レントゲン写真からの情報を参考にしつつ、
▲牧場の息子君とスタッフ数人の立会いのもとで、
今後の治療方針をなんとか説明して同意を得て、
あらためて治療を開始した。
前回の記事のごとく、
右後肢の内側蹄の繋骨と冠骨間の関節炎が自潰した部分を洗浄し
そこへ抗生物質(乳房炎軟膏)を注入し
FRパスタをたっぷりと塗ったガーゼを当てて
包帯で包んだ。
この時点で、仔牛の患肢は
全くと言って良いほどに
着地をすることができなかった。
おそらく強い痛みがあったのだろうと思われた。
その日から抗生物質の注射を1週間続けた。
1週間後に
この仔牛の肢を再び診た。
すると
仔牛は右後肢を着地するようになっていた。
レントゲン写真から
骨折のない事は分かったものの
関節の強い腫れと
骨膜炎が疑われる画像だったので
正直これほどまでに早く
跛行が改善するとは予想していなかった。
自潰したことによって
疼痛が次第に消えていったのだと思われた。
しかし、疼痛が消えたとしても
感染や炎症のが改善しているかどうかはわからないので
再び局所の処置をして
さらに、抗生物質を打ち続けてもらうように指示した。
それからまた約1週間後
この仔牛を診に牛舎を訪ねてみると
仔牛は私の気配を感じて立ち上がり
囲いの中を逃げ回った。
写真を撮ろうとして近づくと
直ちに勢いよく逃げて行くようになった。
肝心の跛行は
まだ若干の支跛が残っているものの
栄養状態も元気も申し分ない状態になっていた。
それからまた1週間程度経ったところで
同僚の獣医師が、この仔牛を再診し
鎮静をかけて、局所の状態を確認した。
その同僚獣医師の話によると
腫脹も軽減し
局所には肉芽が形成されて関節を覆い
跛行もほとんど消失し
自潰した部分は
順調に治癒しつつある
ということだった。
左の写真の道具を使う
「牛のニコイチ捻転去勢法」
の動画をYouTubeにアップしています。
ここを→クリックして
ご覧いただけます。
▲牧場の息子君とスタッフ数人の立会いのもとで、
今後の治療方針をなんとか説明して同意を得て、
あらためて治療を開始した。
前回の記事のごとく、
右後肢の内側蹄の繋骨と冠骨間の関節炎が自潰した部分を洗浄し
そこへ抗生物質(乳房炎軟膏)を注入し
FRパスタをたっぷりと塗ったガーゼを当てて
包帯で包んだ。
この時点で、仔牛の患肢は
全くと言って良いほどに
着地をすることができなかった。
おそらく強い痛みがあったのだろうと思われた。
その日から抗生物質の注射を1週間続けた。
1週間後に
この仔牛の肢を再び診た。
すると
仔牛は右後肢を着地するようになっていた。
レントゲン写真から
骨折のない事は分かったものの
関節の強い腫れと
骨膜炎が疑われる画像だったので
正直これほどまでに早く
跛行が改善するとは予想していなかった。
自潰したことによって
疼痛が次第に消えていったのだと思われた。
しかし、疼痛が消えたとしても
感染や炎症のが改善しているかどうかはわからないので
再び局所の処置をして
さらに、抗生物質を打ち続けてもらうように指示した。
それからまた約1週間後
この仔牛を診に牛舎を訪ねてみると
仔牛は私の気配を感じて立ち上がり
囲いの中を逃げ回った。
写真を撮ろうとして近づくと
直ちに勢いよく逃げて行くようになった。
肝心の跛行は
まだ若干の支跛が残っているものの
栄養状態も元気も申し分ない状態になっていた。
それからまた1週間程度経ったところで
同僚の獣医師が、この仔牛を再診し
鎮静をかけて、局所の状態を確認した。
その同僚獣医師の話によると
腫脹も軽減し
局所には肉芽が形成されて関節を覆い
跛行もほとんど消失し
自潰した部分は
順調に治癒しつつある
ということだった。
左の写真の道具を使う
「牛のニコイチ捻転去勢法」
の動画をYouTubeにアップしています。
ここを→クリックして
ご覧いただけます。
だんだん良くなってきてよかったですね!
ウチはNOSAIの獣医さんにお願いしていますが、あえて若い方々ではなく一旦退職された嘱託の年配の獣医さんに電話していつもお願いしています。
これからも頑張って豆作先生!