助産の時に強く牽引し過ぎて、
中手骨を骨折してしまったホルスタインの新生児。
それも、今回は、
「左右」両方の中手骨の骨折だった。
緊急で呼ばれて、
キャストを巻き、
抗生物質を3日間打ってもらい、
今日は、その3日目だった。
「子牛の調子はどう?」
「・・・特に痛がるわけでもなく普通にしてますよ。」
「お乳は飲んでる?」
「・・・普通に飲んでます。」
「下痢とかしてない?」
「・・・大丈夫です。」
「立てる?」
「・・・ちょっと手伝ってやれば立ちますよ。」
一般状態は悪くないようだった。
今日はこの牛の
骨折部位のX線写真を撮る日だった。
キャストを巻いたまま
X線装置を当てて
右斜め、左斜め、前方、の
3つの方向から撮影した。
撮影したカセットフィルムを
隣のT町にある診療センターの
デジタル現像装置に差し込んで
画像データーを映し出した。
私は今まで
キャストを巻いた時
骨折部位を真っ直ぐに整復していたつもりでも
X線画像を撮って見てみると
思っていたよりも大きくずれて(騎乗変位して)いたり
思っていたよりも曲がっていたり捻れていたり
していることが多かったので
今回もかなり心配だった。
しかし
画像を見る限り
過去の私の経験した症例に比べると
大きなズレやまがりや捻れはなく
まぁ、そこそこ
問題なく整復できているのではないか
と、自分なりには
ホッと胸を撫で下ろしたのだった。
飼主さんとも相談して
キャストを巻き直すことはせずに
そのままで様子を見て
2週間後に再び往診して
キャストを外して
巻き直すことにした。
(この記事続く)
左の写真の道具を使う
「牛のニコイチ捻転去勢法」
の動画をYouTubeにアップしています。
ここを→クリックして
見ることが出来ます。
中手骨を骨折してしまったホルスタインの新生児。
それも、今回は、
「左右」両方の中手骨の骨折だった。
緊急で呼ばれて、
キャストを巻き、
抗生物質を3日間打ってもらい、
今日は、その3日目だった。
「子牛の調子はどう?」
「・・・特に痛がるわけでもなく普通にしてますよ。」
「お乳は飲んでる?」
「・・・普通に飲んでます。」
「下痢とかしてない?」
「・・・大丈夫です。」
「立てる?」
「・・・ちょっと手伝ってやれば立ちますよ。」
一般状態は悪くないようだった。
今日はこの牛の
骨折部位のX線写真を撮る日だった。
キャストを巻いたまま
X線装置を当てて
右斜め、左斜め、前方、の
3つの方向から撮影した。
撮影したカセットフィルムを
隣のT町にある診療センターの
デジタル現像装置に差し込んで
画像データーを映し出した。
私は今まで
キャストを巻いた時
骨折部位を真っ直ぐに整復していたつもりでも
X線画像を撮って見てみると
思っていたよりも大きくずれて(騎乗変位して)いたり
思っていたよりも曲がっていたり捻れていたり
していることが多かったので
今回もかなり心配だった。
しかし
画像を見る限り
過去の私の経験した症例に比べると
大きなズレやまがりや捻れはなく
まぁ、そこそこ
問題なく整復できているのではないか
と、自分なりには
ホッと胸を撫で下ろしたのだった。
飼主さんとも相談して
キャストを巻き直すことはせずに
そのままで様子を見て
2週間後に再び往診して
キャストを外して
巻き直すことにした。
(この記事続く)
左の写真の道具を使う
「牛のニコイチ捻転去勢法」
の動画をYouTubeにアップしています。
ここを→クリックして
見ることが出来ます。
X線現像装置があるところへ運んで、X線画像を見ながら整復とキャスト固定するのが望ましいのですが・・・ね。
両前肢にフルリムキャスト固定すると、体重が重い牛だと上腕骨や橈骨骨折のリスクが高まるかもしれません。
キャスト固定せずに済むプレート固定の適応かも!