先日の早朝、

仔牛の調子が悪いとのことで、

往診した〆ファームは、

高台にある牧場である。

その朝は気温が比較的高く、

氷点下でも一桁台の温かさだったが、

IMG_1791朝靄(あさもや)が激しく

視界が悪かった。

気象学用語では

「靄」よりも視界が悪く

水平方向の視界が100メートル以下になると

「霧」と呼ばれるようになる。

IMG_1789したがってこの日は

朝霧(あさぎり)の中の往診ということになる。

しかし

俳句の歳時記的には

「霧」は秋の季題であるから

いまの季節にふさわしい言葉ではない。

IMG_1788俳句的にいうならば

この日の状況は

朝霞(あさがすみ)

あるいは

朧(おぼろ)の中の往診

ということになる。

IMG_1787まぁ・・・

なんでも良いのだが・・・

春のこの時期の

朝の状況を表す言葉として

「靄」「霧」「霞」「朧」

という四種類の個性のある言葉が

日本語には存在しているということと

それぞれ少しづつ意味が違っていて

微妙なところを使い分けることができる

というのは

とても繊細で

奥ゆかしいことで

日本語の美しさであり

日本人の感性であり

このことは

世界に誇って良い

素晴らしいことではないかと思う。

気象学的に間違いだから

使ってはいけないのではなく

俳句的に間違いだから

使ってはいけないのではなく

IMG_1817どちらも理解して

使い分けることが大切なのだ。

ちなみに

今朝また

同じ〆ファームから

IMG_1818仔牛の調子が悪いとのことで

往診に行って来たが

今朝は

有明の月が空にかかり

天気は快晴で

IMG_1819靄も霞もかからずに

東の空は

次第に

茜色に染まりはじめていた。


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