「花鳥諷詠」の3月号に、
私の作品30句が、
そして、
「花鳥諷詠」の4月号に、
私の受賞者のことばが、
それぞれ掲載された。
手前味噌で恐縮だが、
私の素直な気持ちを書いたので、
読んでいただくと嬉しいです。
「日本伝統俳句協会賞受賞の言葉
安田豆作
いつものように往診先の牧場から次の牧場へと車で移動中、
胸のポケットの携帯電話が鳴り、
それが日本伝統俳句協会賞の受賞の知らせでした。
しばらくは半信半疑でしたが、
今こうして受賞の言葉を書いていると、
協会賞を本当にいただいたのだという実感が湧いて来て、
とても光栄に思います。
応募した三十句は全て、
私の仕事中の体験を元にしたものです。
牧場において獣医師が取り組むべき事の多くは、
その牧場の経済に関わる事ですが、
実際に牧場で経験する事はそればかりではありません。
経済の思考からしばし離れ、五感を澄ましていると、
牧場を包む大きな自然の力と四季の循環を感じます。
牧場の目先の経済的価値とは別の、
季題という悠久の価値がそこにあることに気づきます。
それらを詠んだ作品群に対して賞をいただけたというのは、
この上もない喜びです。
私に俳句を教えてくれた亡き祖父にまず報告し、
旧結社「みちのく」の皆様に感謝いたします。
現在は「ホトトギス」の皆様、
「桑海」の皆様、地元の結社「柏林」の皆様、
その他私と句座を共にして下さった方々に、
心から感謝を申し上げます。
この度は誠にありがとうございました。」
また、この文章には
まだ書き足りないことがあった。
それは
私の職場の皆さん
同僚の獣医師の皆さん
往診先の牧場の皆さん
その他牧場や周辺で
私の俳句の素になってくれた皆さん
全てに
感謝の意を表すことだった。
皆さん
どうもありがとうございました。
左の写真の道具を使う
「牛のニコイチ捻転去勢法」
の動画をYouTubeにアップしています。
ここを→クリックして
見ることが出来ます。
改めまして、この度は受賞おめでとうございます。
皆さまへの感謝と共に、日々の俳句への真摯な向き合い方と句材への愛情に深く感服いたしま。
今後も十勝の俳壇の為に、伝統俳句の発展の為に力をお貸しいただきたいと存じます。
心の底よりお願いいたします。