われわれ獣医師にとって、

往診した先の牧場の牧場主が、

反社会的勢力の人かどうか見極めることは大切である。

しかし、

飼われている家畜にとって、

自分を養ってくれる牧場の牧場主が、

反社会的勢力であるかどうかは全く問題ではない。

飼われている牛にとっては

自分を養ってくれる飼主が

愛情を持って飼ってくれるかどうか

それが最も重要な問題である。

人間社会の中で

飼主がどんな立場の人であれ

飼われている牛にとっては

自分に愛情を注いでくれていさえすれば

それで良い。

人間社会の中で

飼主がどんなに偉い人であっても

飼われている牛から見れば

単なる飼主なのであり

自分に愛情を注いでくれなければ

つらいだけである。

牛にとって

飼主が自分たちに愛情を注いでくれるかどうか

その一点が重要なのである。

牛に愛情をそそいでいる牧場は

良い牧場である。

その反対に

牛に愛情を注がない牧場は

悪い牧場である。

良い牧場で飼われている牛たちは

健康である。

悪い牧場で飼われている牛たちは

不健康である。

われわれ

牛を診療する獣医師は

健康な牛たちのいる

良い牧場には

ほとんど往診には行かない。

不健康な牛たちのいる

悪い牧場には

毎日のように往診に行く。

IMG_5807それは

牛の病気を診療する獣医師として

当たり前のことである。

しかし

飼育環境が

一向に改善されない

IMG_5806悪い牧場へ

毎日毎日通うことが

当たり前になってしまうのは

とてもよくない事である。

われわれ獣医師の

精神衛生的な面から考えても

とてもよくない事なのである。


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左の写真の道具を使う

「牛のニコイチ捻転去勢法」

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