1つのパドックに同居している3頭のミニチュアホースが、
みな一斉に咳をしはじめて、
食欲不振となったという。
そこで
飼主のθさんは数日間、
手持ちの抗生物質(マイシリン)を筋肉注射たところ、
3頭のうち2頭は快方に向かったという。
ところが
残りの1頭の食欲が全く上がらないので、
「診に来てほしい。」
という連絡が入った。
H28年6月生まれ
3才♀のミニチュアホース
初診時の
体温36.0℃ 心拍数40 呼吸数16
食欲廃絶、横臥を好み
聴診すると
腸蠕動ほとんどなし。
呼吸音は若干の粗さは有るものの
それほど異常な肺音は聞くことができなかった。
1つのパドックの中の
3頭がそろって
突然元気がなくなったらしく
何か変なものを食べて
「食中毒にでもなったのだろうか?」
というθさんの稟告だった。
しかし
エサの内容は全く変わっておらず
中毒になりそうなエサは思い当たらないという。
とりあえず
何かの感染症を疑い
対症療法として
抗生物質の投与と
リンゲルなどの点滴治療を施すことにした。
同時に採血をして
明日の再診を告げて
事務所に戻り
血液をしばらく放置して
カルテを書いて
その血液を再び見て驚いた。
血清の部分に
全く透明感がなく
乳黄色に濁っていた。
血清中の脂肪が高いのは
ポニーやミニチュアホースでは
よくあることなのだが
今回のこの白濁の程度は
尋常ではない・・・
と、思った。
左の写真の道具を使う
「牛のニコイチ捻転去勢法」
の動画をYouTubeにアップしています。
ここを→クリックして
見ることが出来ます。
みな一斉に咳をしはじめて、
食欲不振となったという。
そこで
飼主のθさんは数日間、
手持ちの抗生物質(マイシリン)を筋肉注射たところ、
3頭のうち2頭は快方に向かったという。
ところが
残りの1頭の食欲が全く上がらないので、
「診に来てほしい。」
という連絡が入った。
H28年6月生まれ
3才♀のミニチュアホース
初診時の
体温36.0℃ 心拍数40 呼吸数16
食欲廃絶、横臥を好み
聴診すると
腸蠕動ほとんどなし。
呼吸音は若干の粗さは有るものの
それほど異常な肺音は聞くことができなかった。
1つのパドックの中の
3頭がそろって
突然元気がなくなったらしく
何か変なものを食べて
「食中毒にでもなったのだろうか?」
というθさんの稟告だった。
しかし
エサの内容は全く変わっておらず
中毒になりそうなエサは思い当たらないという。
とりあえず
何かの感染症を疑い
対症療法として
抗生物質の投与と
リンゲルなどの点滴治療を施すことにした。
同時に採血をして
明日の再診を告げて
事務所に戻り
血液をしばらく放置して
カルテを書いて
その血液を再び見て驚いた。
血清の部分に
全く透明感がなく
乳黄色に濁っていた。
血清中の脂肪が高いのは
ポニーやミニチュアホースでは
よくあることなのだが
今回のこの白濁の程度は
尋常ではない・・・
と、思った。
左の写真の道具を使う
「牛のニコイチ捻転去勢法」
の動画をYouTubeにアップしています。
ここを→クリックして
見ることが出来ます。
(2)以降が待ち遠しい。このおんまさんどうなっちゃんだろう?