北海道獣医師会雑誌の今月号に、

十勝の広尾町の酪農家、

S木牧場さんが紹介されていた。

IMG_1313「私の職場紹介」

というシリーズの記事だ。

執筆者は、

元十勝NOSAIの獣医師だったNさんで、

このS木牧場に嫁ぎ、そこを職場として紹介している。

私はかつて、Nさんとは

同じ診療所の同僚の獣医師として、

約5年間一緒に働いたことがある。

Nさんが現在の自分の職場

IMG_1310すなわちS木牧場で

主婦として

母として

そして獣医師として

頑張っている姿を

獣医師会雑誌の記事を通して

知ることができた。

読んでいるうちに

一緒に働いていた頃のNさんの面影と

往診に通っていた頃のS木牧場を思い出し

とても懐かしく思った。

IMG_1316と同時に

S木牧場が

多くの困難を乗り越えながら

現在に至り、素晴らしい酪農家として

さらに日々進化しつつあるということが

Nさんの文章の隅々から伝わってきた。

その文章は

理路整然としていて

堅実かつ謙虚

そして

地にしっかりと根を張った

酪農家としての自信と

獣医師としての自負が

至る所で感じられる好文章である。

興味のある方は

特に

酪農家の方々には

是非クリックして

全文を読んでいただきたいと思う。

この文章の中で

最も、私の心に響いたのは

「今後の北海道酪農に望むこと」

という章の中の

「欧米のやり方を真似しても成功しません。『日本の土と草で牛を飼う』を忘れてはいけないと思います。」

IMG_1312というNさんの言葉だ。

この言葉は

酪農家であり

かつ

獣医師である

Nさんだからこその

説得力があり

とても重みのある言葉だと思う。


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