「食料は武器であって、日本が標的だ。直接食べる食料だけでなく、畜産用のエサとなる穀物をアメリカが全部供給すれば、日本を完全にコントロールできる。これがうまくいけば、さらに世界に広げてゆくのが、アメリカの食料戦略なのだ。君たちはそのために頑張って生産してほしい」

これは

アメリカの名門公立大学である

ウイスコンシン大学の

農家の子弟の多い講義を担当する教授の発言だそうである。

今年の1月4日の

十勝毎日新聞の1面のコラム(編集余禄)に

畑作農家で歌人の時田則雄さんが書いているものを抜粋した。

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すぐに読めるので

ぜひクリックして全文を読んで頂きたいと思う。

その内容は

十勝の畑作農家の親父さんの言い分である

と同時に

一流歌人の発言でもある。

歌人の眼は鋭い。

この一文を

我々農畜産業の関係者ばかりではなく

全ての日本人が

心に刻むべきだろう。

アメリカで作った

日本向けの「食料」は

「武器」なのである。


アメリカの名門公立大学である

ウイスコンシン大学では

農家の子弟の多い講義で

毎年こういう教えをしているわけである。

では

日本の名門公立大学である

北海道大学や帯広畜産大学の

農家の子弟の多い講義では

どのような教えをしているのだろうか?

「・・・、君達はそのために頑張って生産してほしい」

と教える講義はあるのだろうか?

日本の大学で同様の講義がもしあるとすれば

「・・・、」

の部分には何が入るのだろう?

日本でも食料は武器だと教えるのだろうか?

食料は命の糧であり

安心かつ安全であるべき物である。

安心かつ安全な「食料」はあっても

安心かつ安全な「武器」などあろうはずがない。


「食料」を「武器」と考えたときから

それは危険物になる。


「食料」は「武器」だと言い放つ

アメリカの大学教育と食料戦略の中身を

見抜かなければならない。

今、我が国の

家畜用のエサの穀物は

もうすでに

ほとんどが

アメリカ産である。


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