12月6日の道新、日曜文芸欄に

BlogPaint私の一句


 ダリの絵の如く掛かりし朴落葉    豆作


が、辻井のぶ先生の選評付きで入選した♪

じつは

1419664955この一句にイメージしたダリの絵は

「記憶の固執(こしゅう)」という絵で

ぐにやっと曲がった柔らかい時計と

ばさっと落ちている胎児のような顔が印象的な絵。

この句を詠んだのは10月の末。

images近所の大きな朴の木から落葉がたくさん落ちていて

その一枚を手に取ったとき

私は、手にした朴落葉の意外な柔らかさに驚いた。

パリパリに乾燥しているのではなく

まだしっとりしていて、ぐにゃっと曲がったのだ。

そのときに、なんとなくこれはダリの絵に出てくるアレかなと思って

こんな1句を詠んでみた。

他愛のない感興だったのだが

辻井のぶ先生に、思いもよらぬ評価をいただいて

とても嬉しい新聞紙面になった。

この日の文芸欄には、それに加えて

伝統俳句協会とホトトギスの句会でいつもお会いする

札幌の岡本清さんの一句


 朝寒し外灯明り残る街     清


が、辻井のぶ選に入っていた♪

また、小樽の北の年尾忌句会で毎年お会いする

BlogPaint古平の渡辺嘉之さんの一句

 
 初冬の灯台よりも白き波    嘉之


が、源鬼彦選の選評付きで入選♪

それと、私の所属する地元十勝の俳誌「柏林」の仲間の

帯広の柳瀬むねおさんの一句


 積丹の女人禁制寒修行    むねお


も、源鬼彦選に入っていた♪

さらに、嬉しいことに

最下段の櫂未知子さんの「十七音の旅」という連載コラムの中で

俳句集団【itak】の幹事さんで、かつ私と同じホトトギス誌友で

その他の句会や飲み会でよく会い、いつも仲良くさせてもらっている

BlogPaint札幌の増田植歌さんの一句


 教室の蒸発皿や雪催(ゆきもよい)   植歌


が、引用されていた♪

この日の文芸欄は、私の句ばかりではなく

こんなに多くの、私の句友の方々の句が

活字になって、紙面を賑わせていたのだった。

それらの句を読むたびに、皆さんの面影が浮かび

うれしい紙面になった。

俳句を長年やってきて

あちらこちらに句友ができると

こういう楽しさも味わえるのだ、と知った

うれしい紙面だった。


※追記

この記事の私の句に触発されて

我が親愛なる同期獣医師、I森QU先生が

写真と共に、一句を寄せてくれた♪


モネの絵の日の出の如く十勝川  QU

Unknown





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どうもありがとう!


※さらに追記

この記事の句を見た我が親愛なる

文芸派獣医師の宗匠、頑黒和尚氏より

メールで二句届いた。
 

モネの絵の赤を模したり初日の出   頑黒和尚

還暦に記憶の固執ダレだっけ     同


こういう投句の連鎖は楽しいですね♪

重ねて感謝いたします!



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左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画を撮りました

写真をクリックして

ご覧いただけます。