26BE398A-6619-4F76-8756-E19613E80A9710月の第2月曜日は、

毎年小樽ホトトギス会主催の、

北の年尾忌句会が開催され、

今年で36回目を迎える。

年尾忌というのは正確には、

高浜虚子の長男の高浜年尾の亡くなった10月26日であり、

その日には鎌倉の寿福寺で句会が行われる。

しかし道内のホトトギス俳人にとっては、

そこへ馳せ参じることも難しく、

その前の体育の日が祭日ということで

毎年この日に年尾忌句会が小樽で行われるようになった。

高浜年尾はご存知の通り

小樽商大(当時は小樽高商)時代に4年間小樽に暮らし

数年下の伊藤整や小林多喜二などとも交流があり

当時の北海道文学を盛り上げた小樽ゆかりの俳人である。

私は4年前にこの大会に初めて参加してから

以来毎年欠かさず出席するようになった。

その理由はいろいろ有るけれども

94C28CDE-6F3B-4032-B35B-A786C649D501やはり

ホトトギスを中心とした伝統系の俳人たちが

高浜年尾先生を偲びながら真摯な気持ちで集い

句会の場を設けて句を詠みあうという

身の引き締まる句会であるからだと思う。

「ホトトギスの俳句」

「高浜年尾の忌」

という旗印を堂々と掲げて開催する句会は

北海道ではこの句会だけである。

正直、私は

ホトトギスの俳句とはどういうものであるか

高浜年尾先生とはどういう人だったのか

まだまだ良くわかっていない。

しかし、だからこそ

北の年尾忌句会に毎年参加して

ホトトギス俳句とはどういうものかを

高浜年尾先生はどういう人だったのかを

勉強したいのである。

この句会に参加すると

高浜年尾の生前にお会いしたことのある人もまだ多くいて

年尾のいろいろなエピソードを聞くことができる。

そういう方たちの詠む句は

私にはとても詠めない心のこもった句である。

会場にはいつも遺影とお花が供えられ

その和やかな遺影の表情からは

年尾先生の人柄が偲ばれる。

99BD4F5D-3C2F-49F1-8396-3B0016F36FC7私は今年から

この句会の選者を仰せつかってしまった。

今年の選者は私の他には

荒舩青嶺、岡本清、工藤牧村、桂せい久、辻井靖之(大会長)、

というバリバリの「ホトトギス俳句」の選者の方々であり

私は初めてで大変緊張したが

なぜか

年尾先生の柔和な遺影を見たら気持ちが楽になり

気持ち良く選と句評をすることができた♪

9971EB44-FE1D-467F-82B8-2234B8CDE776今年は参加者58名で5句の投句

総句数290句から15句を選び

さらにその中の5句を特選として

句評をさせていただいた。

参加者の中には

ホトトギス系の俳人ばかりではなく

私のよく知る道内の俳人が幅広く集まり

年齢も20代から80代までと

幅広い層の参加者による句会であり

忌日の句会としてはおそらく道内最大規模

920E8B1A-DF82-4CB8-847E-AE7C9E490B0Eその伝統は今なお盛んに引き継がれている。

私もこの句会のために

微力ながら今後も精一杯

お手伝いさせていただきたいと思っている。


 小樽のみ晴れて年尾の忌のふしぎ   豆作



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