昨日の午後からの仕事は、

☆畜産の育成牛約200頭の、

6種混合ワクチンと嫌気性3種ワクチンの注射。

育成牛200頭へワクチンを打つだけの仕事ならば、

それほど時間はかからないが、

この日の主な仕事は予防注射というよりは、

200頭の牛たちが、

町営の育成牧場へ入牧するための、

耳標(ペルタック)の装着であった。

町営牧場の職員全員と

農協畜産部職員と

役場の農林課の職員と

共済組合職員の私が

☆畜産に集合し

元気の良い若牛たちを

数10頭ずつ

一定の場所へ誘導し

1頭1頭に処置を施してゆく。

牛たちの耳標を装着する時は

追い込みの囲い

IMG_3579あるいは

連動スタンチョンで

逃げないように保定して

牧場職員の方々が

手際よく装着してゆく。

私は

IMG_3581それらの作業の

隙をついて(笑)

ワクチンを注射してゆく。

農協畜産部の職員は

☆さんの指示に従って

数10頭ずつの牛群を

小区画(パドック)ごとに入れ替える作業をする。

じつは

IMG_3582この牛群の入れ替え作業が

最も大掛かりな仕事になる。

ある小区画から牛たちを追い出し

追い出した数10頭の牛群を

耳標の装着と予防注射をする牛舎へ

滞りなく誘導するのは

IMG_3583なかなか壮観な牛追い作業である。

行く手の途中に

機械や敷料のロールなどで

壁を作りながら

誘導の道筋を作り

そこへ全員で力を合わせて

IMG_3584牛たちを1頭も逃さずに

誘導してゆく風景は

なかなか壮観な牛追い作業なのである。

群れごと追われる牛たちは

最初は警戒してためらっているが

ある数頭が心を定めて

IMG_3585小走りに動き始めると

後続の牛たちが

それに追随して走り始め

あっという間に

大きな牛群となって

地響きをあげて走り出す。

我々はその牛群を

IMG_3586はぐれる牛が出ないように

声をかけたり

両手を広げたりしながら

誘導してゆく。

牛群を追い込む作業

というのは

IMG_3587間をすり抜けようとする牛たちの

行く手を阻む作業であるとも言える。

この作業

いつも思うのだけれど

どこかしら

バスケットボールの

ディフェンスの動きに

よく似てるなぁ

と思うのだ。


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左の写真の道具を使う


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