前回の記事のhig先生からのコメントで、
手術台を更新している工事中に手術が入ったらどうするのか?、
という問題。
我が町の場合は
というか
十勝NOSAIの各診療所はどこでも
隣の町に同じような診療所があり
そこに同じような手術台が設置されているので
患畜を最寄りの隣町の診療所に運んで
そこで手術をさせてもらう
という方法をとっている。
我が町の場合
最寄りの診療所は池田町の診療所である。
池田町の診療所は
建て替えたばかりの新しい診療所で
手術台も新しく
工事期間の間も快適に手術をさせてもらうことができた。
今回我が町の手術台の更新工事期間は2週間だった。
この2週間の間に
隣町の手術台へ運んだ牛の数は
10頭に満たなかったが
重篤な症例もあったので
隣町の診療所には大変お世話になった。
広域組合のメリットが出た!?と言えるのかもしれない。
ともあれ
二代目の古い手術台が去った翌日
三代目の新しい手術台が運ばれて来た。
新しい手術台とは言っても
ほとんど全く同じタイプの手術台である。
実は
このタイプの手術台は
十勝NOSAIでは今や希少なものになってしまった
土台の基礎の部分が浅い(1メートルにも満たない)タイプの手術台である。
現在主流になっている手術台は
土台の基礎の部分が深い(2メートル以上の)タイプの手術台である。
前者の基礎の浅いタイプの手術台は
台を上げ下げする油圧が弱く
そこに負担がかかりやすく故障が多いらしい。
それに対して後者の基礎の深いタイプは
大きな太い柱で台を上げ下げするので
パワーがあって故障が少ないらしい。
我が町の手術台も
更新を契機に
浅いタイプから深いタイプへ変更する案もあったようだが
既存の浅い基礎を新たな深い基礎に作り変えるのは
大掛かりな工事となってしまい
経費がかさみ期間も長くなるという理由で
却下されたと聞いている。
それも止むを得ないことなのかもしれない。
私としては
使い慣れた浅いタイプの手術台の方が
なんとなく安心して仕事ができる。
だがもう
来年は定年なので
この新しい手術台で仕事ができるのも
あと数年である。
(この記事続く)
手術台を更新している工事中に手術が入ったらどうするのか?、
という問題。
我が町の場合は
というか
十勝NOSAIの各診療所はどこでも
隣の町に同じような診療所があり
そこに同じような手術台が設置されているので
患畜を最寄りの隣町の診療所に運んで
そこで手術をさせてもらう
という方法をとっている。
我が町の場合
最寄りの診療所は池田町の診療所である。
池田町の診療所は
建て替えたばかりの新しい診療所で
手術台も新しく
工事期間の間も快適に手術をさせてもらうことができた。
今回我が町の手術台の更新工事期間は2週間だった。
この2週間の間に
隣町の手術台へ運んだ牛の数は
10頭に満たなかったが
重篤な症例もあったので
隣町の診療所には大変お世話になった。
広域組合のメリットが出た!?と言えるのかもしれない。
ともあれ
二代目の古い手術台が去った翌日
三代目の新しい手術台が運ばれて来た。
新しい手術台とは言っても
ほとんど全く同じタイプの手術台である。
実は
このタイプの手術台は
十勝NOSAIでは今や希少なものになってしまった
土台の基礎の部分が浅い(1メートルにも満たない)タイプの手術台である。
現在主流になっている手術台は
土台の基礎の部分が深い(2メートル以上の)タイプの手術台である。
前者の基礎の浅いタイプの手術台は
台を上げ下げする油圧が弱く
そこに負担がかかりやすく故障が多いらしい。
それに対して後者の基礎の深いタイプは
大きな太い柱で台を上げ下げするので
パワーがあって故障が少ないらしい。
我が町の手術台も
更新を契機に
浅いタイプから深いタイプへ変更する案もあったようだが
既存の浅い基礎を新たな深い基礎に作り変えるのは
大掛かりな工事となってしまい
経費がかさみ期間も長くなるという理由で
却下されたと聞いている。
それも止むを得ないことなのかもしれない。
私としては
使い慣れた浅いタイプの手術台の方が
なんとなく安心して仕事ができる。
だがもう
来年は定年なので
この新しい手術台で仕事ができるのも
あと数年である。
(この記事続く)
2020年、10月3日(土)〜12月19(土)
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うちも昔、2m近い穴から伸び上がる手術台を使っていました(最も初期の1台ではないでしょうか。設置昭和51年。)。しかし、不衛生だし、危ない(落ちる、物を落とす)し、良いものだとは思いませんでした。少なくとも馬の手術には。
第四胃変位の手術は、仰臥で傍正中でやるのが速くて確実なんでしょうか・・・・世界的には立位枠場保定膁部切開が主流なんじゃないかと思うんですよね。反芻獣のadultを寝かして手術するのは、どうしてもそうせざるを得ないときに限るべきじゃないかと考えたりします。