「立春」はとっくに過ぎているので、
暦の上では、
今はもう春、
少なくとも早春、
の頃である。
確かに日中は、
どこかしら春らしい陽光が、
戸外を包み始めて、
明るい春の日脚が伸びてきたという実感がある。
しかし
ひとたび夕日が落ちて
暗い夜になると
春の気配は
すぐさまどこかへ消え去ってしまい
外気温は一気に下がり
周囲は冬の姿に戻ってしまう。
春なのに寒い。
これを歳時記では
「春寒(はるさむ)」あるいは「余寒(よかん)」などと言い
早春の季題となっている。
特に
1日の気温差(日較差)の激しい内陸性気候の
我が十勝地方では
この時期の夜の寒さは半端ではなく
真冬の寒中の気温と
ほとんど変わらない程に冷え込む。
「春寒」「余寒」どころではない(笑)
昨日の
宿直当番の時もそうだった。
日中の気温は
そこそこ温かく
氷点下から抜け出しそうな気配だった。
ところが
夜になり
また厳しい冷え込みがやってきた。
私はつい、うっかりと
診療車に積んでいたリンゲルなどの
液体の薬品を
車の中に入れっぱなしにして
そのまま寝てしまった。
そのままにしておくと
翌朝には
凍ってしまう。
翌朝
起きてすぐそれに気づき
慌てて
夜明け前の寒さの中で
診療車内に積みっぱなしだった薬品を
診療所内のパネルヒーターの上に乗せて
凍りかけた薬品を「救出」した。
夜明け前だったので
何とか凍結は免れることができた。
一連の写真はその時に撮っもの。
うちの診療所の
冬から春にかけての風景は
リンゲルなどの補液剤がパネルヒーターの上に置かれ
その他の薬品も凍らないように
準備室の片隅に
邪魔にならないように
あちらこちらに置いてある。
この診療所内の風景は
私共には
全く当たり前の風景なのだが
九州や四国などの暖かい地方の
家畜診療所では
決して見られない風景
なのだろう。
左の写真の道具を使う
「牛のニコイチ捻転去勢法」
の動画をYouTubeにアップしています。
ここを→クリックして
見ることが出来ます。
暦の上では、
今はもう春、
少なくとも早春、
の頃である。
確かに日中は、
どこかしら春らしい陽光が、
戸外を包み始めて、
明るい春の日脚が伸びてきたという実感がある。
しかし
ひとたび夕日が落ちて
暗い夜になると
春の気配は
すぐさまどこかへ消え去ってしまい
外気温は一気に下がり
周囲は冬の姿に戻ってしまう。
春なのに寒い。
これを歳時記では
「春寒(はるさむ)」あるいは「余寒(よかん)」などと言い
早春の季題となっている。
特に
1日の気温差(日較差)の激しい内陸性気候の
我が十勝地方では
この時期の夜の寒さは半端ではなく
真冬の寒中の気温と
ほとんど変わらない程に冷え込む。
「春寒」「余寒」どころではない(笑)
昨日の
宿直当番の時もそうだった。
日中の気温は
そこそこ温かく
氷点下から抜け出しそうな気配だった。
ところが
夜になり
また厳しい冷え込みがやってきた。
私はつい、うっかりと
診療車に積んでいたリンゲルなどの
液体の薬品を
車の中に入れっぱなしにして
そのまま寝てしまった。
そのままにしておくと
翌朝には
凍ってしまう。
翌朝
起きてすぐそれに気づき
慌てて
夜明け前の寒さの中で
診療車内に積みっぱなしだった薬品を
診療所内のパネルヒーターの上に乗せて
凍りかけた薬品を「救出」した。
夜明け前だったので
何とか凍結は免れることができた。
一連の写真はその時に撮っもの。
うちの診療所の
冬から春にかけての風景は
リンゲルなどの補液剤がパネルヒーターの上に置かれ
その他の薬品も凍らないように
準備室の片隅に
邪魔にならないように
あちらこちらに置いてある。
この診療所内の風景は
私共には
全く当たり前の風景なのだが
九州や四国などの暖かい地方の
家畜診療所では
決して見られない風景
なのだろう。
左の写真の道具を使う
「牛のニコイチ捻転去勢法」
の動画をYouTubeにアップしています。
ここを→クリックして
見ることが出来ます。
私の父(14年前他界)も、埼玉県で共済の獣医師でした。
少々変わった人で父親としては失格な所がありましたが、獣医という仕事への情熱や探求は人一倍のものがあったと思います。
私は実家の家業(家畜診療所)には全くの無関心した。往診の電話が来れば夜でも早朝でも出掛けていく姿に、労いの言葉も態度も表せませんでした。今生きていればなぁー、と思います。
40年位前、帯広畜産大学の学生さんが一人で埼玉のうちまで訪ねてきたことがありました。確か父の雑誌への投稿を見て、興味を持って下さったようでした。一週間位狭い我が家に泊まって一緒に往診を廻っていたような…懐かしい記憶があります。
共済は訳あって55歳で退職し、開業したあとは、北海道からも講演の依頼を頂戴し何度か行っておりました。
ブログを拝読しながら、なんとなく父と重なる所がありまして、不躾ながら長々と失礼致しました。
北海道はまだまだ厳しい季だと思います。お風邪など召しませんようご自愛下さい。
これからもお邪魔させて頂きます。