捻転去勢法」

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