なにしろサイズがデカい、

IMG_0758種牛の精巣。

それを摘出する去勢は、

いつもやっている5〜6ヶ月齢の育成オス牛の去勢より、

大掛かりになることは当然だった。

だが

12ヶ月齢くらいのオス牛の去勢は

意外に簡単にできるということも

私は経験している。

その方法は

十勝管内あるいは北海道内では

もうお馴染みとなっている

ニコイチ捻転去勢法である。

IMG_2775左の写真の

「牛のニコイチ捻転去勢棒」

を使った牛の去勢法である。

「一度やったらやめられない」

という声を聞く度に、

きっと良い方法なのだ、

という思いが湧いてくる。

さて

今回は

そのニコイチ捻転去勢法を

最大級のサイズの

種牛に応用する機会がやってきた。

IMG_0770前回の記事に書いたように

しっかりと鎮静と保定をして

陰嚢の包皮の

下約3分の1を

輪切りで切開すると

IMG_07722つの精巣が

そこから自然に顔を出す。

露出した精巣と

残った包皮との間の結合組織を

手で剥がしてゆき

IMG_07732つの精巣の精索を

2本露出させる。

そして

その2本の精索に

ニコイチ捻転去勢棒の

IMG_0776フックの部分を引っ掛ける。

2本同時にかけるのが

ニコイチ捻転法の特徴である。

ただ、今回私は

2本の精索を同時にフックにかけた時

IMG_0780未だかつて経験したことのない

非常に太い精索であることを実感した。

そして

そんな太い精索を

フックに引っ掛けたニコイチ捻転棒の

クランクの部分の取っ手を

ゆっくりと回し始め・・・ようとして

IMG_0784力を入れたのだが・・・

(むむむ・・・)

抵抗力が強くて

捻転棒が回らない。

回らないばかりではなく

捻転棒の方がしなって

IMG_0787棒が曲がってしまいそうになった。

(これは・・・ニコイチでは無理そう・・・)

私は道具が曲がって

使えなくなってしまうのを恐れて

捻転棒のフックから

精索をひとつ外して

精索を1本だけかけて

もう一度

ニコイチ捻転棒の

取っ手を回し始めた。

ニコイチ捻転ではなく

精巣1個ずつの捻転である。

私は

ニコイチから1個1個へと

捻転方法の変更を

余儀なくされてしまった。


(この記事続く)


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IMG_2775
左の写真の道具を使う

「牛のニコイチ捻転去勢法」

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