まずは一度、

インスタントやきそばにおける熱い闘いの、

過去を振り返ってみたい。

(1) 先陣は2年前の衝撃的な「納豆やきそば」

(2)「基本バージョン」の大手スーパー店頭での大量売り込み

(3) 数ヶ月前に見られた前代未聞の「カレー+納豆バージョン」

(4)巨大なペヤング「ソースやきそば」の「超大盛」バージョン

(5)エビ好きの日本人の心をくすぐる「海老」バージョン

(6)「たらこ」の戦い

(7)あっと驚く前代未聞の「スカルプD」やきそば

(8)北海道人の胃袋を鷲掴みにする「ジンギスカン」バージョン

(9)ガチで激突した「激辛」バージョン

(10)長期戦を挑んでいる「かきあげ」バージョン

(11)消費者に喧嘩を売るのか?!「超超・ギガマックス」

(12)マルちゃん側の勇み足

(13)さわやか南国の「沖縄MAXゴーヤ」バージョン

(14)世にも不思議な「ソース・ラーメン」!

(15)胸やけ必至の「豚脂」バージョン

ここ数年間

東日本を拠点にもつ

まるか食品の「ペヤング」が

北海道で王国を築いている

東洋水産の「マルちゃん」と

いつ終ることのない

激烈なシェア争いが

繰り広げられている。

その構図は

ペヤング側の執拗な攻めと

マルちゃん側の頑固な守り

を基本としているが

最近は

それに絡むように

「UFO」あるいは「一平ちゃん」などといった

様々な会社のインスタントやきそばが

スキあらば漁夫の利を得ようと

新しいバージョンで店頭に参入するなどの戦略も垣間見られ

事態は複雑化の様相を呈している。

これはまさに

「インスタントやきそばの戦国時代」

に突入したと言って良いだろう。

私たち現代人は

好むと好まざるに関わりなく

まさに

そんな戦国時代の中に

呑み込まれざるを得ない状況になっていると言えるだろう。

今回紹介する

ペヤングの「北海道攻め」に使われたやきそばは

IMG_0687「黒ゴマMAX」!

という真っ黒いパッケージに包まれた代物。

なんの衒いもない真っ黒な外貌が

内に秘めた強い破壊力を想像させて

買う人の心を震わせる。

さっそく即買いして

IMG_0688高ぶる心を抑えつつ

パッケージを開けると

ソースとかやくの存在を消してしまいそうな

大量の黒ゴマの袋が入っていた。

かやくを入れてお湯を注いで

IMG_06893分後に湯を切り

ソースを入れた後

大量の黒ゴマをかけると

ゴマの香りが立ち上って来た。

それを箸で混ぜると

香りはさらに立ちのぼり

食欲が最高潮に達したところで

ひと口含んでみる・・・

「・・・すごい香り・・・!」

IMG_0690とにかく芳醇なゴマの香りが

口の中いっぱいに広がり

ソースの香りはほとんどない。

麺をかみしめると

ようやくいつもの旨味がやって来て

黒ゴマの独特の香りと麺の味との

ハーモニーが完成する。

ゴマの細粒も歯に心地よい。

後味も、コクがあって良い!

後味にもゴマ風味がマックスであり

その後味をしばし噛みしめていると

IMG_0691「ん・・・この後味は・・・そうだ!」

これはまるで

南部せんべいの

ゴマバージョンの後味と

非常に近いものがあるような気がして来た。

このやきそばと南部せんべいは

どちらも

黒ゴマと小麦

で出来ているから

後味が似ているのも頷ける。

そして

南部せんべいを食べ出すと止まらないように

この黒ゴマMAXやきそばも

食べ出すと止まらなくなった。

IMG_0692そのまま止まることなく

あっという間に完食!

なかなか完成度の高い

見事なペヤングやきそばの世界に

しばし我を忘れつつ

空腹を満たすことができた。

ベヤングソースやきそばシリーズは

今や

ソースやきそぱというカテゴリーを

大きく凌駕して

「ペヤング」

という名の

ひとつの

「食べ物ジャンル」

を作り上げていると言って良いだろう。


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