いわゆる「乳検データー」というのは、

乳検組合に加入している酪農家の間では、

お馴染みのデーターであり、

酪農家の個々のきめ細かな数字びっしりと並んでいる「あれ」である。 

個々の酪農家はそれぞれ、

自分の牧場の「乳検データー」を見ながら、

自分の牧場の課題を見つけて、

それを個々に解決する努力をしていると思われる。

それが「乳検データー 」の

第1の活用法であろう。

しかし、

それと同時に

個々の「乳検データー」を総合して

北海道あるいは都府県という

大きな括りによって

「乳検データー」の集積統計を眺めてみると

北海道全体の、あるいは都府県、の

酪農情勢の「推移」というものを見ることができ

そこに、大きな「課題」が浮き上がってくる。

昨年から、その大きなデーターが

「北海道酪農検定検査協会」

という団体のHPから発信されている。

なにやら物々しいが、要するに

農水省の外郭団体と富士通という企業が手を組んで

乳検情報をWebで発信しているのだ。


IMG_1435団体の性質上

この情報の発信元は

農水官僚臭が非常に強くて

まったく鼻持ちならない印象なのだが

その内容については

他では得ることのできない貴重なデーターである。

各ページに色々ついている解説文も

その執筆者が誰なのか全くわからないという

まったく鼻持ちならない文章なのだが

腹立たしさを我慢して

数字だけを素直に読み取って見ると

これが意外に面白くためになりそうな数字であり

その数字の先に何か見えてくるものを感じるのだ。

それは

今の日本の酪農業界の抱える「課題」である。

HPでは、この「課題」を5つに分類して挙げている

曰く

「乳用雌牛の減少」

「交雑種の増加」

「個体価格の高騰」

「除籍頭数の増加」

「分娩時事故が多い」


IMG_1437この5つの課題は

乳検データーの推移を見て

採り上げられたもののようだ。

この5つの課題は

私が日頃

現場回りで感じていることと

よく一致しているので

なかなか的を得ているのではないか

という印象を持った。


(この記事続く)



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