1枚目の写真は、今から約2年前の、

図2平成26年4月に診療した△さんのミニチュアホース。

「後産が残っている」という禀告で、

手を入れてみたら、まだ胎児が居た。

側頭位の難産だった。

プラ二パートの投与と粘滑剤の注入によって、

失位した頭部を整復して、

なんとか娩出させることが出来た。

胎児は死亡していたが

その後、数日の治療で

親馬は元気を取り戻した。

このときの様子は

2014.4.20.の私のブログ記事に書いたとおりである。

2枚目の写真は

図1
それから半年たった平成26年9月、

△さんから、この馬の子宮洗浄の依頼が来たときのもの。

「発情が来たので交配したが、その後、血の混ざった粘液が出ておかしい。」という禀告。

子宮洗浄をしようとして、膣の中へ手を入れたら

子宮頚管外口部が穿孔しているのを発見。

子宮洗浄を中止した。

私は暗澹たる気持ちになった。

△さんには、

この馬はもう助からないかもしれない

と告げて、抗生物質の投与を

数日間続けた。

そうしたところ

この馬はなんと

その3日後には餌を食べ始め

元気に走り回るようになった。

このときの様子も

2014.10.17.の記事に書いた通りである


それから

1年と6ヶ月の歳月が流れた。

そしてこのミニチュアホースが

図3突然、体調を崩したのは

今年の平成28年4月だった。

△さんの禀告は

「お腹がパンパンに膨らんで、異常な大きさになっている。」というものだった。

図4熱発して呆然佇立。

腹腔を穿刺してみたところ

化膿性の腹水が吸引されてきた。

このミニチュアホースの2年前からの病歴を考えれば

腹膜炎であろう事は、容易に想像できた。

「これはもう、このままにしていたら死んじゃいますよ。」

「なんとか命だけでも助からんかい?」

「うーん、こうなったらもうお腹を切って、中の悪いものを出すしかないか。」

「手術かい?」

「はい、もうそれしか方法はない・・・、ダメもとでやってみましょうか。」

「お願いします。」

かくして私たち診療所のスタッフは

この日の午後

この馬の開腹手術をすることになった。

(その結末は・・・明日・・・十勝NOSAI本所で開催される「十勝獣医師会・学術研究発表会」でも発表します。)

(この記事続く)


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左の写真の道具を使う


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