町内の酪農家▲牧場で生まれた受精卵の和牛が、

約1.5ヶ月齢になった時に、

突然右後足を着地できなくなったという。

1週間ほど様子を見ていたのだが、

IMG_4870全く良くならないという。

そんな状態になってから初めて、

たまたま別件で往診に来ていた獣医師に

この仔牛の状態をなんとかできないかと相談したという。

相談された獣医師は、

相談するのが遅すぎるよ・・・と思いながらも、

消炎鎮痛剤と抗生物質を投与し、

IMG_4872それを数日続ける治療を指示したという。

それから約1週間が経って

年が明けた。

正月気分の只中の1月2日

夕方の緊急往診で私が▲牧場に行ったとき

▲牧場のスタッフから、

再びこの牛が心配なので見て欲しいと言われ

この仔牛の今後について相談された。

IMG_4874相談するのが遅すぎるよ・・・と思いながらも、

私はその仔牛の肢を診た。

「歩き方がほとんど変わらなくて、全然着けないんですよ・・・」

「・・・うーん、これはずいぶん我慢したねぇ。」

「治りますか?」

「・・・それは、もう少し治療してみなければわからないよ。」

「治らなかったら、廃用ですか?」

「・・・そんなこといきなり言わないで、まずはちゃんと診断しないと。」

「骨折してるんですか?」

「・・・それはレントゲンを撮ってよく見てみないとわからないよ。」

「レントゲン撮るんですか?」

「・・・そう。骨折してるかどうかハッキリさせないとね。でも今すぐは無理だから、正月休みが終わった日の昼からレントゲンの装置持って来て、ここで撮るからね。」

「お願いします。」

かくして

私も、初診した獣医師と同じように、消炎鎮痛剤と抗生物質を投与し

レントゲンを撮る日まで、それを続けてもらった。

さて、正月休暇が終わり

image発病から半月近くを過ぎて

いまだに重度のな跛行が全く改善していない仔牛の

肢のレントゲン写真を、ようやく撮り終えて

私は、その日の午後に

画像データーが診療所のパソコンに送られてくるのを待った。

IMG_4963その結果が

左の2枚の写真である。

右後肢の基節骨(繋骨)と中節骨(冠骨)が白く濁っていて

その間の関節面は、異常に離れていてずれているようにも見えた。

これは、この部分に強い炎症があるのは間違いようだ。

IMG_4965しかし

各骨の骨折の所見は見られないようだった。

ただ・・・

私のレントゲン画像の診断力は

まったくお寒い限りで

正しい診断をする自信がない。

今この記事をお読みの獣医師で

エックス線画像の読解の得意な方がいらっしゃったなら

どうかご助言をいただきたいと思う。

この画像のような状態は

どのようにして起こり

どのような経過をたどり

どうしてこんな画像になってしまったのだろうか?

ご自由な発想と想像を巡らせて

是非コメントをいただきたいと思う。

(この記事続く)


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左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画を撮りました

写真をクリックして

ご覧いただけます。