今月の「家畜診療」誌の、

C3281B64-D7C0-4B1B-AE27-AEC7216C3B5Bワンポイント質問のコーナーに、

捻転式去勢の注意点、

と題して、

左右両精巣の同時捻転去勢法(いわゆるニコイチ捻転法)と、

片精巣ずつの捻転去勢法(電動ドリルの捻転法)とを、

比較して考察した記事が掲載された。

筆者は(株)Guardianの伏見康生氏。

C37C2DBC-5637-4094-8404-1242AC041DC6牛の精巣の解剖学から始まり

旧式の結紮法と新式の捻転法の比較を述べ

それから本題の

ニコイチ捻転法(両側同時)と電動ドリル捻転法(片側法)の

比較考察が書かれている。

掲載誌の文章を写真に撮り

33E60A22-FD5B-4A31-80B4-A29DB901CA33ここに転載させて頂いたので

クリックして大きくして

是非読んでいただきたいと思う。

ニコイチ捻転法と電動ドリル法の

それぞれのメリットとデメリットと思われることが

図や写真を通して比較考察されている。

A8725DFC-5957-4C28-B8F2-E7AC8EF22BEE二つの方法の紹介と

実施する際の注意点が

詳しく述べられている。

ただし、今回は

科学的な数値データーによる

客観的な比較検討までには至っておらず

どちらの方法が優れているか

という処までは

残念ながら言及されておらず

両者の去勢法の紹介というところで止まっている。

まだ両者を客観的に比較するデーターは

蓄積されていないようだ。

客観的なデーターがなかなか蓄積できない理由としては

一人の獣医師が

両方の手技を同時に使うということはせず

どちらかの手技を習得してしまえば

それだけを熟練して

日々の診療に用いているからだろう。

私は、いうまでもなく

普段はニコイチ捻転法ばかりをやっており

電動ドリル法の経験は一度もない。

そして

この記事の筆者の伏見氏は、逆に

普段は電動ドリル法を採用されているようだ。

今後

両者がどのように普及してゆくかは

それぞれの獣医師諸氏の手に委ねられるが

今回の記事のような比較検討が

さらに進んで

より良い去勢法が普及してゆくことを願っている。

掲載記事の文末には

以下のような記述があった。

「最後に、従来から鉗子による子牛の捻転去勢を実施する獣医師は存在していたが、ごく限られた範囲の特殊な手技に過ぎなかった。そこへ両側同時捻転去勢専用ツールを開発し、個人でweb発信を行い、手技の一般化と普及をさせた十勝農業共済組合の安田峰獣医師の功績は大きく、獣医療界のこれまでの情報と技術の浸透のあり方に変革をもたらしたケースといえる。」

BlogPaint最近は

俳号の豆作ばかりだったので

本名が活字になるのは

なんだか恥ずかしい(笑)

筆者の伏見氏には

心から感謝を申し上げたい。


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左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして

 
 見ることが出来ます。