(株)KADOKAWA・発行のコミック、

DA57B0B1-29BC-4E86-9003-3CB51F1EC866『毎日、牛まみれ』・牛川いぬお・作、

を読んだ。

この人の漫画はどこかで見ていて、

何故かとても印象深く記憶に残っていて、

先日、それをまとめた一冊の本が出た、という情報を得たので、

早速ネットで購入したのだ。

漫画本は気軽に読めて楽しい。

しかも

内容が酪農現場の仕事とあって

あっという間に読み切ってしまった。

そして

思っていたよりもずっと面白く

深い内容だったことに感動した。

「毎日、牛まみれ」

というタイトルからして

私の心を惹きつけるのに十分だが

ページをめくって行くにつれて

実際に作者と一緒に酪農の現場に立っているような

臨場感の中に入り込んでゆくのだった。

とにかく、牛の絵が上手だと思った。

牛を普通に写実的に描いている絵があると思えば

牛をデフォルメして漫画チックに描いている絵もある。

それらの牛の絵のすべてが

とても表情豊かなのである。

しかもその豊かな表情は

決して擬人化し過ぎておらず

我々がいつも見ている本当の牛の表情を外れていない。

これはよほど鋭い観察眼と

牛の心理を読み取れる感性がなければ

できないだろうと思った。

盛り沢山の内容の中から

私が特に好きになったシーンを

2つあげておきたい。

1つ目は

牛どうしのペロペログルーミングの話

BB8EFED3-E31F-47EA-ACD2-2FC701A35C8Bそれを描いている絵がとてもかわいらしく

誰が読んでも牛の気持ちが伝わって来る。

それでいて無理がなく

本当の牛の行動が描かれている。

これほど牛の心理を良く観察して理解し

それを表現している漫画があるだろうか

F772167D-8E22-4BE8-BF55-CA9A43C83159と感動してしまった。

さらに、そのシーンに対して

作者は牛の行動だけにとどまらず

こんなコメントを書いている

「誰かのために頑張っても、それが必ずしも報われるわけではないのは、人間も牛も一緒なのかもしれない」

そして、さらに

「思いがけない形で苦労が報われることがあるのも、人間社会と一緒なのかもしれない・・・」

今まで、こんな言葉が出てくる酪農関係の本を

私は読んだことがなかった♪

2つ目は

子牛のトラブル(この話では疥癬症)の話

酪農場の社長がなかなか薬を買ってくれず

子牛の管理に支障が出たとき

農場にやってきた肥育農家のオヤジが

それを見て激高して発した言葉

「おう、なんやこの牛は?!、社長どこや、社長だせやコラァ」

そして、さらに

「社長、あんた、どんな管理しとんねん!!、牛がカワイソウって思わんのか!!、この仕事なめとったら承知せんぞコラァ、わかっとんのか・・・」

これまた今まで、こんな言葉が出てくる酪農関係の本を

私は読んだことがなかった。

5E74C695-2181-4A2C-9EEA-4D233EB7A2D1何と、胸のすく

すばらしい言葉だろう♪

この漫画本の

ほんの一部を紹介したにすぎないけれども

私はこの漫画の作者

牛川いぬおさんにすっかり魅了されてしまった。

この本を読んだ後に

酪農場へ仕事に行くと

牛たちの表情が違って見えてくる。

99281ADA-B0AF-4CEB-B5CB-6F350456460Dこの本を読んだ人は皆

今までよりもずっと

牛のことが好きになっている。

そんな不思議なことが起こる

魅力的な漫画本♪

是非お勧めしたい一冊である。


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左の写真の道具を使う

「牛のニコイチ捻転去勢法」

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