「乳房から、また出血してるのですが・・・」
#牧場からの往診依頼だった。
なんと・・・
またまた乳房からの出血である。
半ば呆れながらも、
事態は大変なことになりそうな気配もあるので、
いつものように緊張した面持ちで、
#牧場に到着してみると、
問題の牛はすでに、
パーラーの枠に入れられていて、
肢を上げられていて、
乳房の出血部位を治療する準備が、
全て万端に整っている状態だった。
前々回
前回
に引き続いて
今回もまた、全く同様に
乳房の外側面を走る静脈に
穴が開いて
そこからの出血だった。
「・・・またか。」
「・・・はい。」
3回目もまたもや
乳房のほぼ同様の箇所から
勢いよく出血している牛を目の前にして
この出血の原因が
カラスの仕業であることを
もはや誰一人として
疑う者はいなかった。
私は再び
いや、三たび
この乳房の出血部の血管を縫合し
止血剤を打ち
治療を終えた。
頻度のそれほど高くない
乳房側面の血管縫合
という手技を
ここ1ヶ月も経ぬ間に3回も
繰り返し行っていると
なにやら、時間が空回りして
タイムスリップしているような気分になった。
そして、更には
こころなしか
自分自身の
乳房の血管の縫合処置の
手際がよくなって
技術が上達したようにも感じていた。
短時間に反復練習
いや
反復「本番」を
3回も繰り返せば
誰だってきっとそうなるに違いないと思った。
「・・・カラス、何とかしないとね。」
「・・・そうですよね。」
短期間に3回繰り返された
カラスの獣害だが
このままではいつ4回目が起こるかわからない。
大事なのは
治療技術などよりも
予防対策であることは
もはや言うまでもない。
#牧場からの往診依頼だった。
なんと・・・
またまた乳房からの出血である。
半ば呆れながらも、
事態は大変なことになりそうな気配もあるので、
いつものように緊張した面持ちで、
#牧場に到着してみると、
問題の牛はすでに、
パーラーの枠に入れられていて、
肢を上げられていて、
乳房の出血部位を治療する準備が、
全て万端に整っている状態だった。
前々回
前回
に引き続いて
今回もまた、全く同様に
乳房の外側面を走る静脈に
穴が開いて
そこからの出血だった。
「・・・またか。」
「・・・はい。」
3回目もまたもや
乳房のほぼ同様の箇所から
勢いよく出血している牛を目の前にして
この出血の原因が
カラスの仕業であることを
もはや誰一人として
疑う者はいなかった。
私は再び
いや、三たび
この乳房の出血部の血管を縫合し
止血剤を打ち
治療を終えた。
頻度のそれほど高くない
乳房側面の血管縫合
という手技を
ここ1ヶ月も経ぬ間に3回も
繰り返し行っていると
なにやら、時間が空回りして
タイムスリップしているような気分になった。
そして、更には
こころなしか
自分自身の
乳房の血管の縫合処置の
手際がよくなって
技術が上達したようにも感じていた。
短時間に反復練習
いや
反復「本番」を
3回も繰り返せば
誰だってきっとそうなるに違いないと思った。
「・・・カラス、何とかしないとね。」
「・・・そうですよね。」
短期間に3回繰り返された
カラスの獣害だが
このままではいつ4回目が起こるかわからない。
大事なのは
治療技術などよりも
予防対策であることは
もはや言うまでもない。
カラスを追っ払ってくれる動物や鳥などはいないのでしょうか?鳶あたりでも鴉にはおいまわされていたり、猫も脅かされているのを見ているので、これは強敵とは思っていますが。