「自由貿易の推進はやむを得ない」

と発言する農水相は、

「今こそ輸出に力を」

と、盛んに仰っている。

では実際に、

農産物の貿易はどのくらい行われているのだろうか。

IMG_4056農水省の統計を見ると

2016年の農産物の

輸出実績は

4553億円

輸出相手国は香港が1位、台湾が2位、アメリカが3位。

輸入実績は

5兆8273億円

輸入相手国はアメリカが1位、中国が2位、オーストラリアが3位。

IMG_4055となっている。

品目別に見ると

輸出の1位は「ホタテ貝」。(水産物も統計に入っている)

輸入の1位は「豚肉」。

IMG_4054私の気になっている「牛肉」はどうかというと

輸出では10位にランクインしており

輸出量は2055トン

輸入では5位にランクインしており

輸入量は52万5694トン

となっている。

7152C5FE-4931-43B9-BA22-0A92C8F110B2「牛肉」で見ると

輸出量は輸入量の約250分の1

となっている。

農水層が言うような

「国内需要が減っている」

のならば

この輸入牛肉の量を減らせば良いだろうと思うのだが・・・

日本は人口が減ってきたから

食べる人が減ったのだから

その分の食料の輸入量を減らします

と相手国に言えばよいだろうと思うのだが・・・

ともあれ

農産物の自由貿易の実態は

牛肉だけを見ても

これだけの輸入過剰が見てとれる。

さらに我が国の

牛肉の生産量は

ここ5年間

前年比がことごとくマイナスである。

IMG_4050日本の牛肉の生産力

すなわち

日本の牛の畜産の生産力

が低下しているのだ。

この状況の中で

農水相は

輸入に歯止めをかけぬままに

「輸出に力を入れよう」

などと言っている。

日本の畜産に

そんな余力があるとは

到底思えないのだが・・・


(この記事続く)