私がこのブログ上で文芸の新ジャンル(!?)として提唱する

IMG_4430「現代漢詩」というものは、

その原型を中国の唐代の漢詩に習っている。

基本的に漢字を並べた詩であればよいのだが、

やはり、歴代の漢詩の中で最も美しい詩型は、

唐代に一つの完成を見た「七言絶句」ではないかと思う。

「七言」は四字と三字に並列すると納まりのよろしさがあり

「絶句」は起承転結の四連で自己完結する。

IMG_4429私の作る「現代漢詩」のほとんどは

「七言絶句」のそんな美しい型に習っている。

唐の大詩人、李太白によってその最高峰を見る「七言絶句」は

さらに、それを朗吟する時の、押韻や平仄の美しさを持って完成されるのだが

現代の私のような普通の日本人にはそれは無理である。

日本人の漢字の読み方は、唐代の漢字の読み方とは違う。

それを無理に真似をしても、唐代の漢詩には到底及ばないばかりか

せっかく浮かんできた詩心が

萎えてしまう原因になりかねない。

IMG_4431そんな理由で、

自分の出来る範囲内で、

日本語読みで通じる範囲内で、

「七言絶句」の美味しい所だけをつまみ食いすることで(笑)

「現代漢詩」を作って楽しもう

というわけである。

「現代漢詩」に詠まれる内容は

いかなる内容でも全く構わない。

前回の記事の作品のような

大上段に構えた、社会詠、風刺詠ばかりである必要は全くない。

今回、例にあげる作品のような

作者自分自身の身の回りの些細な出来事なども

「現代漢詩」として

好きに作って楽しめればそれでよいのだ。


 深夜徘徊
(ラウンドミッドナイト)

最近熱中夜散歩
脂肪燃焼邪心捨
爽快星空緩口元
傍目只映変質者


  蠅

朝残珈琲机上置
昼飲口中粒触知
溺死銀蠅舌上転
即時吐出催吐気


 健康万歳

今朝目覚小鳥声
純白陶器水面静
豪放落筆一文字
腹部快調日本晴


 充 満

父親役割塾迎行
車内放屁腹爽快
娘達乗込鼻塞怒
寒夜帰路窓全開


 実 力

父親休日入台所
気合料理男手塩
試食妻子顔見合
結局全員即席麺


 現金娘

娘達最近反抗期
不潔悪臭父遠嫌
有時豹変猫撫声
高価洋服店舗前


 左右茹

蒸気室内赤他人
灼熱隣座同時刻
意地張合我慢比
顔面沸騰釜地獄


 料理指針

細断玉葱挽肉炒
練込茹芋球状整
塗粉溶卵衣付揚
狐色熱々大皿盛


 山下達郎

雨夜更過変化雪
一人聖日君未見
消残恋情不叶願
今宵空想告白幻


 紙 杯

病院自販買珈琲
泌尿科前口含通
周囲怪訝視線浴
紙杯極似映飲尿


 撃退演技

迷惑勧誘電話口
撃退作戦案実行
自演耳遠好々爺
相手断念大成功


 得点一瞬

蹴球放映興奮観
試合接戦皆不動
尿意限界慌用足
決定場面亦見逃


 前立腺

密室露出菊肛門
医師挿入指掻回
不意唸声初体験
未知心扉新世界




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左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画を撮りました

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