前回紹介した、
Poly Dome 社製の calf warmer(カーフウォーマー)は、
生まれたばかりの濡れ仔を温めるのには、
威力を発するようである。
Warmer(ウオーマー)すなわち、
「温め器」であるから、
その目的は、
「仔牛を温める」ことのみで
それ以上でもそれ以下でもない。
その器具をどう使いこなすかが
飼主さんの技術であろう。
注意して欲しいのは
下痢などの腸炎になった仔牛や
熱発して肺炎症状のある牛が
体温が低下したということで
前回の記事の飼主さんのように
calf wormer を使うのは
疑問である。
calf warmer の中に病気の仔牛を入れて
そのふたを開けておいて
点滴治療をしたのだが
それをセットしてその場を立ち去った私も
説明不十分で迂闊だった。
飼主の▽さんはその後
途中で仔牛が震えだした
ということで
仔牛がさらに冷えてきたのではないかと思い
点滴を外して中止して
calf warmer のふたを閉じてしまったのだ。
これを後から聞かされた私は
忸怩たる思いに苛まれた。
仔牛が震えてきたのは
自分の体温回復の反応だったかもしれない。
さらに点滴によって
循環血液量の増加が期待できるのに
それを外して勝手に中止してしまい
calf warmer のふたを閉じて
仔牛を温めようとしたこと。
これは
点滴の効果よりも
calf warmer の効果を優先した行為で
病気の仔牛に対して
点滴治療よりも
保温を優先した行為だった。
それが結局この仔牛の
命を奪ってしまったのではないか。
ここで確認しておきたいことがある。
calf warmer というのは
保温器具であって
治療器具ではない。
病気の仔牛に対して
補助的な使い方は可能だが
点滴を中止してまで
calf warmer の効果に頼るのは
本末転倒の行為である
と言わざるを得ない。
Poly Dome 社製の calf warmer(カーフウォーマー)は、
生まれたばかりの濡れ仔を温めるのには、
威力を発するようである。
Warmer(ウオーマー)すなわち、
「温め器」であるから、
その目的は、
「仔牛を温める」ことのみで
それ以上でもそれ以下でもない。
その器具をどう使いこなすかが
飼主さんの技術であろう。
注意して欲しいのは
下痢などの腸炎になった仔牛や
熱発して肺炎症状のある牛が
体温が低下したということで
前回の記事の飼主さんのように
calf wormer を使うのは
疑問である。
calf warmer の中に病気の仔牛を入れて
そのふたを開けておいて
点滴治療をしたのだが
それをセットしてその場を立ち去った私も
説明不十分で迂闊だった。
飼主の▽さんはその後
途中で仔牛が震えだした
ということで
仔牛がさらに冷えてきたのではないかと思い
点滴を外して中止して
calf warmer のふたを閉じてしまったのだ。
これを後から聞かされた私は
忸怩たる思いに苛まれた。
仔牛が震えてきたのは
自分の体温回復の反応だったかもしれない。
さらに点滴によって
循環血液量の増加が期待できるのに
それを外して勝手に中止してしまい
calf warmer のふたを閉じて
仔牛を温めようとしたこと。
これは
点滴の効果よりも
calf warmer の効果を優先した行為で
病気の仔牛に対して
点滴治療よりも
保温を優先した行為だった。
それが結局この仔牛の
命を奪ってしまったのではないか。
ここで確認しておきたいことがある。
calf warmer というのは
保温器具であって
治療器具ではない。
病気の仔牛に対して
補助的な使い方は可能だが
点滴を中止してまで
calf warmer の効果に頼るのは
本末転倒の行為である
と言わざるを得ない。