すっかりお馴染み(!?)、

IMG_1205となった仔牛の顎の腫れ。

そのほとんどは、

口腔内の細菌が、

歯肉(はぐき)に感染して、

それが歯肉深く侵入し、

IMG_1207下顎をぷっくりと腫らして膿瘍になる。

私の記憶の中ではすべてが下顎で、

上顎が腫れた仔牛を見た憶えがない。

下顎が好発部位であるようだ。

なぜそうなのか?

IMG_1210それはまだよくわからないが

牛の下顎とその周辺には

細菌感染しやすい構造と

その後の

膿瘍を形成しやすい構造が

IMG_1213きっとあるのだろう。

今回の腫れも

その例に漏れぬ

典型的な下顎の膿瘍だった。

穿刺をして

IMG_1217膿瘍であることを確認し

そのまま頭部を保定して

メスで切開。

中の膿汁を絞り出して

軽く洗浄して

IMG_1219抗生物質を投与して

創部はそのまま開放して

終了。

後日

綿棒に採取した膿瘍の

細菌検査の結果が送られて来た。

αーstreptococcus(レンサ球菌)

BlogPaintが検出された。

仔牛に限らず

牛の体にできた膿瘍を

出来るだけ綿棒で採取して

細菌検査に出すことにしているのだが

症例数がそれほど多くないので

なかなかデーターが集まらず

牛の体表の膿瘍における

感染細菌の菌株の傾向

というものは

まだなかなか掴むことができていない。

っても、まぁ

傾向など掴めなくても

特に困ったことにはならないから

そうなっている訳なのだが。


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