北見市にお住まいの音羽紅子(おとわべにこ)さんは、

私と同じ日本伝統俳句協会の会員で、

数年前の新年句会でご一緒してから、

北海道在住の俳句仲間として親しく交流させてもらっている。

image紅子さんは確かまだ30歳代ながら

「ゆきしづく」という季刊の俳句雑誌を主宰し

地元北見市の俳句シーンに一石を投じる活動をされている。

音羽紅子さんの俳句の師匠は

俳句雑誌「童子」主宰の、辻桃子先生。

紅子さんは、早稲田大学の文学部時代

辻桃子先生の娘さんである俳人の如月真菜(きさらぎまな)さんととても親しかったらしく

それが縁で、学生時代から俳句に親しんでいたそうだ。

私のような田舎の大学出身者には考えられないような

華やかな文学青年時代を過ごされた才媛だ。

imageその紅子さんから先日

「ゆきしづく」の招待席に豆作の句文を載せたいのだが

何か書いてくれないかと頼まれてしまった。

私はもちろん喜んで承知して

「ゆきしづく」第八号に

私の俳句と短文を掲載して頂いた。


 臍の緒の寝藁まみれや親子馬

 立てばすぐ仔馬乳吸ふ音のして

 美しく烈しき父に似し仔馬

 博労の買ふ気や仔馬くさしつつ

 馬を診て仔馬を褒めて帰りけり


「ゆきしづく」第八号が出て、1週間程たったころ

この短文を

音羽紅子さんの師匠である辻桃子先生が読み

たいそう気に入ってくれたようだ

と、紅子さんから連絡をいただいた♪

IMG_4200それから数日たったある日

紅子さんから突然メールが入り

辻桃子・安部元気ご夫妻が今十勝の中札内に来ていて

よかったら今夜会えないだろうか、という連絡をいただいた♪

これにはちょっとびっくりしたが

あの、全国的に有名な辻桃子先生ご夫妻に

私的にお逢いできるチャンスなどそうあるものではないと思って

仕事が終わった午後6時過ぎに

我が家から中札内の宿泊施設まで

雨の降る中、車を走らせた。

桃子先生はとてもにこやかに、私を迎えてくれて

夕食までも一緒に頂くことができた♪

さらに食後は

俳人ならば当然の流れとして

「句会をやりましょう。」ということで

桃子・元気ご夫妻に加えて

隣に泊まっていた、これも「童子」の石井ご夫妻が加わり

さらに、音羽紅子さんが北見に居ながらメールの投句

という、6人での句会となった。

句会では、皆さんの忌憚の無い句評が交わされ

なかでも、桃子先生の歯に衣着せぬ鋭い批評はとても印象的った。

その中で、桃子先生に褒められた私の一句は


 茸(きのこ)らに嬉しき雨が十勝野に


この夜は、ずっと雨が降っていた。

IMG_4268四時間ほどの短いひと時だったが

止めども尽きぬ俳句話に花が咲き

私の俳句人生の中でも

非常に特異な、忘れられない日になった。

いやぁ、俳句をやっていると、いろいろ面白いことが起こるものだ♪

そして、こんな素晴らしい句縁を作っていただいた

音羽紅子さんに

あらためて深く感謝を申し上げたい。


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左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画を撮りました

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