「仔牛がシバれてしまって、立てないんだけど・・・」
そんな診療依頼があった酪農家の▽さん。
牛舎に着いて
仔牛がどこにいるのかと思ったら、
「今この中で温めているんだけど・・・」
それは最近、
地元のJAで補助を出して導入している、
仔牛を温める青いドーム型の装置だった。
頑丈なつくりの中に
電動で温風が充満し
その中に仔牛を入れて
仔牛を温める装置である。
「凍れちゃって・・・」
診ると
体温は35℃以下
心拍数は70
ぐったりと頭部を投げだし
意識は朦朧。
「・・・これは即点滴だね。」
早速
点滴をしようとしたが
血圧が低下していて
頸静脈を堰き止めても血管が浮いてこない。
仔牛を逆さ釣りにしてようやく静脈に留置針を挿入し
写真のように装置の中で点滴を開始。
しかし
この仔牛の意識は
戻ることなく
翌日には
死亡してしまった。
実はこの仔牛は
1週間前に下痢で治療歴があった。
それが完治していないまま
寒気の中で体温を失い
急激に症状が悪化して
手遅れになってしまったと思われる。
仔牛を温める立派な装置があっても
仔牛の状態に気づくのが遅ければ
手遅れになり
仔牛を死なせてしまう。
最近はどうも
手遅れの症状で呼ばれることが
とても多い気がする。
仔牛を温める装置が普及するのは
良いことなのだが
それを使いきれていないようだ。
厳寒期は
「低体温注意報」
が出ているのだが
そればかりではなく
相変わらずの
「監視不足警報」
も鳴り続けている。
なんとかならないものか・・・
そんな診療依頼があった酪農家の▽さん。
牛舎に着いて
仔牛がどこにいるのかと思ったら、
「今この中で温めているんだけど・・・」
それは最近、
地元のJAで補助を出して導入している、
仔牛を温める青いドーム型の装置だった。
頑丈なつくりの中に
電動で温風が充満し
その中に仔牛を入れて
仔牛を温める装置である。
「凍れちゃって・・・」
診ると
体温は35℃以下
心拍数は70
ぐったりと頭部を投げだし
意識は朦朧。
「・・・これは即点滴だね。」
早速
点滴をしようとしたが
血圧が低下していて
頸静脈を堰き止めても血管が浮いてこない。
仔牛を逆さ釣りにしてようやく静脈に留置針を挿入し
写真のように装置の中で点滴を開始。
しかし
この仔牛の意識は
戻ることなく
翌日には
死亡してしまった。
実はこの仔牛は
1週間前に下痢で治療歴があった。
それが完治していないまま
寒気の中で体温を失い
急激に症状が悪化して
手遅れになってしまったと思われる。
仔牛を温める立派な装置があっても
仔牛の状態に気づくのが遅ければ
手遅れになり
仔牛を死なせてしまう。
最近はどうも
手遅れの症状で呼ばれることが
とても多い気がする。
仔牛を温める装置が普及するのは
良いことなのだが
それを使いきれていないようだ。
厳寒期は
「低体温注意報」
が出ているのだが
そればかりではなく
相変わらずの
「監視不足警報」
も鳴り続けている。
なんとかならないものか・・・
今朝の気温は何度なのでしょ?
加温した点滴も凍れるんでは?
乳牛はおかぁさんと一緒作戦とか幼稚園作戦は使えないですか?
凍ったコンクリート、寝れた敷き藁で過ごす牛さんも見かけます。見てるのもつらい。
問題点への対策を具体的に、実践できる方法をアドバイスしてもらうのがいいと思います。
(だれから?)