初産の和牛の難産、

産道が狭く、

陣痛が弱く、

胎児は大きな♂で、

幸い無事に娩出させることができた。

IMG_5939ところが

産んだ後の親牛の行動がよくない。

産んだ仔に近づかない。

まるで恐ろしいものを見るように

警戒して近づこうとしない。

普通ならばここで少しづつ

仔牛に近づいて

我が仔として認識して

舐め初めるなどのスキンシップが始まるのだが

IMG_5938今回の牛は

自分が産んだ仔牛に興味がなく

育児をしようともしない様子だった。

酪農家の初産のホルスタインならば

そのまま普通に親子を離し

別に用意しておいた初乳を飲ませて

普通に人工哺育へ

となるのだが

和牛の繁殖農家は

仔牛を母親のお乳に付かせなければならない。

しかし

今回はそれがうまく行かず

結局

飼主さんが人工哺育することになった。

IMG_6023それから1週間後

この仔牛が下痢をしたという知らせを受け

点滴治療を3日間続けて

なんとか回復させた。

IMG_6022それからまた1週間後

この仔牛がまた下痢をしたという知らせを受け

点滴治療を2日間続けて

再び回復させた。

ここの飼主さん和牛の人工哺育法は

1日3回の授乳である。

もっと授乳回数とかかる時間を増やし

1回に与えるお乳の量を減らして

自然哺乳に近づけることが理想であるが

それは飼主さん側の負担増となり

難しくなってくる。

日本中

どこの和牛生産農家も

きっと同じ問題を抱えているはずである。

  
人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う

「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→
クリックして

見ることが出来ます。