ショッキングな画像なので、

閲覧注意と言わざるを得ないのだが、

新生子牛への狐の食害は、

相変わらず後を絶たない。

私1人だけでも年間に数頭の症例があるのだから、

北海道の獣医師が遭遇する数は、

相当な数になるだろう。

親牛が産気づいて横臥すると

破水した後

胎胞が破れて

まず前足2本の蹄先が出て

それから鼻先と舌が出てくる。

IMG_1465そこから

胎児の頭部が完全に出るまでが

陣痛の山場で

胎児の鼻と舌は

親牛の外陰部から

IMG_1466しばらくは全く

無防備なまま露出される。

産道の狭い初産の親牛では特に

お産に時間がかかるので

胎児の鼻と舌が無防備なままで

露出される時間が長くなる。

BlogPaintこの状態が

狐にとっては

美味しい子牛を食べる

絶好のチャンスとなる。

お産している親牛のお尻の傍に

そーっと近づき

無防備な子牛の鼻の肉と

無防備な子牛の舌(タン)が

目の前に出てくるのを待つ。

IMG_3418これはもう

狐にとっては最高のご馳走である。

狐はきっと

出てきた子牛の鼻の肉と

柔らかな子牛の舌(タン)を

目を細めて

美味そうに食べるのだろう。

飼主や従業員の

分娩の監視が疎かになる

深夜から明け方にかけてが

狐にとっては

格好の食事の時間になるのだろう。

私が経験した

今までの症例を

振り返ってみると

分娩の監視が行き届いていない

大規模な農場に

狐が棲み着いて

繰り返し繰り返し

被害を及ぼしていることが多いようだ。

そういう牧場は

狐に居座られないような

工夫が必要だろう。


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左の写真の道具を使う


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