左右の胸に深い傷を負った育成牛。

2週間の治療で、

ひとまず治癒としたものの、

創部には大きな腫れが残り、

その腫れの中身は、

炎症による浸出液(漿液)が溜まっていた。

漿液であれば

膿瘍や血腫と違って

悪影響は少ないだろうと

そのまま様子を見ることにした。

それから

約1ヶ月の時間が経過した。

先日たまたま

別件で〓さん宅に往診に行った時

例の育成牛を見せてもらった。

その写真がこちら

IMG_5379「・・・あれ・・・あんまり綺麗に治ってないね・・・」

「そうですね。」

「・・・左のほうはまぁ、腫れが引いてカサブタになってきてるけど・・・」

「そうですね。」

「・・・右側の傷、まだ汚くて腫れも残ってる・・・」

IMG_5378「そうなんですよ。」

「・・・縫ったところ、開いちやったみたい・・・」

「そうなんですよ、実はこれ・・・右側のパイプに当たっちゃうんで・・・」

「・・・?」

「餌をやると、前に出て、当たっちゃうんです・・・」

IMG_5377「・・・なるほど・・・」

「当たらないようにするのが難しくて・・・」

「・・・そーなんだ・・・」

傷の手当てと

その後の治療法も手探りで

ベストとは言えなかったが

こういう結果になっているのを

目の当たりにすると

手術の後の管理の難しさ

さらには

育成牛の飼育環境の厳しさ

などを

考えざるを得ない。


(この記事終わり)


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左の写真の道具を使う

「牛のニコイチ捻転去勢法」

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