ストッキネットと、
エバウールシートを買っておいて、
いつ骨折治療の依頼が来てもいいように準備をしていた、
今回の仔牛の中足骨骨折。
道具はほぼ最新の物をそろえていたわけだが、
肝心の、
整復技術のほうがイマイチで、
相も変わらず、
詰めの甘い方法だったせいで、
整復後の骨折部位の、
左右のズレが大きいままでキャストを巻いてしまった。
それは前回の記事で書いたとおりである。
その写真をもう一度ここに載せておく。
やはりかなりのズレである・・・
これほどのズレは
巻き直したほうが良いのではないか・・・
という考えが頭をよぎったか?
というと・・・
実はそうでもなかった。
私はむしろこの写真を見て
この程度のズレは
巻き直さなくてもきっと治るはずだ・・・
というふうに考えていた。
なぜそのような楽観的な考えをしたかというと
それは
私の乏しいながらも
仔牛の骨折の治療をしてきた経験が
そんな考えに至らしめたのであった。
これは決して自慢できるような事ではなく
技術のヘタクソな私のようなものが何を言うか!
とお叱りを受けても仕方がないことでもあるのだが
過去の経験的には
今回の骨折よりももっと大きくずれた症例でも
骨の融合さえ順調であれば
問題なく治ってしまったことが幾度もあった。
こんな事を書くと
単なる自己弁護の言い訳にしか読めないが
今回もきっと治るだろうという
変な確信があった。
1回目のキャスト巻きから14日後
すなわち第14病日
α牧場でキャストを外した。
ストッキネットのみで
それ以外の下巻のない患部は
ギブスカッターでキャストを切ると
パカッときれいに外すことができた。
患部の擦過傷もほとんどなく
骨融合も順調だった。
ほぼ予想通りの経過に
私は安心した。
そして
再びエックス線写真を撮影し
それを隣町の事業所へ持ち込み
現像機から出てくる画像を待った。
その写真が左の写真。
前後方向の融合はほぼ問題なく融合が進んでいる。
問題の左右方向の骨の融合は・・・
うーん・・・
やっぱりけっこうズレている
が、よく見ると
骨のズレを埋めるように
新しい骨組織が造成しているのを
確認することができた。
(この記事もう少し続く)
左の写真の道具を使う
「牛のニコイチ捻転去勢法」
の動画をYouTubeにアップしています。
ここを→クリックして
見ることが出来ます。
エバウールシートを買っておいて、
いつ骨折治療の依頼が来てもいいように準備をしていた、
今回の仔牛の中足骨骨折。
道具はほぼ最新の物をそろえていたわけだが、
肝心の、
整復技術のほうがイマイチで、
相も変わらず、
詰めの甘い方法だったせいで、
整復後の骨折部位の、
左右のズレが大きいままでキャストを巻いてしまった。
それは前回の記事で書いたとおりである。
その写真をもう一度ここに載せておく。
やはりかなりのズレである・・・
これほどのズレは
巻き直したほうが良いのではないか・・・
という考えが頭をよぎったか?
というと・・・
実はそうでもなかった。
私はむしろこの写真を見て
この程度のズレは
巻き直さなくてもきっと治るはずだ・・・
というふうに考えていた。
なぜそのような楽観的な考えをしたかというと
それは
私の乏しいながらも
仔牛の骨折の治療をしてきた経験が
そんな考えに至らしめたのであった。
これは決して自慢できるような事ではなく
技術のヘタクソな私のようなものが何を言うか!
とお叱りを受けても仕方がないことでもあるのだが
過去の経験的には
今回の骨折よりももっと大きくずれた症例でも
骨の融合さえ順調であれば
問題なく治ってしまったことが幾度もあった。
こんな事を書くと
単なる自己弁護の言い訳にしか読めないが
今回もきっと治るだろうという
変な確信があった。
1回目のキャスト巻きから14日後
すなわち第14病日
α牧場でキャストを外した。
ストッキネットのみで
それ以外の下巻のない患部は
ギブスカッターでキャストを切ると
パカッときれいに外すことができた。
患部の擦過傷もほとんどなく
骨融合も順調だった。
ほぼ予想通りの経過に
私は安心した。
そして
再びエックス線写真を撮影し
それを隣町の事業所へ持ち込み
現像機から出てくる画像を待った。
その写真が左の写真。
前後方向の融合はほぼ問題なく融合が進んでいる。
問題の左右方向の骨の融合は・・・
うーん・・・
やっぱりけっこうズレている
が、よく見ると
骨のズレを埋めるように
新しい骨組織が造成しているのを
確認することができた。
(この記事もう少し続く)
左の写真の道具を使う
「牛のニコイチ捻転去勢法」
の動画をYouTubeにアップしています。
ここを→クリックして
見ることが出来ます。
今は体重も軽いので まだ足に負担はそんなに掛からないと思いますが、体重が増えてきた時に マイナスな要素が出ないのかな、と 飼い主的には思ってしまいました。
私も整形外科で 第一仙椎被裂という奇形があるので、力学的には弱いよ、と言われたので 牛の場合もどうなんだろう、と心配になります。